こんなにも脱力系の映画を年末最後の映画として見てしまった。あまり書く気にはならないのだが、見たからちょっと書く。それにしても、「いいのか、これで2014年の映画を終えても、」なんてね。
まぁ、たまたまこれが最後になっただけで、この映画には罪はない。というか、これはどこにでもあるふつうのTVドラマの映画化だ。最初から映画化を前提にしてドラマ化がなされたのかもしれない。それくらいに、TV放映から、制作、公開までが早い。
要するにただの安易な映画なのだ。ここには「映画である」という矜持はない。まぁ、こういう安直な映画に、それを求めるほうがおかしい。2時間、TV番組の延長を楽しめればいい。映画だから、という気構えなんかいらない。TV用に作ったドラマをそのままスクリーンに掛ければいい。監督は『カイジ』『ガッチャマン』の佐藤東弥。悪いけど、どれを見ても感心しない。今回も最悪だ。
お話もしょぼいけど、緊張感も何もない。主人公2人の掛け合いの面白さがTVとしては楽しめるのかもしれないが、いちげんさんの観客である僕にとっては、「なに、それ?」ってレベル。冒頭のカークラッシュからの犯人逃亡も、映画としてのつかみのはずなのになんとも思いません。普通ならそこで一気にスクリーンに釘付けにするようなエピソードのはずだが、まるで力のない描写で、あれでは掴みにはならない。
主人公の赤城(藤原竜也)が、自ら犯人宣言して、留置されるのだが、そこから指示を出して真犯人を捕まえる(『羊たちの沈黙』のパターンね)とかするのかと思ったが、それもない。すぐに脱走して、事件自体もなんだかしょぼいし、ユースケ・サンタマリアの演じる犯人も、何がしたいのやらよくわかりません。きっとそれなりには、ストーリーは考えられてあるようなのだが、いかんせんヌルイから何も伝わらない。TVのファンだけのための映画。
まぁ、たまたまこれが最後になっただけで、この映画には罪はない。というか、これはどこにでもあるふつうのTVドラマの映画化だ。最初から映画化を前提にしてドラマ化がなされたのかもしれない。それくらいに、TV放映から、制作、公開までが早い。
要するにただの安易な映画なのだ。ここには「映画である」という矜持はない。まぁ、こういう安直な映画に、それを求めるほうがおかしい。2時間、TV番組の延長を楽しめればいい。映画だから、という気構えなんかいらない。TV用に作ったドラマをそのままスクリーンに掛ければいい。監督は『カイジ』『ガッチャマン』の佐藤東弥。悪いけど、どれを見ても感心しない。今回も最悪だ。
お話もしょぼいけど、緊張感も何もない。主人公2人の掛け合いの面白さがTVとしては楽しめるのかもしれないが、いちげんさんの観客である僕にとっては、「なに、それ?」ってレベル。冒頭のカークラッシュからの犯人逃亡も、映画としてのつかみのはずなのになんとも思いません。普通ならそこで一気にスクリーンに釘付けにするようなエピソードのはずだが、まるで力のない描写で、あれでは掴みにはならない。
主人公の赤城(藤原竜也)が、自ら犯人宣言して、留置されるのだが、そこから指示を出して真犯人を捕まえる(『羊たちの沈黙』のパターンね)とかするのかと思ったが、それもない。すぐに脱走して、事件自体もなんだかしょぼいし、ユースケ・サンタマリアの演じる犯人も、何がしたいのやらよくわかりません。きっとそれなりには、ストーリーは考えられてあるようなのだが、いかんせんヌルイから何も伝わらない。TVのファンだけのための映画。