人力でGO

経済の最新情勢から、世界の裏側、そして大人の為のアニメ紹介まで、体当たりで挑むエンタテーメント・ブログ。

武田薬品の新社長はグラクソ・スミス・クラインのワクチン事業のトップ・・・怖いね・・・。

2014-07-10 08:22:00 | 時事/金融危機
 

■ 武田薬品のトップ人事 ■

武田薬品と言えばs創業家の武田家が社長を務めていると思っていましたが、最近は組合出身の長谷川氏が社長を務めていたそうです。その長谷川氏が次期社長に外部から連れてきたのが、グラクソ・スミス・クライン社のワクチン事業のトップであったクリストフ・ウェバー氏です。

国際化の時代に武田薬品としても海外での事業展開を重視しており、経験豊富なウェバー氏を抜擢したそうです。

■ グラクソ社と言えば、いわく付きのワクチンのメーカー ■

陰謀論者である私としてはグラクソ・スミス:クラインと言えば「危ないワクチン」を作り出すメーカーと考えてしまいます。

現在のワクチンは免疫賦活効果を高める為に「アジュバント」と呼ばれる補助剤を使用するケースが増えています。アジュバントは抗原を包み込み、比較的大きな粒子とする事で長く組織中に留まらせることで、免疫賦活効果を高めます。

アジュバントには大別すると2種類あります。

Wikipeiaから引用します。


沈降性アジュバント(抗原が吸着する無機物の懸濁剤)

○ 水酸化ナトリウム、水酸化アルミニウム(アラム、Alum)、リン酸カルシウム、リン酸アルミニウム、ミョウバン、ペペス、カルボキシビニルポリマーなど。
○ 病原体やある抗原を吸着し、接種局所病原体を固定する利点もあるが、その性質の為、接種部位が硬結しやすい。

油性アジュバント(抗原水溶液を鉱油で包みミセルをつくり乳化する油乳剤)

○ 流動パラフィン、ラノリン、フロイントなど。
○ 乳濁液にするため粘性の高い液体になり、接種時に疼痛が起きる。体内に散りにくく、そのまま接種部位に残る性質も持ち合わせ、硬結する事がある。
○不完全フロイントアジュバント(Incomplete Freund’s adjuvant, IFA。パラフィンとアラセルの混合物)、
○完全フロイントアジュバント(Complete Freund’s adjuvant,CFA。IFAに死滅したミコバクテリアまたは結核菌の死菌を加え、抗原性をさらに増強させたもの)がある。


これらのアジュバントの安全性に疑問を持つ人たちも多く、特にスクワレンアジュバントは体内で普通に生成されるスクワレンに対して抗体を作る可能性から危険視されています。スクワレンアジュバントの副作用としてスクワレンに対する過剰免疫反応が起きるのでは無いかと指摘されています。実際に、湾岸戦争で兵士達が様々な体調や精神の異常を訴えた「湾岸戦争シンドローム」の原因として、タンソ菌ワクチンに含まれていたスクワレンアジュバントが疑われています。兵士の体内からスクワレンの抗体が見つかっているという情報もあります。

■ 次世代医療として期待されるワクチンとアジュバント ■

アジュバントの安全性は確立されているとは言えませんが、アメリカの食品医薬品局(FDA)も導入には慎重な姿勢を示していました。近年、FDAはアジュバントを使用したワクチンの審査を優先して進めている様で、アメリカではアジュバントは解禁となりそうです。

日本の厚生労働省も基本的にはアジュバントの使用を認めていません。

しかし、新型インフルエンザの輸入ワクチン、最近問題となっている子宮頸がんのワクチンにはアジュバントが用いられています。優先度の問題から、部分的にアジュバントを解禁してるのです。

次世代医療として期待される分野にワクチンによる癌などの治療があります。アジュバントの力を借りて、本来抗体が作られないガン細胞の抗体を造り、ガン細胞を攻撃させようというワクチン治療に期待が集まっています。

その為、FDAも厚生労働省もアジュバントに慎重な姿勢を示しながらも、将来的にはアジュバントを利用した医療を発展させざるを得ないのです。

■ 不妊化が疑われたグラクソ社のワクチン ■

グラクソ社のアジュバントワクチンは不妊化が疑われていますが、それはかつてグラクソ社が販売していたペットの不妊化ワクチンにスクワレンアジュバントが使用されていたからです。

ただ、この場合、スクワレンアジュバントは免疫補助剤として、主たる抗原の免疫賦活効果を高める為に使用されていたはずで、スクワレン・アジュバントが不妊効果を高める抗原を誘発するわけではありません。

多分、不妊化ワクチンに含まれたブタの組織(多分、卵胞とか胎盤とかそんなものでは?)が抗原になるのだと思われます。

新型インフルエンザが流行した時、豚由来のウィルスが原因だった為、「豚インフルエンザ」と初めの呼ばれており、この「豚」と「スクワレン・アジュバント」から不妊化ワクチンが連想されました。

実際に新型インフルエンザワクチンに含まれる抗原は、新型インフルエンザ・ウィルスのDNAの断片のはずで、これが不妊化の原因となる事は考えられません。

■ アジュバントは危険なのか? ■

アジュバントに危険性があるとすれば、それはやはりアジュバント自体の化学的毒性や、アジュバント自体が抗原となって抗体が作られるケースでしょう。

湾岸戦争シンドロームの原因は、スクワレン・アジュバントのほかに、劣化ウラン弾による放射線の被曝や、戦争のストレスが疑われています。

しかし、兵士の体内からスクワレンの抗体が見つかった事は無視出来ません。

スクワレンは本来体内で生成される物質なので、体内の様々な所に存在します。もし、スクワレンの抗体が生成されると、体のあちこちにあるスクワレンを抗体が攻撃してしまいます。

この結果、過剰免疫反応による様々な症状が誘発される恐れがあります。スクワレンは体内で生成されるコルステロールの原料となりますが、コルステロールはステロイド合成の出発物質ですし、ステロイドはホルモンの前躯体として重要です。

もし、スクワレンの抗体が体内に生成されたならば、結果的にホルモン系への影響が出る可能性があり、その結果、様々な身体異常や精神的な変調が起きる可能性は否定出来ません。

■ 水酸化アルミニウムは危険なのか? ■

子宮頸がんワクチンにはアジュバントとして水酸化アルミニウムが使用されていますが、以前、アルツハイマーの患者の脳からアルミニウムが検出された事から、このアジュバントを警戒する人たちも居ます。

ただ、アルミニウムはベーキングパウダーやチーズなどに多く含まれており、食品から比較的大量に日常的に接種されます。胃薬などの成分としても含まれています。

本来脳には障壁があるので、脳に異常を来たす物質は障壁で遮断されます。ですから、ワクチンに含まれる水酸化アルミニウムが脳に異常を来たすプロセスは上手く説明出来ません。

しかし、子宮頸がんワクチンを接種した子供達に運動障害や脳の障害が現れていることから、何らかの脳へのダメージが疑われています。

■ ワクチンは決して安全では無い ■

医薬品メーカーが次世代医療として期待するワクチンですが、アジュバントと含まないワクチンにも副作用は確立的に発生します。インフルエンザワクチンのギランバレー症候群などが有名です。

決して安全では無いワクチンですが、それが有用とされるのは、伝染性のウィルスによる疾病の蔓延が社会に重大な影響を与え、個人の健康を大きく損なう危険性がある場合です。副作用によるデメリットよりはるかに上回るメリットが存在しなければいけません。

ガンは社会に影響を与える伝染性の疾患でしょうか?
子宮頸がんの原因のパピローマウィルスは皆さんが普通に保有するウィルスです。これが、社会に危機的影響を与えるでしょうか?

答えはNOです。

安全なワクチンなどありません。
ですから、ワクチンに過剰に期待する医療は間違っています。

ガンを克服する事は人類の夢ですが、ガンは生物の細胞としての寿命を管理する為に、DNAに備わった機能でもあります。

アジュバントの安全性も危険性も分かっていない事が多いのですが、それ以前の問題として、ワクチンの安全性も確立されていないことに注意が必要です。


武田薬品の社長交替の目的は、普通に世界シェアの獲得でしょうが、陰謀論者としては一言警告したい欲求に抵抗出来ませんでした・・・。