ぱそらぼ (ぱぁと1)

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正解

2009年05月03日 | 雑談
私たちはどうも「正解」のない問題には弱いところがあります。小さい頃より、単純に「正解」を求める勉強の仕方にばかり慣れているせいかも知れません。教育の中で、力を試す場合には、試験と言った形を取るのが普通ですし、その試験も受験者の数が多ければ多いほど、採点を機械任せにしたいということで、多肢選択方式、〇×式のような出題が主流になってしまいます。

私の関わって来た検定試験でも、一時、筆記試験が記述式の出題になったことがあります。確かすぐに、止めになった覚えがあります。採点が恐ろしく大変だったせいです。自由記述ですから、正解か不正解かといった単純なものでなく、「これでも許されるのではないか?」とか「これをどう理解するか?」みたいな判断がとても多くなってしまったのです。更には、初歩的なことですが、字が汚くて、正解にすべきかどうか迷うところもありました。

ですから、トテモよく分かるのですが、採点上のトラブルを少なくするには、記号で答える形になるわけです。そうすると、答える側は「当てもん」よろしく、とにかくどれかの記号を書けば良い…といった風になります。当てずっぽうでも、何だか答えた気にはなれるものですし、まぐれで当たる場合だって大いに可能性としてはあります。

だから、結果として、私たちは正解を当てに行く…といった勉強方法にいつの間にか慣れっこになってしまい、その正解を導き出す過程を疎んじる(というか、そこには重きを置かない)風潮に陥りがちになってしまうようです。数学で言うと、「53」とか「102」みたいに答を出す問題ばかりで、「証明問題」のようなものは結構苦手にしてしまいます。…が、本当は答を導き出す過程を大切にしないといけないのではないでしょうか。(パソコンの講座でも同じことを考えています。)



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