ぱそらぼ (ぱぁと1)

パソコン講座を、まじめに愛するブログです

ロリーナ

2018年04月03日 | 社会派らぼ
画家の故中原淳一さんの絵を再現したという人形「ロリーナ」100体を、中国人転売屋が買い占めるという事件(?)が発生したそうです。ボークスという会社が販売したもので、とてもデザインが繊細なうえ限定品で個数が限られるため、マニアの間ではかなりの高値で取引される人形だそうです。3月31日、一人2体までという制限で受注販売を受け付けたデパートの開店前から約200人の行列ができたそうです。先着50人が2体購入希望という事だったので、50枚の整理券を発行し、以降の人は購入できなかったわけですが、問題はここから。購入手続き開始と共に、50人の料金を支払うのが同一人物であることが判明しました。

要するに、最初から100体を2体ずつ購入するという計画で、50人の買い取りグループが作られました。彼らの会話から時給いくらで雇われたアルバイトだったようです。50人は、開店の午前10時に先立ち6時ごろから列を作り、先着順なので50枚の整理券を手に入れる事が出来ました。購入手続きはそれぞれ異なる名前で並んだ人が手続きしているのですが、総額1200万円にも上る金額は一人がすべて現金で支払っていたそうです。購入を楽しみにしてきた一般客達は1体も買えず、ネットは騒然としています。

この「ロリーナ」は人気で、販売金額は12万4200円だったそうですが、ネット上では既に15万円で販売するなどと掲載されており、アルバイト料4000円程度を差し引いても十分な儲けが見込めます。勿論、この事態に怒りを隠せないマニアたちは、ヤフオクやメルカリで転売されたロリーナは絶対買わないようにと呼びかけているようですが、おそらく100体を買い占めた転売屋は莫大な利益を手にするはずです。

話は違いますが、全国各地の空港や駅には、サイン色紙を大量に持った集団が待ち構えており、芸能人などを見つけると駆け寄ってサインをねだるのだそうです。もちろん、だれかれ構わずですから、相手が誰かの認識すらあいまいな状態だそうです。もちろん、高値で売れるのでしょうね。

以前「これからはお金に儲けてもらう時代ですよ」といったアドバイスをいただいた事があります。頭を使って賢く儲けなさい、という事なのだと思います。自分の裁量でお金を稼ぐことが悪い事ではないと言わざるを得ない事にジレンマを感じます。右から左にお金を動かすだけでお金が儲かるのが現実の世の中です。上述の人形もサインもちょっと頭を使えば儲かる…というのが今の世の中なのです。世の中をなんやかんや騒がせる様々な問題も、すべてお金が絡んで起きる事です。

規制できるのは、あくまで「ルール」でしかありません。「転売目的での購入は売主が契約を解除できる」といった法律を作るといった事や、「先着順でなく、抽選販売する」といったルール変更などが提案されています。どの法律をどのように解釈すれば、これが規制できる…といった事は大切なのだろうとは思うものの、必ずその裏をかくような知恵が出て来ます。

お金至上主義の世の中、大きく言うなら資本主義の世の中が、もしかすると違っている…と、切実に思う事があります。

* * * * * * * * * *

IE11起動時に表示される初期設定画面は?

パソコンのご質問を(ぱぁと2)にまとめています。ご連絡の際は、メール(chiko_419@yahoo.co.jp)をお送りください。

↓ 尚、下の広告は、gooブログに自動で掲載されるもので、当ブログとは一切関係はありません。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿