9/22
今月から親子でピアノを習いにいらした生徒さん、お母さんは医学部出身の方で、終末医療にも明るいらしく、身近にそういう知り合いができて、ほんとにラッキー♪
彼女のレッスンは土曜日。父の付き添いの後の時間帯なので、たまにいろいろトラブルがあると、レッスン時間に間に合わず、変更をお願いしてしまったことも。
それをきっかけに、父の病状や、認知の度合いなどをお話したことろ、私の知りたいことを、とてもわかりやすく説明してくださり、本当に、救われた。
なんだか、手探り状態から、先が見えてきたような…
先日、ヒロコさんに「父は最近体は元気そうだけど、病気の状態はどうですか?」とメールしたところ、
熱を出してから食欲が落ちている。顔も足も少しむくんできているでしょう…というレス。
エッ( ̄□ ̄;)!!
父の顔はお肉がついてるんじゃなくて、むくんでいるのか!?
食欲は確かに、この日も少し落ちていて、おかずを半分位残していた。
私は何をどうしたらいいのだ…
といっても、毎日付き添っているヒロコさんの指示通りにするしかないんだけど。
食欲のピークは確かに過ぎて、これからゆっくりとまた、食が細くなっていっていくのかな…
「お父さん、何考えよるん? ぼーっとしてたらボケるよ」
「ボケたら、そのへんの道端に放り出して捨ててくれ」
自分はまだ大丈夫なのだと、ボケたりしないという意思を感じた。
自分でも、日付と曜日の感覚がわからなくなってきていることには自覚があって、とても歯がゆいらしい。
でも、以前、「NHKきょうの健康」で認知症について読んだことがあったっけ。
さっきのことが思いだせなかったり、今の状況がわからなくなったりする不安は、傍でサポートしてくれる人が代わってあげられることなので、
愛情をもって接して安心させてあげることが大切…
今日は○月○日で、○曜日はいつもヒロコさんが来られないから私が来るんだよと。
それでも、ヒロコさんはその辺にいるはずだと言い張り、仕事は午前中までだと言い張る。
「お父さん、将棋できるん?」
「ああ、将棋、もうずーっとしとらんけどな、弱いんやけど。」
「ほな、こんどTakを連れてくるとき将棋持ってくるからTakと対戦してやって。
Takも弱いんや~~」
そうだ、将棋ならイケるかも。
部屋を出るとき、
「お父さん、ぼーっとばっかりしとったらイカンよ」
…と言ってしまったけど、どうしようもないよね。ベッドから一歩も動けない、一次元の世界みたいなもんだもん。