人力でGO

経済の最新情勢から、世界の裏側、そして大人の為のアニメ紹介まで、体当たりで挑むエンタテーメント・ブログ。

爆ぜないポップコーンなんて作れるの?・・・金融緩和の火加減

2014-07-16 11:13:00 | 時事/金融危機
 

ラガルド  ジャネット、イイ匂いがするわ。ポップコーンね!!

イエレン  そう、これが難しいのよ。

ラガルド  どうして、ただフライパンで蓋をして火で炙ればいいじゃない。

イエレン  私、爆ぜないポップコーンに挑戦しているの

ラガルド  そんなのあり得ないは

イエレン  だけどシラカワは作ってたわ

ラガルド  あれは、爆ぜそうになったら水を差すのよ。彼の得意技よ。

イエレン  だけど、そんなポップコーン、美味しくないわ。

ラガルド  そうね、ブタに食わせろだわ!!



イエレンFRB議長が議会で「景気の改善は続いているものの、まだ完全には回復していない」とし、「米国ではあまりにも多くの人々が失業状態にある」と発言しています。同時にFRBは株式市場は「通常状態」だと判断しています。

FRBの利上げ予測を市場が織り込み始めていますが、これが過度に進むとリスクオフの動きが一気に加速します。そこでイエレンは雇用環境が未だに改善していない事を理由に、これが改善しない限り利上げは行わないと言っているのです。

では、雇用はどの段階で正常なのか?

FRBの緩和縮小のターゲットしてしていた失業率6.5%はクリアーしています。ただ、雇用市場から退場した人達を入れた失業率は10%台でしょう。

イエレンは二つの異なる数字を持つ「失業率」を上手く使い分けて、リスクオフの機運が高まると「未だ雇用は回復していない」と言い、「リスクオン」が過剰になりかけると「雇用は順調に回復している」と言って緩和終了を匂わせます。

FRBが市場をコントロールするのには、雇用問題の専門家であるイエレンが適役な訳ですが、ポップコーンはいつかは弾けます。

そうなると、2006年の日銀の様に、金利を引き上げざるを得ないのですが、その結果発生したのがサブプライムローン危機でした。

結局、ポップコーンの様な中身の無い景気に水を差したら、後に残るのはブタも食わないゴミなのでしょう。


さて、金利上昇に脆弱な現在の金融経済を、金利上昇を抑制しながらどこまで舵取り出来るのか。イエレン氏の腕の見せ所です。


まあ、最後、どうしようもなくなったら、鍋ごと水に放り込むのでしょうが・・・。世界が色々とキナ臭くなってきましたが、そろそろ何処かで火が付くのか、それともいつものブラフなのか・・・・?


麻綿原高原のアジサイが見頃を迎えました。

2014-07-16 08:22:00 | 自転車/マラソン
 





■ 久しぶりにレモン2号君で出動 ■

カンパ8速から一気にシマミョーロ11速に進化したレモン1号君。その際にクランクとBBをクロモリのレモン2号君に移植しました。ホイールの共有化が目的で始まったシマニョーロ計画ですが、11速化でレモン2号君の6500アルテグラ9速との互換性は無くなってしまいました。ここは一気にレモン2号君も11速化するしかありません。

古いホイールやカンパ8速パーツを中古ショップに売ったお金でなるべく済ませるべく、ヤフオクと中古ショップでパーツを安く調達した結果・・・。

シフター    カンパ アテナ11S 黒 新品
RD       カンパ アテナ11S 銀 中古
FD       カンパ コーラス11S 黒 中古

BB       JIS スクエアーテーパータイプ  レモン1号君から流用
クランク    カンパ コーラス アルミ     レモン1号君から流用
チェーンリング カンパ ベローチェ10S 53t-39t  新品

ブレーキ    カンパ ベローチェ11S スケルトン銀 中古
見事にバラバラなシマニョーロが完成しました。
レモン1号君との最大の違いはディレーラー。レモン1号君がシマノの6800アルテグラだったのに対して、こちらはカンパ。11SのカンパのRDはミドルゲージ化しているので、28のスプロケにも対応している様です。


■ RDはカンパの方が調子が良い ■

試乗してみると・・・なんとスプロケは11のアルテグラなのに、スパスパ変速します。アルテグラのRDをカンパのシフターで引くよりも調子が良い!!

シマニョーロにする理由の一つにカンパのRDが高い事がありますが、変速のスムーズさから言えば、カンパのRDを使った方が良い様です。ちなみに6800アルテのRDが新品実売で¥7,000程度。アテナ11SのRDの中古が¥10,000程度。¥3,000の違いなら、カンパを使った方が良いようです。

特にクロモリバイクにはカンパのアテナのシルバーのセットが似合います。これだけでも、カンパを選択する人が多い。

ところで・・・2台ともシフターが11Sのカンパになったので・・・・あれあれ??これってスプロケをシマノにする必要って皆無じゃないですか。素直にカンパを使えばいいだけじゃん!!

尤も、カンパのフリーが¥10,000程度。スプロケが¥15,000程度(実売)だから、しばらくはシマノのスプロケで我慢します。

■ シマノよりカンパのスプロケの方が使い易い ■

ところでシマノの6800アルテの11t-28tのスプロケの構成は次の通り。

11-12-13-14-15- -17- -19-21-23-25-27


対するカンパ コーラスの12-27tの構成は・・

12-13-14-15-16-17- -19-21-23-25-27

違いはアルテグラは11tがあって、16tが無く、最大が28t。
カンパは12t始まりで、11tの代わりに16tが入って、最大が27t。

・・・・11tなんてノーマルクランクでは使う事は無いので、常用域がスムースに繋がるカンパのスプロケの方が使い易そうです。

鈍感な私は、別にシマノの構成でも問題有りません・・・。むしろ53-39tのノーマルクランクなので28tがあると心強いです。

■ しばらく乗っていなかったらペダルが回らない ■

最新の11Sに進化したレモン2号君の性能を確かめるべく、アジサイで有名な房総の麻綿原高原を目指します。

性能は如何に・・・。
常用域でギアーの選択肢が広がったのは楽です。

ただ、多段シフトアップ可能なウルトラシフトに慣れているので、1段ずつしかシフトアップしないアテナのパワーシフトは面倒くさい。坂道のトップで一気に3段シフトアップするのには便利なウルトラシフトがものぐさな私には向いています。

ここ3週間程、雨降りだったり、マンションの理事会だったりして自転車に乗っていません。この影響は絶大で、ペダルが思う様に回りません。普段はノンストップで到着する養老渓谷までの70kmを、途中でコンビニ休憩してしまいました。

家でローラー台に乗る人達はマゾだと思っていましたが、体力維持にはローラー台は必須かも知れません。

■ 麻綿原はアジサイが見頃 ■

麻綿原高原は房総半島に南側、大多喜町にありますが、鴨川と君津の市境に近い辺境の地にあります。乗用車が1台ようやく通れる細い林道からのアクセスになるので、観光客もまばらです。

冒頭に写真の様に山一面がアジサイという圧倒的な景観で、昔は千葉の観光ガイドには必ず登場する名所でしたが、アクセスの悪さから現在では人影もまばらです。ただ、訪れた人は必ず「ワーーーー」と言った後、次の言葉がなかなか出て来ません。そのぐらい圧倒的なアジサイの数です。

見頃は例年7月の中旬から下旬まで。まさに今が盛りです。

■ 大雨や台風の後の房総の山道は通行止めだらけ ■

砂岩質の房総の山々は崩れ易く、台風や大雨の後は林道がそこかしこで閉鎖されています。
今回も会所からの林道は通行止めでした。

http://www.otakikankou.net/%E8%A6%B3%E5%85%89%E6%83%85%E5%A0%B1/%E9%BA%BB%E7%B6%BF%E5%8E%9F%E9%AB%98%E5%8E%9F/

会所からの登りは最後が劇坂になるので登り甲斐があるのですが、今回は養老渓谷側から登ります。ところが、登り口に到着すると10人程の自転車乗りの一団が止まっていました。「通行止め」の標識が出ていたのです。

ちょっと迷いましたが、こんな時の為のMTB用のビンディングシューズです。多少の悪路なら自転車を担いで越えれば良いだけ。1団が迷っているので、とりあえず様子見に特攻します。

ところが、どこも崩れた場所は無く、無事に麻綿原の到着しました。どうやら通行止めの標識は、アジサイの期間に実施されている一方通行の為だった様です。しばらく景色を満喫しおている内に、一団も到着します。

皆さん、一面のアジサイに歓声を上げていらっしゃいました。

■ 天津小湊から勝浦に向かう ■

麻綿原高原には、ランニング姿の一団もいらっしゃいました。話をしていたら皆さん浦安の方。すぐ近くの方もいらっしゃいました。ランニングチームの夏合宿で天津小湊からの標高差300mを走って登られたそうです。素晴らしい!!

下りを走る彼らに別れを告げ、一気に天津小湊までダウンヒル。曇天なので太平洋は鉛色。いつもはここから鴨川方面に南下しますが、本日は勝浦方面に北上してみます。



天津小湊は日蓮上人が生まれた「誕生寺」と「鯛の浦」が有名です。鯛が天然記念物に指定されており漁を禁止されているので、遊覧船の船底のガラスがら多くの鯛が泳ぐ姿を見る事が出来ます。

誕生寺の山門をチラ見して、鴨川に向かいます。

南房総の道は館山から鴨川までは平坦ですが、天津小湊から勝浦にかけては登りが結構あします。そして、トンネルも何本か通らなければなりません。しかs、本日はテールライトを忘れて来てしまいました。これではトンネル走行は危険です。

仕方無く狭い歩道を進みますが、胸騒ぎがして自転車を降りて押しました。・・・案の定、歩道はボコボコでそこかしこに穴や亀裂があります。ここを自転車で走ったら危険。ただ、幅も50cm位しか無いので、普通、自転車は走りません・・・。

では、車道はと言うと・・・路肩に危険物が結構落ちていて、さらに穴も開いています。噂には聞いていましたが、結構デンジャラスなトンネルです。車道側にはみ出して、一気に抜けるのが一番良い様です・・・。

■ 勝浦で海鮮丼を食べる ■



お腹も空いたので、勝浦で美味しいものでも食べようと「ぐるナビ」で検索したら最初に出てきたのがこちら・・・、「ばくだん」と言うお店です。ちょっと小ぶりな丼には、地魚の「漬け」が山盛り。マグロ、カツオ、白身の魚、イカなどと一緒に、香ばしい「炙り」も乗っています。そのまま食べると崩れるので、小皿に刺身を避けてから食べます。

お味は・・・普通に美味しかったです。

■ 大多喜街道で千葉を目指す ■

海鮮丼が消化されるまでは半ばハンガーノック状態で調子が出ません。大多喜街道で房総半島を横断しますが、大多喜のヘアピンの上り坂が心配です。

途中、道の駅「たけゆらの里おおたき」でソフトクリームを食べて補給します。ここの名物は「イノシシ」。レストランでは「いのししメンチ」が売られています。

少し体力が戻って来たので、一気に大多喜を抜け、ヘアピンカーブの上り坂をクリアーします。ここからは少し下り気味で上総牛久まではあと一息。小雨がパラツイテ来て、筋肉を適度に冷やしてくれたおかげか、絶好調になります。35Km/hで一気に上総牛久に到着。ここからは平坦なのでスピードに乗ります。

クロモリバイクの良い所は、100Kmを越えた辺りから楽な事です。脚が売り切れずに走り続ける事が出来ます。いえ、むしろ100km過ぎから調子が上がって来ます。

そんなこんなで千葉まではすんなりと到着。
浦安まで走って200km越えを目指しても良かったのですが、明日が月曜日の事を考えると体力は温存したい。そこで曽我からプチ輪行で浦安へ。

本日の走行距離は172km。
獲得標高は1840m。


アジサイ見物のサイクリングでした。