リオ・ブラボー(原題:Rio Bravo)
1959年 アメリカ
監督・製作:ハワード・ホークス
脚本:ジュールス・ファースマン、リイ・ブラケット
出演:ジョン・ウェイン、ディーン・マーティン、リッキー・ネルソン、アンジー・ディキンソン、ウォルター・ブレナン、ジョン・ラッセル
テキサスの、とある町「リオ・ブラボー」保安官のチャンスは、これまで数々の悪事を働いていたジョーをついに捕えた!!
地方の権力を握っているジョーの兄は部下をつかって町を封鎖し、激しい攻防が始まる・・・
というほどの緊迫した展開ではなく、
余裕シャクシャクのジョン・ウェインに安心感をもって見ていられます。
銃の撃ち合いはあるものの、保安官の日常を描いたテレビドラマ的な感じ。
保安官側の、足も口も悪いスタンピイじいさんや、早撃ちで酔っ払いのデュード、まだ若いが目端の利くコロラドといった面々との掛け合いが楽しくて、手に汗を握るというよりはニヤニヤしながら観ちゃう映画です。
はらはらするシーンといえば、宵越しの金は持たねえ程に酒に溺れるデュードが
もう一杯やる金ほしさにタン唾まで手を突っ込んでコインを拾おうとしたり
酒をやめて保安官の相棒役を続けるか、酒狂いの一生を終えるかという葛藤と闘うところ。
これは、酒飲みにとっては痛いくらいにわかる!!(あ、わかるほど飲んじゃだめか)
でも人間臭さがあって、いいキャラクターなのですよね。