pure's movie review

鑑賞した映画の感想です。

電話で抱きしめて

2008-04-29 20:51:43 | アメリカ映画(た行)


2000年 アメリカ作品 94分 ソニーピクチャーズ・エンタテインメント配給
原題:HANGING UP
STAFF
監督:ダイアン・キートン
脚本:デリア・エフロン ノーラ・エフロン
CAST
メグ・ライアン ダイアン・キートン リサ・クドロー ウォルター・マッソー


映画って心の栄養剤だねぇ~~~。今このタイミングでこの映画に出会ったことは、運命を感じざるを得ないな。
イヴが置かれてる状況がね、自分やあたしのお母さんにソックリだったんだ。介護を押し付けて、野次だけ飛ばしてくる人ってどこにでもいるんだね。介護の辛さを知らないからこそ出来る行為だと思う。お母さんを見てると本当に周りが腹立たしくなります。そして自分とイヴとの共通点は常にイライラしてるというとこ。いい母親でいなくちゃ、いい娘でいなくちゃ、仕事も完璧にこなさなくちゃ、そんな風に「must」に雁字搦めになってるから、誰に強要されたわけでもないのに常に片意地張っちゃってる状態。イヴは鳴り止まない電話にイライラして、しまいには怒鳴り散らす始末だけど、あの状態、「今の自分もこんな風に見られてるんだろうなぁ~~~」なんて他人のフリみて我がフリ直せ状態でした

でも最後姉のジョージアがイヴに「あなたの心の広さが素敵。」と言うけど、あたしも羨ましかった。それはね、これもイヴとの共通点なんだけど、あたしも自分の父親があまり好きじゃないんだ。でもイヴは父親の介護を投げ出さないでしょ。息子のバースデーパーティをぶち壊すわ、女にだらしないわ、酒乱だわの手にあまる父親の介護をなんだかんだ言ってもやり通す。ほんと心広いよね。あたしは、将来父親が介護が必要になった時やってあげられるかと訊かれたら、正直分からないな。

終盤、イヴが「あたしも被害者ぶってた。」って反省するけど、それも今の身に沁みる言葉でした。なんか辛いコトが続くと、本当に受けたダメージよりも誇張して悲劇の主人公になっちゃうんだよねイヴが電話線すべて切ったように、あたしも一度周りの環境をシャットダウンしてみよっかな!

映画ってやっぱ人生経験を積むごとに止められなくなるエンターテインメントだなぁ。

【字幕翻訳:?】

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