唐茄子はカボチャ

映画と音楽と・・・

男はつらいよ 寅次郎の休日

2007年11月30日 | 男はつらいよ・山田洋次
男はつらいよ 寅次郎の休日

松竹

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1990年 第43作

この作品、確か映画館で見たことあったと思うんだけど・・・全然思い出せない・・・最後の泉のお母さんのシーンとか、「いけ!青年!」と言ったところとかは、覚えていたんだけど・・

満男がばっと新幹線に飛び乗るシーン。言葉をかけたくてもかけられない、お互い目と表情でこのまま別れたくない・・・というのがでていて・・・飛び乗ったあとにずっと泉ちゃんが無言で満男を見続けるところが好きなシーンです。そんなことしていいの?という戸惑いと、自分のために!という喜びと・・・なんともいえない表情を後藤久美子さんは出してました。ジャンアレジもあんな表情みたことないだろうなあ・・・

幸せってなんだろうと言う満男の問い。おじさんが幸せだと思っていて、お母さんがそんなおじさんを不幸と思っていたら、いったいどっちが本当なんだろう・・・どうなんだろう・・・この前の人間って何だ?という問いにも似ているけど、生きていてよかった!と思えるときがあれば人間幸せなんだと思います。ただ、そんないいときばっかりじゃないわけで・・・壁にぶつかってぶつかってぶつかって・・・そこを見てれば不幸かもしれないけれどその先にそのぶつかったことで大きなことを成し遂げられたならば、その結果は幸福になります。そこの結果だけ見れば幸せです。過程そのものも幸せに転化します。だけれど、それだっていつまで続くかわからないし、また大きな失敗をおかすことだってあるわけで・・・
幸せかどうかは、そのときに前に向かって生きている瞬間のことを言うのかもしれないなあ・・・・

さくらさんがお兄ちゃんを見る目が寂しくなってしまうのは、好きな人と一緒になって子どもも生まれて・・・という、ごく普通の生活、自分の目から見た幸せの形があるからなんだろうけど・・・いや、それだけじゃないですね。お兄ちゃん自身が本当はそれを望んでいることがわかるから寂しくなっちゃうんでしょうね。

おれは・・・誰が見ても不幸なのかな?自分も幸せと思えないしな。

幸せのレシピ

2007年11月28日 | 好きな映画・良かった映画
自分にとって思い出の映画になるかな?そうしたいものだ・・・と、わけのわからないことを言っておりますが、内容がとても良いです。

でも、思い出せない・・・なんで?

キャサリンゼタジョーンズさんがとてもきれいで、女の子がリトルミスサンシャインの子で、男の人が、サンキュースモーキングの人でした。

思い出しました。キスシーンがきれいでした。

人を愛するっていいなあ・・・
男にしても、女にしても、子どもにしても。そんな心の通じ合うような気持ちになってみたいものだ。でも、それは、心を通わす努力によって手に入れたものですから・・・

帰りにスパゲッティーを食べました。
見る前にはマクドナルドに行きました。

幸せのレシピ 特別版

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男はつらいよ 寅次郎の縁談

2007年11月28日 | 男はつらいよ・山田洋次
男はつらいよ 寅次郎の縁談

松竹

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1993年 49作目

これはその昔、映画館で観ました。
満男とあやちゃんという女の子の恋愛模様がとても心に響きます。はげしく気持ちを重ねあう(?)キスシーンと、最後のはげしい別れは青春ならではのものなのかもしれません。

寅さんのほうも、大人の恋とでもいいましょうか・・・でも、やっぱり今回も好かれていながらも寅さんのほうから去っていきます。
この間観た3作品はみんなこのパターンです。

「やっぱり島に残る」と泣いて叫ぶ満男に男はあきらめが肝心だと、一度決めたら腹をくくれときびしく言う寅さんはかっこいいけど・・・戻りたければ戻れと言うのもありかなと思いました。だけど、満男にとっていきなり人生の選択ですね。
でも、その島の経験があらためて社会の中で仕事について生きることを決心させたようです。島で一生懸命看護婦としてがんばってみんなに頼られている彼女を見てその影響もあったと思います。

はじめてみたときは若い方の恋愛が印象的だったけど、年をとってみたせいか、今回は寅さんのほうが気になりました。

男はつらいよ 寅次郎物語

2007年11月28日 | 男はつらいよ・山田洋次
男はつらいよ 寅次郎物語

松竹

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39作目、1987年の作品です。

ここでは、寅さんの「働くとは」という考え方が語られていて面白いです。寅さんいわく、女房のため、子どものために汗水たらして真黒な手をして働く人のことを言うそうで・・・それができない自分は人並みの幸せなんて来てはいけないと思っているのでしょうね。人を好きになっても、それ以上のところまでいかないのは、その労働観があるからなんじゃないかな?
こんないいかげんな男と一緒になったって、彼女を不幸にするに決まっている。好きであればあるほど、自分は身をひいた方がいいと思ってしまうのでしょう。

みんな社会という枠の中で一生懸命生きてます。寅さんは、日本の中にいても、社会の枠からはみ出した存在でもあるのかな?
社会とか、組織の枠の中であがきながら一生懸命がんばっている人たちのことを応援してしまうのは、自分がそうでないから、なのかも知れません。
だから、くっつきそうになっても自分から離れてしまったり、今回も子どもを冷たく(?)突き放したりするのは、社会からはみ出した人間が幸せになれるわけがないという、自分の人生の足りない物を知っているからなんでしょう。

同じ事を書いてますね。

いい男だね。

やっぱりさくらさんがすごい。寅さんを見ている姿を見るだけで・・・切なくなってしまいます。
さくらさんから疲れてると言われたのも少し寂しい・・・元気がとりえの寅さんのイメージがあるから。どんどんみんな年を自覚していくのかも。

さくらの旦那さん・・・前田ぎんさんが署名をしてたのが、良かったです。さりげない社会に対するかかわり方、良心的なところを見せてくれます。

幸福の黄色いハンカチ

2007年11月27日 | 男はつらいよ・山田洋次
幸福の黄色いハンカチ

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最初の方はなんだか武田てつやさんの無茶とわがままさがちょっと嫌だったんですけど・・・後半の高倉さんの物語と、それを聞いていくうちに彼の本当のまじめさとか優しさとかがでてきて、無口になった分かっこよくなりました。桃井さんも同じで、さいしょの不思議女みたいな印象からやっぱりその辺をきっかけに印象が変わってきます。目つきが違うのかな?

高倉健さんも、やっぱり後半のくよくようじうじしているところが人間臭くていいです。

倍賞さんは、たたずんでいるだけで泣けてくる。「はるかなる山の呼び声」や寅さんを見たせいもあるかもしれないけれど・・・ほんと、役者でない時もすごいいい人なんだろうなあ・・・と思わせてくれます。健さんが「みんな嫁にしたくなる」云々ありましたけど、そのとおりです。

この映画で倍賞さんは基本的に回想の中でしか登場しません。最後の再開シーンも、ワンカットだけ大きな顔があったけど、他はひいてとってます。その遠くから見ている感じがとてもいいです。その大きな顔のワンカットもいらないぐらいとてもひいた感じが良かったです。

映画的には、若者2人は、相手の女性を遠くからしかみてない、最後まで想像の人で終わるのって面白いし、それで終わってよかったと思うんですけど・・・現実的には、その後もその四人の交流があってほしいなあなんて思いました。せっかく心が通じ合った3人なんだからっていうのはあります。

警察署という緊張がはりつめた中での渥美さんの登場シーンはすごい。一気に優しい空間にしてくれます。

赤い旗が翻る当時のデモ行進もみれます。

花とアリス

2007年11月25日 | 映画 は行
花とアリス 特別版

アミューズソフトエンタテインメント

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なんか、2人の仲良いところを最初に見せられて、途中、なんかちょっと距離が・・・ってなって、ありゃ、恋敵になってしまった!?とおもったら、またくっついて、とりあえず一件落着だけど、この中の2人の関係の揺れ動き方がすごくドキドキしながら見ちゃいます。

この話も、ありそうでなさそうな話、なさそうでありそうな話だし、話のすすめ方が淡々としてて、普通の生活の一ページって感じが良いです。

最初は花ばっかりで、でも、あまりいい印象を与えさせないでおいてアリスばっかりになって、アリスは高感度をぐんぐん上げていきます。それで誰もが、これは、花が傷ついちゃうんだろうなあ・・・と、少しずつ花がかわいそうになってきて・・・大逆転!名わけだけれども、アリスはアリスで、ずっと寂しいというか、空虚な感じをもっていて、生活感のない母親と、その母親とは不釣合いな別れた父親?アリスさんはお父さんとの楽しい思い出をたどりながら自分のその寂しさを埋めていくのでした。オーディションもうまくいかないし・・・心の不安をもっていたのは花だけじゃなく、アリスもそうだったんです。だからさ、最後のバレエのシーンはジーンと来てしまいます。途中余計なものもあったけど・・・。


武士の一分

2007年11月23日 | 男はつらいよ・山田洋次
武士の一分

松竹

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山田洋次さんの時代劇は他の時代劇と違う気がします。いい意味で時代劇っぽくないというか、うそくささがないです。しかも、その反動で自然にというのを意識するあまり、うすっぺらな現代劇みたいになったりということでもないし・・・自然に・・・ということは貫かれているんだけれども、時代という制約は、かなり厳しく考えたんだろうと思います。

それは、しゃべり方もそうですし、しぐさとか、男女の位置、身分の差でも位置関係とかありますし、その社会の中でそれぞれの人間がどのように動いていたのかをかなり気を使ってやっているんだろうと思います。

檀れいさんが鳥みたい。きれいなんだよなあ・・・
追い出されるときそそくさと出て行くところがなんかリアル。あの時は、あの場から早く立ち去りたかったんだろうというのがすごいでています。

この話、ずっと不幸な話です。そのなかのささやかな心のつながりです。この先も、幸せかどうかはわかりません。でもこの先もずっといっしょに生きていこうという素晴らしいお話です。

目が見えなくなって、動揺して、奥さんの心も見えなくなって信頼をすることができなくなったわけですけれど、復讐して今までのこみ上げてくる感情がおさまった時に、失ったものの大きさを感じて寂しさが襲ったんでしょうね。

山田さんの、「息子」とか、「家族」とか、「故郷」をみて、世の中の厳しい現実をまっすぐ捉えて、そこで生きる人たちをいきいき描いているところが好きでした。今でも好きだけど・・・
でも、この間見たはるかなる山の呼び声とか寅さんとか見ていて、それとはちょっと違った印象がありました。この武士の一分もそうなんですけど、人間の心から出発しているというか・・・現実のリアルさという点では同じなのかもしれないけれど・・・現実という土台があってそこで人が生きているというのでなくて、人間の心から出発してそこの舞台が現実であるという感じかなあ・・・そこにいる人間を自然に描いていけば現実が見えてくるというか・・・
意味わからないですかね。

まあ、いいや。

「母べえ」が楽しみになってきました。檀れいさんもでてるみたいだし・・・

男はつらいよ 寅次郎の告白

2007年11月23日 | 男はつらいよ・山田洋次


松竹

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男はつらいよは、いままで面白いとは思っていたけれど、だからといってみんなが愛するようには深くかかわってこなかったですけど、この作品はとてもすごい!

後半に登場して一気に盛り上げてくれる吉田日出子さんと寅さんの恋模様はとても複雑で・・・女性の方が迫っているのに寅さんはそれにびびっちゃうわけだけど、オレだったらありえない・・・また舞い戻って一緒に暮らしたい!なんて思っちゃうんだけど、寅さんはそれをしないわけです。そういう後ろ髪を引かれてるんだろうけど、それはしちゃいけないと思っているみたいです。

もしかしたら、相手を幸せにする自信がないのかも。そこで盛り上がってしまったはいいけれど、相手を想いすぎるばっかりにひいてしまうのではないかなあ・・・「勢いで行っていいのか?おまえはこの人と一生幸せにくらす自信があるのか?」と。それでひいちゃって後でたぶん後悔する。枕を涙でぬらすこともあるでしょう。でも、それ以上は近づけないのです。なんて、よくわかりませんけど・・・

手をつねられるシーンが切ない・・・
あの女の人だって、忙しく働いて心が安らぐひまがなくて・・・(というところをあれだけでみせてくれるのもすごい!)しかも前の旦那さんとはあまりうまくいってなくて・・・後悔と寂しさでずっとつらい思いをしているはずなんだけど・・・。朝の2人の間の空気もとてもつらい。すごい短い時間だと思うんだけど、すごい濃いですよね。

恋は美しいけど、ぶざまなんだよなあ・・・だから、オレも寅さんを笑えないや・・・

さくらさんがみつおの報告を聞いた後に寂しい顔をして涙ぐむシーンがとても切ない。お兄さんを思っていて、お兄さんに幸せになってもらいたいし、そうなる資格のある人だと思ってるのに・・・そうならない悲しさがよくでていて・・・

みつおと泉ちゃんもよかった!

そしてお正月。どこか寂しさを引きずりつつ・・・映画を見終わってみんな家に帰って・・・家族のいる温かさとか、一人暮らしの寂しさとか・・・いろいろその人なりのものを重ね合わせて・・・それが日本のお正月だったのかもしれないです。

寅さんのいないお正月はいまさらながら寂しい気がします。

殯の森

2007年11月21日 | 映画 ま・や・ら・わ行
そうか・・・映画館で見てもセリフはよく聞き取れないのか。ある意味、日本人より外国人のが何を言ったのか認識してるかも。
・・・そうはいっても、DVDで見た2作品よりずっと聴きやすかったのは映画館で観たからなんでしょう。

まあ聞き取れないってことはあまり問題ではなく、映像がいろんなことを語ってくれています。聞き取れなくても何をいってるのかがわかります。(たぶん)

真千子さんがきれいだな・・なんて思いながら見続けていくと、どこかで見たような・・・ああ!あの萌の朱雀にでてた女の子でした。すごいいろんな意味ですごい演技でした。演技じゃないみたいな演技です。いいなあのおじいちゃん。得したねえ・・・震えてみるもんですね。うらやましい。そんなことじゃなくて、白い服が濡れるのっていいんだよねえ・・・・そんなことでもないんです。

緑の中に飲み込まれそうな景色がすごいです。風で緑がなびくと、本当にそこに魂が宿っているかのよう。

生きるというのは食べたり飲んだりうんこしたり・・・生物として生きるといういみと、生きる目的というか、存在意義というか、お坊さんはなんていってましたかね。まあ、そんなものが必要で、それがなければ、生物的に生きていても、生きている意味を見出せない、生きた心地がしない状況になります。

2人とも愛する人が死んでしまって、その死を引きずって生きています。そんな過去を引きずっている2人を森は厳しく、優しく迎えてくれました。森によって、「喪あがり」するといいことみたいです。そして、はじめて未来へ目が行くのかもしれません。

「行かんといて・・・ごめんなさい・・・」と叫ぶシーンは、死んだ子どもへの思いがでてて良かったです。

おれもあんなきれいなお姉さんと森で迷子になりたいもんだ。

隠し剣 鬼の爪

2007年11月21日 | 映画 か行
隠し剣 鬼の爪 特別版

松竹

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この永瀬正敏は存在感がありそうでなさそうで・・・でも、このお侍さんの立場自体がそんなところなのかもしれません。剣がすごいったって、それで出世できるわけでもなく、外国から入ってきた武器が余計に存在感を無くしていきます。藩という組織が武士の心を必要としていません。日本の社会が必要としなくなっていったんだろうなあ・・・

そして、自身も武士を捨てて好きな女の人と北海道へ渡ります。その時代には、そんな人が結構いたのかもしれません。武士の社会の崩壊が新しい価値観をつくっていったのかも。

鬼の爪のシーンは何度見てもいい。・・といっても、2度目ですが・・・

沙羅双樹

2007年11月19日 | 映画 さ行
沙羅双樹 デラックス版

ジェネオン エンタテインメント

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またまたこんな映画です。
セリフが少なくて聞き取りにくい。でもやっぱりそんなことはどうでもよくて・・・・
スクリーンの中の人たちの生活を外から見てるだけのようにも思える。物語をわざわざ見る人に説明するでもなく、ただ、ドキュメントっぽくその人たちの生態を観察するというか・・・その中からなんか感じ取ればいいかなあ・・・って感じで、だから、完全にセリフが聞こえることがそんなに重要なことじゃなくって・・・ただ流れを感じ取ればいいのかなあと・・・

わからないシーンがあっても、その人たちの生活の流れがわからなくなるわけでもないし・・・

そんなある人たちの日常の生活をみせてもらいました。

やっぱり少し間違えば退屈な映画です。

だけど、そこに何かを感じさせてくれるのは、やっぱり、その生活のなかで、ちょっとした悩みとか傷ついたこととかがどこか自分の体験と共通するものを感じるからなのかもしれません。具体的にここがこう同じで・・・というのではなくて、漠然とそういう空気を感じるというか・・・

関係ない話だけど、この前、いわさきちひろのカレンダーの絵を友だちと見ていて、いろいろ話していたんですが、その絵は、クレヨンで一生懸命絵を書いている女の子の絵で・・・客観的に見れば線もハッキリしないし、目も黒い点だし、全然リアルじゃないのに、何でこんなにリアルに感じることができるのかなあ・・・なんて人間の感性ってすごいなと思ったわけです。書くほうも見るほうもですけど。
しかも、時代が変わっても同じように感じるというのは、やっぱり、その具体的な線とか、実際の絵の対象に忠実にとかそういうことじゃなくて、極力そういうものを省いていくことによって誰もに共通する普遍的な共感になっていくのかな・・・なんて・・・よくわかりませんが、そんなことを考えました。

これも、生きている場所も家族構成も生きてきた過程も違うけれども、そこをあえてこれはこうでなんて説明してなくて、セリフもハッキリしないことによって何か共通の感じるものを引き出しやすくするのかも・・・と思いました。

勝手に頭の中をぐるぐる膨らませていっただけですけれど・・・ね。

普遍的といえば、赤ちゃんが生れるシーンは、スクリーンの中の人たちと同じように涙が出てきたのが不思議です。

「死」も「生」も時代を超えて、場所も越えて、老若男女問わず、貧富の差を問わずみんなが抱えている大きな普遍的なテーマだ!

遥かなる山の呼び声

2007年11月18日 | 男はつらいよ・山田洋次
遥かなる山の呼び声

松竹ホームビデオ

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行かないで!どこへも行かないで!わたし・・・寂しい・・・
これで一撃です。泣きました。つらいことや寂しいこと、全部内に秘めてがんばっていたんですねえ・・・賠償千恵子さんが美しいです。

子役がかわいい・・・なんて思ってたら、やっぱりそうですよね。吉岡さんですよね。時代が流れてるんだなあ・・・

一つ疑問なのは、「遥かなる山の呼び声」という題名。山ってなんだろう・・山みたいなところは一つもなかったと思ったけど、それが気になる。

ALWAYS 続・三丁目の夕日

2007年11月15日 | 映画 あ行
これから観ようと思ってる人は読まないでください。






















よかった。面白かった。

・・・と言いたいところですが、それを言う事になんか抵抗を感じる。
あの人たちのその後がどうなったのかという興味から映画館に行ったので、それがわかって安心したという点では、みてよかったです。涙あり笑いありの人情味あふれる「古き良き」お茶の間劇場で、人の優しさとか、愛情の大切さとか、いやな事件が多い世の中でほっとさせてくれる映画です。

でも、懐かしむにはこれとこれ、客を泣かすのはこれ。という、なんか決められたものをつなぎ合わせた感じがしないでもない・・・みんなとってつけたようで・・・
前作でとても印象に残ったろくちゃんも今回はそんなに目立たなくて、ただいるだけの面白い役ではなかったし、同郷の人とのやり取りもあまり面白いものではなかった。

とってつけたといえば、まさに背景がとってつけたようでした。っていうか、実際にとってつけたんだからしょうがないけど。
すごいCGだなと思いつつも・・・人の動きのぎこちなさが気になって、生身の人間の演技をみてなかったりして・・・空港のシーンとか、橋のシーンとか(人が消えなかったか?)、ホームのシーンとか、それとも、本物の人にCGっぽく動くような演技をさせて逆にみる側をだましたのか?・・・じつは、出演者全員CGかも!そういえばセリフも機械的だ!なんてね。
散々けちをつけながら、背景はぜんぜんつくりものと思えないくらい違和感がありませんでした。すごい時代になったもんだ。(とってつけたような・・・)
映画館で観たことが逆にあだになったかも。しかも前で見たからよけい。


ゴジラはよかったです。・・・でも、初代ゴジラっぽくない気が・・・。そこはリアルさよりも、当時のゴジラ映画っぽいリアルさのがよかったのでは?とおもいました。あれじゃ懐かしくも何ともないだろう。
女の子の話もよかったです。
一番気になった、茶川さんら3人も、よかったですね。一番気になるところですもんね。小雪さんの登場が少なかったのが残念。でも、電車のシーンは泣かせてもらいましたよ。最後の3人のシーン(夕日を見るところでなくて)は、みんな見てんだろうにと、ちょっとひいてみてましたけど。借金は返せたのかな?
薬師丸ひろ子さんもよかったです。
そんなところかな。

橋のシーンは「君の名は」とダブるようにしていたのかな?といっても「君の名は」なんてみたことないから「かな?」としか思えないけど。

この人たちがこの後どうなったのか。それはもう気にならないですね。女の子のその後の人生は気になりますが・・・

ダイ・ハード4.0

2007年11月13日 | 映画 た行
ダイ・ハード4.0 (特別編/初回生産分限定特典ディスク付き・2枚組)

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

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最初から最後までババババ!ダダダダ!ドカドカドカ!ズドドドド!とアクションの連続です。敵のねらいがどうとか、そんなのどうでもよくて、ただ、敵を倒していくのが気持ちいい。倒していくというといったけど、本当はぶっ殺していくんだけどね。

女の人を車でひいちゃうところが面白かったです。面白かったと思えるのも、女の人がすげえ強かったからなんだけど・・・・

飛行機のところはちょっとひどすぎる。だって、いくら命令とはいえ、ミサイルぶっ放しちゃうなんて。1対1の関係でみせてるから「派手なアクションシーン」で片付けられかねないけれど、車いっぱい通ってたでしょう!そこにミサイルをぶっ放すってどういうことなんでしょうか!

それはそれとして、久々のこういう映画だったんで、結構面白かったです。

自分が歳をとっていくと同じだけ、みんな歳をとっていくわけですね。みんな年頃の子どもがいる。ロッキーもこれも。