ぱそらぼ (ぱぁと1)

パソコン講座を、まじめに愛するブログです

スケール

2009年05月17日 | 社会派らぼ
成田空港での必死の検疫体制も虚しく、海外渡航歴のない高校生に新型インフルエンザ感染が認められ、しかも既に感染が広がってしまっている節があります。渡航歴のない生徒でしたから、学校も医療機関も、当初は新型を疑う余地もなく、季節性インフルエンザだと思い込んでいたことが、感染を広げてしまった理由のようです。

重篤な症状の方がおられないような報道にとりあえずは安堵しつつ、既に地域社会レベルに広がってしまっている恐れがあります。どうやってこの疾病を押さえ込むことができるのか、甚だ不安です。

「運」というのも「能力」の1つだと言われますが、民主党の鳩山由紀夫氏は、どうやら運のない方のようです。6年くらい前だったでしょうか、補選での惨敗と自由党との統一会派騒動の責任を取って、党首を辞しておられます。今回、華々しく民主党の党首に返り咲いたにも関わらず、新聞記事もテレビニュースも「新型インフルエンザ」の影に隠れてしまいました。

吉田茂元首相と、鳩山一郎元首相が、政界でのライバルであり、共に日本を代表する大物首相の一人だということは、日本史の苦手な人間でも知っていることです。が、奇しくも現麻生首相は吉田茂氏の孫に当たり、その麻生首相から政権を奪おうとしている鳩山氏は鳩山一郎氏の孫になります。因縁の…と言われるのも、うなずけます。

「世襲制限」がもぞもぞと言われ始めた矢先のこの宿命の対決は、なかなかドラマチックでもありそうなのに、幸か不幸か「新型インフルエンザ」の影に。それにしても「明治人間」という風に括るのがふさわしいかどうかはわかりませんが、当時の諸氏のスケールの大きさに、孫は足元にも及びません。

振り返って見渡してみると、いずれの分野においても、なかなかスケールの大きな人材…というのが見当たりません。才をお持ちの方々は一体どこに行ってしまわれているのでしょうか。現代は「才」を育てることができない時代なのでしょうか。



ウィルススキャンのたびに、「DoubleClick」というものが検出されます
パソコンのワンポイント知識を(ぱぁと2)で紹介しています。簡単なご質問も可能です。

「ぱぁと2」の閲覧には、当方から発行する「ID」と「パスワード」が必要です。よろしければ、メールで(pc_labo@mail.goo.ne.jp)お問い合わせ下さい。24時間以内に返信します。