かつてのひまな野球人の記

野球が好きだった医者が書きたいことを書き散らすブログ。今は保健センター教員をしつつ神経内科医と研究者もやっています。

戦国の世に思いをはせる

2011年11月18日 23時56分01秒 | 医者仕事
いよいよ発表当日。学会の会場は福井駅から徒歩20分ほどであった。朝の空気がすがすがしく思えたので、荷物を引きずって歩いて行くことにした。広い道沿いということもあって迷うことなく会場に到着し、参加費を払う。10000円とは結構な額である。領収書を持って行けば医局から出るらしいのでまあいいが、そうでなければ参加を躊躇してしまいたくなる額である。
発表は朝だった。演者の場所には残り時間がわかるようになっており、ちらちらと見ながら話を進めていった。結局ほぼ6分ちょうどで終わりまで持って行くことができた。緊張の質問タイムだが、聴衆からは一切なく、座長の先生がおざなりな質問をしてくれただけで終わり、答えるのも訳はなかった。
そして、午前10時には晴れて自由の身となった。帰りの電車は午後にしたので、しばらくは自由時間であった。この時間をどうしようかと前々から考えていたのだが、以前から行きたかった一乗谷に行くことにした。幸い観光タクシーがあったので、それを利用して行ってきた。戦国時代の町並みに思いをはせるのも悪くはない。かつての栄華も今は土台だけが残るのみとなって、夢か幻かといったところ。
その後、福井城跡と北ノ庄城跡を歩いてまわり、お土産を買って帰りの電車に乗った。東京に戻ってきたのは夜になってからであったが、だいたいとんぼ返りの範疇におさまるような行動ではなかったかと思う。
一乗谷に行けたのはよかった。福井に行くことなどそうそうないだろうから。