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映画・演劇のレビュー

2014年 演劇ベストテン

2014-12-31 12:55:57 | 演劇
今年は136本見た。かなり減らしたつもりだったけど、そうでもなかった。どうしても見たい芝居以外は積極的には行かないようにしたけど、これだけの本数になった。(でも、呼んでもらった芝居は、出来るだけ行った。わざわざ広瀬に見て貰いたい、と思ってくれるなんて有難い話だからね。それにそういう芝居は面白い作品が多い) いつものことだが、面白い芝居しか見ないから、ベストテンを選ぶのには苦労する。本当は100位 . . . 本文を読む
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コトリ会議『社会のまど解放戦線、秋』

2014-12-31 09:43:48 | 演劇
年の瀬押し詰まった30日、京都までコトリ会議を見に行く。これが今年最後の観劇になる。 2014年の関西小劇場界は、コトリ会議の年だった。2月の大作『こりす池のともぞう』は今年のベスト作品だったし、続くアイホールを公演場所にした5月の2本立て公演(しかも、ちゃんと長編で2本)も素晴らしかった。そして、この年末最後の初の京都公演である。  KAIKAには初めて行った。こういうスペースは好きだ。こじ . . . 本文を読む
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チーターにのってダイビング『俺は赤ずきん』

2014-12-31 09:42:22 | 演劇
平均年齢19歳(パンフには18・875歳とある)の若い集団によるフレッシュな作品。コント集のように始まる。短いエピソードを積み重ねていく。テンポがいい。でも、それも、そのうち少し単調すぎて飽きてくるけど。赤ずきんのお話はあくまでも話の枕でしかない。 4人の赤ずきんちゃんと、おとぼけな狼さんとのエピソードから始まる。もしかしたら、これだけで、最後まで行くか、と思わせるくらいの勢い。でも、まさか、そ . . . 本文を読む
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満月動物園『ツキカゲノモリ』

2014-12-29 21:07:26 | 演劇
1年かけて5作品を連続上演するという壮大な試みだ。これまでに上演してきた「死神シリーズ」4タイトルと、その最終話になる新作を含む5作品を、この12月から3カ月ごとに、来年の12月までかけて上演する満月動物園の15周年企画。 これはその記念すべき第1作。作った当初はこれがシリーズになるだなんて、思いもしなかったはず。単発の作品として上演されたのだが、好評で2作目を作った。それからどんどん4作品。当 . . . 本文を読む
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加藤元『ひかげ旅館へいらっしゃい』

2014-12-29 20:31:20 | その他
こういう心温まるお話は枚挙に暇はない。でも、またか、と思いつつも、読み始めると止まらない。単純でわかりやすく、読みやすい。まるでどこにも引っかかることなく、すらすらと読めてしまう。4話からなる連作スタイルの長編だが、各エピソードに登場するゲスト(旅館のお客さん)が繰り広げる事件を通して、主人公である女性がここになじんでいく。  ありえないようなおんぼろ旅館。もともとは商人宿だった。温泉にあるのに . . . 本文を読む
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『ST 赤と白の捜査ファイル』

2014-12-29 20:25:21 | 映画
こんなにも脱力系の映画を年末最後の映画として見てしまった。あまり書く気にはならないのだが、見たからちょっと書く。それにしても、「いいのか、これで2014年の映画を終えても、」なんてね。 まぁ、たまたまこれが最後になっただけで、この映画には罪はない。というか、これはどこにでもあるふつうのTVドラマの映画化だ。最初から映画化を前提にしてドラマ化がなされたのかもしれない。それくらいに、TV放映から、制 . . . 本文を読む
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『フルートベール駅で』

2014-12-27 22:28:52 | 映画
警官によって暴行を受け、射殺された22歳の青年の最後の1日(死ぬまでの24時間)を描く。その日は、1年の最期の日ではあるけど、いつもと同じ、変わりない「何でもない1日」のはずだった。殺されるなんて思いもしなかった。もちろん、いろんな問題を抱えてはいた。でも、そんなこと、多かれ少なかれ誰だって同じだ。 夜中に娘が寝室を訪ねてくる。寝られないから一緒に寝て欲しい、と甘える。朝、目覚める。食事して、保 . . . 本文を読む
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畑野智美『ふたつの星とタイムマシン』

2014-12-27 22:15:15 | その他
畑野智美がなんとSFに挑戦した。でも、こんなのSFじゃない、と言われそうな程に、緩い。でも、このゆるさがたまらなく好き。いろんなSFがあっていいじゃん、と思う。彼女がやると、こうなるのだ。それだけのこと。7つの短編のなかで描かれるSF的設定はあまりにも無邪気で笑ってしまう。タイムマシーンとか、惚れ薬とか、友情バッチとか、こんなの「ドラえもん」レベルの設定。しかも、それを科学的に説明するわけないし . . . 本文を読む
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『アオハライド』

2014-12-25 23:06:17 | 映画
三木孝浩監督作品には、はずれはない。デビュー作の『ソラニン』からずっとリアルタイムで全作品を見ているけど、いつも感心させられる。そのほとんでが青春映画なのだが、いずれも同じパターンはない。たとえよく似た話であろうとも、確実に違うから、そのつど新鮮なのだ。前作の『ホットロード』なんて、なぜ今頃、と思ったけど、納得の仕上がりだった。能年玲奈が中学生を演じるなんて、ありえない、と思ったが、ちゃんと中学生 . . . 本文を読む
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『遠くでずっとそばにいる』

2014-12-25 23:05:29 | 映画
長澤雅彦監督の2013年作品。これがDVDになっているなんて、知らなかった。というか、昨年すでに公開されていたということすら、知らなかった。ツタヤでたまたま見つけて、すぐに借りてきた。それにしても彼の新作を見逃していたなんて、ショックだ。今までずっと、1本も欠かさずリアルタイムで見てきたはずなのに。 『天国はまだ遠く』から5年ぶりの新作だった。狗飼恭子の小説を作者自ら脚本化した作品で、もうそれだ . . . 本文を読む
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『ホビット 決戦のゆくえ』

2014-12-25 23:04:28 | 映画
3部作の完結編。ようやくこの大河ドラマが完結を迎える、ということよりも、先の2本見たから仕方なく見た、って感じ。『ロード・オブ・ザ・リング』3部作はそれなりに楽しめたけど、今回の3部作はつまらない。 技術的にはすばらしい進歩だろうけど、問題はそんなことではないことは、『スターウォーズ』3部作のほうが、その後の3作よりも面白かったことと同じだ。いや、今回はあれ以上に、つまらない。要するにお話がまる . . . 本文を読む
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Nyan SELECT 2014

2014-12-21 22:32:39 | 演劇
今年で8年目を迎えたNYANが、今年も送る年末恒例のNyan SELECTを見てきた 。今回の5団体は僕の知らない人たちばかりだ。例年、普段から見ている劇団が参加しているから、まず、彼らの作品を見るために行く、というスタンスだった。そのついでに(というと、失礼だが)他の団体も見る、という感じだったのだが、今回は、何の先入観もなく、何かを(というか、芝居を、だが)見るなんていう希有の体験になった。 . . . 本文を読む
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『日々ロック』

2014-12-21 22:14:57 | 映画
入江悠監督の初メジャー映画だ。しかも彼はこの後1月、東宝のスパイアクション大作である『ジョーカー・ゲーム』の公開を控えている。これからもたぶん怒濤の快進撃を続ける彼の記念すべきメジャーデビューを目撃せよ! と、いうことで、なんばパークスシネマに行く。本当は大阪ステーションシティシネマで見たかったのだが、もう上映が終わっていた。と、いうか、この日でパークスも終了なのだ。5時20分の回の1回上映だけ . . . 本文を読む
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『ミシェル・ゴンドリーの世界一周』

2014-12-20 23:35:47 | 映画
東京都現代美術館で開催中(9月27日から2015年1月4日まで)のこの企画展が面白い。こういうマイナーな催しを3カ月以上に亙って開催し、確実に観客を動員するってところが東京の凄さだろう。大阪でこの企画は成り立たない。ここは「ゴンドリーってだれ?」の世界だから。 全体は3部構成になっていて、最初の1000人の似顔絵にまず驚かされる。こんなことをする人がいるんだ、という単純な驚きだ。生きていればたく . . . 本文を読む
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大阪新撰組 新人公演『囲』

2014-12-20 23:27:39 | 演劇
4人の新人のための4話からなるオムニバス。それぞれが2人芝居で、ベテランと新人がタッグを組んで挑む。なんだか、微笑ましい企画ではないか。昔ながらの徒弟制度がそこにはあり、ベテランの胸を借りて若い役者たちが公演を通して成長する。この作品を経て、彼らが本公演で、どういう立ち位置を確保するのか、それも楽しみだ。 台本は新撰組のエース、南陽子。演出は座長である南田吉信。完璧な布陣だ。もともとは、作、演出 . . . 本文を読む
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