WIND AND SOUND

日々雑感 季節の風と音… by TAKAMI

神さまのこと

2011-10-18 | 実父


9/24 神さまのこと



父の食欲が突然出て、未知の世界に突入してから2ヶほどが過ぎた。

この介護記録をこのまま続けてアップしていくか、いろいろ考え込んでしまうことが多くなってきた。

まずは、この記録を父が亡くなったらパスワードを外して公開しようと思っていること。
私は自分のプロフィールを公開しているので、父のことも公開することになる。
それはもちろん自分の中でも「可」と思っていたけれど、
認知のことや、排便のこと、日々の生々しい記録を、殆ど実名で公開すると同じことになる…
そう思うと、ちょっと腰がひけてきてしまった。


父の生徒さんや、同業者の方たちには、父はいつまでも矍鑠として踊るイメージを心に刻んでいてほしい。
父はこの記録を公開することを承知してくれるだろうか?

それから、母のこと。
母は自分が現在の夫とは再婚で、最初の夫である私の実父との過去を掘り起こすことになる。母はヤだろうな~

いや、今までにも、何度か母や実父のことは書いてきたのだけど、それほど何も問題はなかった。
けれど、、、

そんなことを考えながらキーを打つと、思いが指先にスムーズに伝わらなくなって、思わず手が止まってしまう。
私は、ひたすら、父と自分の記録のためにこれを書いているつもりでも、やっぱりブログなので、どこかで読み手を意識している。
それは当然のことだと思う。



先日、新聞の「中学生学力アップ講座」みたいなので、国語の読解問題で、「媚びる文章と、ひとりよがりな文章」というようなテーマの文章が載っていた。
筆者さえ忘れてしまいました、すみません。立花隆さんだったかなあ…??

前者は特に、文章を書く初心者が陥りやすい欠点で、「媚びる文章」とは万人に微笑みかける、TVでアイドルがにこにこしているようなもので、TVなどのビジュアルにおいては、万人向けの笑みは効果もあるが、文章では、読者は必ずそれを見抜く。
「みなさん、いつもありがとう…」と、にこにこ微笑んで語りかけるような文章だ。
文章でそれをやられたら、読者は馬鹿にされているような気分になるし、実際に筆者は読者を下にみている。
一方ひとりよがりの文章というのも、「驕り」からきている。自分の書く文章はきちんと解釈してくれるのが当然…のようなところにハマってしまうことがあるので、プロでも「編集者」のアドバイスが必要。
自分の書いた文章を客観的に読めることが大切だ…というような内容だったと思う。

う~ん…ものすごく「なるほど~~」と、いろいろ思い当たることがたくさんあった。

日記以外の文章は「伝える」ために書くものだ。

顔の見える人、見えない人、ごちゃ混ぜの「ブログ」という場所に父との最後の日々の記録を書いて私はどうしたいのだ…



まあ…それはともかく、父は今、「食欲旺盛」の時期は終わったらしい。
少しずつまた、食が衰えてきている。
リハビリを頑張ろうよ…というのも幻想に終わったのか、、、

リハビリもできない、もう家にも帰れない、踊れない、ベッドで寝て食べるだけの日々の父に、正直いって、私はそれでも生きていてほしいと思わない。
父には心やすらかに、旅立ちの準備をしてほしい。
その時がきたら、本当に厳かに、見送ってあげたい。

死は旅立ち…?
そんなことも、幻想かもしれない。

仏教とキリスト教の死生観についても考えたりする。

私はこれまで、人は死んだら転生しながら修行をしていくように思ってきたので、
現世の記憶は死んだらリセットされるし、「あなた」と「わたし」の関係は現世限り。
だからこそ、「一期一会」この袖振り合う出会いを本当に大事にしなくてはいけないのだ…と思ってきた。

ところが…キリスト教は、「転生」しないのだ。
修行なんかしなくてもいい、イエスさまを救い主と信じればいい…

ああそういえば、仏教も、宗派によって「南無阿弥陀仏」とか「南無妙法蓮華経」と唱えるだけで救われるんだっけ…とか、、、
「救われる」とは…「天国にいける」こと…のようだ。
「天国」ってあるよね…でも「地獄」もあるらしいじゃないの。
そんなん信じられない。
神様は人間を永遠の地獄に落とすのか…?

…こんな宗教でも、この世での生を終わろうとしている人の心の平安に役に立つなら、なんでもいいよと思った。
ホントのところなんか絶対に人間にはわからない。
私は神様を信じているけれど、この世にものすごくたくさんの宗教があるけれど、
神様は唯一絶対に決まってるよ。
どの宗教が正しいのかさっぱりわからないけれど、私は、死ぬときは神様の掌にすべてを委ねて掬い取られていくよ。

父は、どう思っているんだろうか。
父は、自分がもうすぐ死ぬことを察知しているのだろうか?

ヒロコさんと父の間には、「死ぬ」ことについての会話はないのだと思う。

これまでの人生、ずっとラブラブで過ごしてきたパートナーと、もうすぐお別れすることになるのに、、、
そんなでいいの?
いつ、二人でそんな話をするの?

「天国で、待っているよ、また会おう」

こんなんでいいじゃん。
父は、家に仏壇と神棚があって、毎朝、神棚に向かって拍手を打つ信心深い人でした。
でも、今、神様のこと、忘れてるんじゃないかなあ…
父に神様のことを思い出させてあげたい。
「お父さんはもうすぐ死ぬから」とは伝えずに。



Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

仏生山のお祭り

2011-10-18 | 親子 ART LIFE






週末の15、16は、仏生山のお祭りでした。

15日は花火。16日は大名行列。
仏生山にはしょっちゅう行ってるけど、このお祭りは、これまでいつも、なんだかんだとスケジュールが立て込んで、行ったことがなくて、今年初めて♪

15日土曜日は、朝から、Takの小学校のバザーのあと、地元のお祭りの打ち合わせ会議の代理出席…そのあとレッスン…というタイトなスケジュールで、へろへろだったんだけど、
今年は夏祭りの花火も見れなかったし…ココは老体にムチ打って、ちょっと頑張って行こう!
…ところが、花火開催時刻直前から雨が降り始めました。
がびーーーーん!!中止になるのか!?!?

なんのなんの、小雨決行、いや、小雨ともいえないくらい、途中かなり降った。
でも、花火は、ちゃんとはしょらず、最後まで打ち上げられたのであります。
雨の中の花火なんて、生まれて初めてだよ。
感動しました。
そして、いつもの仏生山公園が、どこがどこなんだかわからないくらい、屋台で賑わっていて、この雨の中、ものすごい人人人!!
もぉ~みんな、雨に濡れることを開き直ってるんだな。
なんか、原始人の世界!!?
Takは¥500円の粗引きポークのフランクを食べ、続いて、¥500円の牛串を食べ…
コストパフォーマンス最高♪
牛串は、ずっしりと重く、ステーキを串刺しにしたような、、、
しかし…
ホント、最近食欲旺盛のTakなのですが、いくらなんでも食べすぎだろーー!!
昼は、学校のバザーでこれまた書くのも気持ち悪くなるほど食べまくっているのである、、(-_-;)


2日め、16日。

大名行列を観るのを目的で連チャンで行ったんだけど、正直いって、「エッ、これでもう終わり?」って…ショボかった。
もっと長~~~い行列を期待していたのであった。
大名行列を観にいこうというと、Takは、ちょうど「参勤交代」とか習ってる最中なので、
「ほな、俺らは土下座するん?」
マジで言う。エエ感性やわ~~(^_^;)






ところで。

ブログともだちのyuragiさんが、大名行列の沿道でプレショップをやってらっしゃいました。
コレも今回の目的!
木工グッズや、木のストラップなどを販売する傍ら、タイルクラフト?の指導もしてくださり、ずっと前からブログで見てやってみたかった、ミニ植木鉢に挑戦。
Takはコースターづくり。
いつもLIVEにいらして下さるのに、私のほうからは、ずーっと行きたいと思いつつ、なかなか予定があわず、これまで「癒楽木」さんのイベントに出かけたことは1度もありませんでした。
やっとよ~~!!
楽しかったわ~ 次回はじっくりちゃんとタイルの目地も自分で埋めて、自力で完成させたいなあ。
今回はめんどくさいところは全部yuragiさんがやって下さったのでした(^_^;)
お1人で、商品その他を搬入して、お店のレイアウトから、販売、「工作」のご指導、撤収も、集計も、すべてなさるって、ほんとに大変だと思います。
私、思わずお手伝いしたくなったわ。
今度申し出てみよ~かなーーー♪






めっちゃ短い大名行列が通り過ぎたあとは、前夜と同じ仏生山公園に、遅いお昼を食べにいったんだけど、もう人気の牛串なんかは売り切れ、他にも売り切れ続出。
ほんとに賑わっていたなあ~~
でっ、これらの画像は、祭りのあと…





大名行列が、野外ステージで記念撮影やってましたが、冒頭の画像はもう記念撮影も終わった直後。
あっという間にステージは片付けられて、いつもの静かなステージへ…
(私は夕方に公園を散歩すると、必ずここで「イタリア歌曲」とか歌う(^_^;)
Takが持ってるのは、100円で買ったわた飴。
300円とか500円で売ってる袋入りのでっかいのって、食べ切れないじゃないの。
1回で食べるにちょうどいい大きさで、きらきらしてて、きれいだったなあ…









歩いて駐車場まで戻る道すがら、住宅街のあちこちにコスモスが咲いてた、、、



コレはTakの撮影



これらは、「ハレ」と「ケ」の狭間…って感じが、なんだかお気に入りの画像であります♪


もっとたくさんいろんな写真撮っとけばよかったな。
特に癒楽木さんのお店の小物とか、どれもみんな素敵だったのに…




Takの作ったコースター




Comments (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする