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能力の質

2009年07月13日 | 社会派らぼ
最近の世相ですと、良くあること…と片付けられるのかも知れませんが、某会社で経理担当者の着服が発覚しました。解雇処分は勿論なのですが、その抜けた穴を補充すべく、求人をかけたようなのですが、決まりません。このご時勢ですから、応募者は山と溢れたようなのですが、それだけの仕事を任せる人材が見当たらないと言います。不祥事があった所なので、少しハードルが高くなっているのかも知れませんが、「人は余っているけれど、人材は足りない」と現場の声を伺ったことを思い出しました。

恐らく、ハローワーク側も「駄目元で良いから出してみたら」的なアドバイスをしているでしょうし、求職者も似たような心理だと想像できます。それにしても、応募者が山と押しかける中、これと言った人材が見当たらない…というのも寂しすぎます。

何となく、世の中全体の人材の質が下がっている(←自分も含めて…ですが)と感じるのは気のせいでしょうか。いい加減に、ものをたくさん覚えることができる力、知識が豊富で理論武装をしているかのような人材ばかりが、本当の力ではないことを反省して、根本的に「人」を育てることを見直すことが急務です。

本当の「力」というのは、限りなく「人間性」の上に宿ります。パチンコ店放火の犯人がつかまり「何もかもがいやになった」と供述しているそうです。ワイドショーなどでは、その生い立ちなどをやいやい取り上げ、同様の環境の人も少なくはなく、それでも一線を踏み外すことなく社会に適応している中で、転落人生に至った犯人を良いように取り沙汰しています。何もかもがうまくいかなくて、乗り越える気力を失った犯人が、恐らく警察につかまることで救われたかのような、妙な心理が今の社会の貧弱さをそのまま語っているような気がします。




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