ぱそらぼ (ぱぁと1)

パソコン講座を、まじめに愛するブログです

ゴミ屋敷

2012年08月27日 | 社会派らぼ
時折ワイドショーなどで面白半分に報道されるようなこともあるようですが、ゴミを自宅内にため込んで屋敷内は勿論のこと、共用部にまで溢れかえらせ、近隣住民に多大の被害を与えている「ゴミ屋敷」は、全国250市区町村で確認されている社会問題のようです。実際、近隣からの苦情で役所が乗り出すことはあっても、自分の所有物だと強く主張されると、強制撤去が難しく、多くのケースでお手上げ状態になっているとのこと。そんな「ゴミ屋敷」の実態調査に大阪市が乗り出した…と、大きくニュースになっています。「調査」をするだけでニュースになるようでは、改善されるのは当分目途が立ちません。

ニュースでは、ゴミを放置するのは自分に無関心になる自己放任(セルフネグレクト)の一種で心のケアが必要だと指摘しています。また、人間の孤独がこうしたゴミ屋敷を生むと結論づけられていることもよくあります。多くの指摘が言っているように、孤独が「ゴミ」を生む。多分、これは正しい分析です。

確かに無気力でゴミを片付けるのが面倒になった…といった場合も多いのでしょうけれど、もっと根深いのは、本人にとってそれが「ゴミ」ではないケースでしょうか。それらのゴミの一つ一つに、依存をしているのではないか?という気がします。社会そのものを拒絶していて、いざという時に頼りになるのはそうした物(←本人にとっては、ゴミではなく物でしょう)でしかないと、いつか心のチャンネルをかけ違えてしまっているやのように思います。

ですから、大量のゴミさえ処分したらそれで問題が解決するかと言えば、多分そうではありません。し、多くの識者が指摘しているコミュニケーションを再構築して、心を解きほぐすことで問題解決につなげるという事にも大きく期待できません。元々、社会自体を半ば拒絶して生きている人たちの心の闇を救うのはそんなに簡単ではありません。



「McAfee Security Scan Plus」のショートカットが突然出現した

パソコンのご質問を(ぱぁと2)にまとめています。ご連絡の際は、メール(pc_labo@mail.goo.ne.jp)をお送りください。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿