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韓国「周辺国の懸念払拭を」 安倍首相の憲法解釈見直し検討表明に (聯合ニュース)

2014年05月16日 | 日韓紛争
韓国「周辺国の懸念払拭を」 安倍首相の憲法解釈見直し検討表明に
聯合ニュース 2014/05/15 21:04

【ソウル聯合ニュース】安倍晋三首相が15日、集団的自衛権行使を容認するため、憲法解釈見直しに意欲を示したことを受け、韓国政府は同日、4項目からなる外交部報道官名義での論評を出し、「周辺国の疑念や懸念を払拭(ふっしょく)すべきだ」と強調した。

 論評では「日本国内の防衛安保の議論が、日本の平和憲法精神を堅持し、透明性を維持する中で、地域の安定と平和に寄与する方向でなされるべき」と指摘。

 特に「日本政府の今後の防衛安保議論と関連し、朝鮮半島の安保および韓国の国益に影響を及ぼすことになる事項は韓国の要請、または同意がない限り決して容認されないという点を再度明確にする」と強調した。

 また、防衛や安保に関する問題については日本が過去に起因する周辺国の疑念や懸念を払拭する必要があるとした上で、日本の動向を注視して対応していくとした。

 韓国政府のこうした立場は同日午後、東京都内で開かれた韓日局長級協議でも日本側に伝えられたとされる。

 ただ、安倍首相に同日提出された有識者懇談会の報告書や、それを受け安倍首相が記者会見で表明した基本的な方向性について韓国政府は、「韓国に関連する事項では韓国の同意が必ず必要だ」とする自らの基本的立場に反しないと判断しているもようだ。
 また、日本国内での議論の進行をみながら、あらためて韓国の立場を詳細に日本に伝えることも検討しているとみられる。