pure's movie review

鑑賞した映画の感想です。

かいじゅうたちのいるところ

2011-02-28 15:02:46 | アメリカ映画(か行)



2009年 アメリカ作品 101分 ワーナー・ブラザース配給
原題:WHERE THE WILD THINGS ARE
STAFF
監督:スパイク・ジョーンズ
脚本:スパイク・ジョーンズ デイヴ・エッガース
原作:モーリス・センダック「かいじゅうたちのいるところ」
CAST【声の出演含】
マックス・レコーズ キャサリン・キーナー マーク・ラファロ ローレン・アンブローズ クリス・クーパー


この映画はどの年齢層を狙って製作されたのだろう?
子供の冒険心をくすぐるでも、大人に童心を思い出させてくれるわけでも、ありません。
何か教訓めいたものもない。
かいじゅうたちのビジュアルも、「かいじゅう」というよりは「着ぐるみのいるところ」。
というわけで、内容も映像も満足のいかない残念な感想です。

せめて主人公の少年マックスが着ぐるみ…じゃない、かいじゅうたちと接することで何か得て現実世界に戻ってくればよかったのに。
思春期で難しいお年頃、そんな少年が現実に行き詰まって家出をすると、行き着いたのが着ぐるみのいるところ、、、じゃなくてかいじゅうのいるところ。…しつこくてすいません。(笑)でも一度も彼らを「かいじゅう」とは思えなかった…。とにかく行き着いたのが現実世界とはかけ離れたところ。そこで何か大切なものを思い出させられて、また現実世界に戻っていく…、ってな話ならよくある話かもしれないけど、まとまりがある。でもこの作品の場合だと、かいじゅうたちとの関係もこじれてしまい、面倒くさくなって現実世界にまた逃げた。ってなオチに見えちゃう。これで明日から現実でうまくいくのかな?状況心境ともにかいじゅうたちと会う前と何も変わってないと思うぞ。

マックスが作品中一度も着替えることなくずっと同じ猫(狼?)の衣装を着てるのが気になって仕方ない。雨風を受け、かいじゅうたちと泥遊びや砂漠を転げ落ちていればそりゃー真っ黒になる。帰ってからも、真っ先にお風呂に入って着替えるのかと思えばその服のまま食事。
「あー、くさそう。」
そんなつまらない感想が終始頭によぎってしまい、本当に残念な映画鑑賞でした。(苦笑)

 
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