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郵便料金割引制度悪用

2009年05月30日 | 社会派らぼ
大手家電量販店の「ベスト電器」が、障害者団体向けの郵便料金割引制度を悪用し、不正に大量のダイレクトメールを発送していたことが発覚しました。実態のない障害者団体の名義で、1通120円のところを8円で郵送できると、広告会社が話を持ちかけたと言います。

関係者が逮捕されたのが、後日厚労省の役人の逮捕に繫がりました。更には大手の通販会社や。紳士服販売会社の郵便不正が発覚しているようです。「違法性の認識はなかった」と弁明しており、差額は判明次第返金するとしています。これに限らず、「安いには安いなりの理由」が必ずあるはずです。どんな場面でも「安い理由」を知って、利用すべきなのでしょう。実際は、こうした事件を受けて、例えば本来の障害者団体の活動に制限が加わってくることを懸念します。

大分以前になりますが、「姉歯事件」というのがありました。姉歯建築設計事務所が、構造計算書を偽造し、耐震力の弱いビルが堂々と作られていました。この時も、動機は建築費を安く上げる為の算段だったはずです。結果、建築許可が下りるのが恐ろしく遅くなり(厳密な審査をすることが悪いことではありません)、自転車操業をしていたような建設会社がやりくりがつかなく、倒産に至ったりしています。更には「建築士」の公的資格試験の難易度が上がったとの話も聞きます。

一握りの不届きなやからのおかげで、そのあおりを食ってしまう日常生活が常にあるような気がします。不正を見逃さない厳格な法整備を進めることも大切なことでしょうが、堂々と不正をして恥じない社会の風潮の方を懸念すべきです。




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