pure's movie review

鑑賞した映画の感想です。

旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ

2009-02-07 22:22:48 | 邦画


2009年 日本作品 112分 角川映画配給
STAFF
監督:マキノ雅彦
脚本:輿水泰弘
CAST
西田敏行 中村靖日 前田愛 堀内敬子 笹野高史 長門裕之 岸部一徳


愛くるしい動物がたくさん出てきて嬉しい作品でしたが、愛くるしいオジサンもたくさん出てきて面白い作品でした 特に西田敏行と笹野高史のオトボケオジさん二人のやり取りが「アドリブかな?」と思うくらい自然で面白かったでっす!

でもストーリー的にはちょっと物足りないかなぁ。飼育係の吉田の過去が語られたり、様々な出来事や事件が起こったりと、何度か起伏があるんだけど、どのエピソードも唐突に始まり、唐突に終わってしまう印象があった。全体を通して感じたのは「久々に動物園に行きたくなってきた!」ってとこかな。特にペンギンとアザラシが見たくなってきた!!

印象的だった言葉は、西田敏行の園長が語る、「弱肉強食の掟をもつ野生動物と違い、人間だけは他の人と違う点を個性を認め、弱い者を活かすことが出来る」という言葉。実際そうだけど、そうでなくちゃいけないんだけど。でも人間の世界も弱肉強食、出る杭は打たれてしまうトコがあるなぁと思った。だから、変わり者の集まりの旭山動物園の職員達でも、それぞれの個性を認め合い、逆境に向かって協力し合う様子は、観ていて微笑ましい職場でした