ぱそらぼ (ぱぁと1)

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教育再考

2007年08月27日 | 社会派らぼ
少子化の波を受けて、学校教育が様変わりをしています。

大学の全入時代が到来すると言われています。入学希望者数と合格者数が同じになるというわけです。ところが、試算されているのはあくまで数字ですから、人気が集中して過酷な競争の大学と、定員割れを起こす大学の2層に分かれことになるのは必至と思われます。

そこで、学校としては様々な宣伝活動が必要になります。有名私学が小学校を併設するケースも増えています。公立校は特別な事情がない限り、住居地により通う学校が定まっていたのですが、ここ数年小中学校でも「学校選択性」の導入など聞かれるようになってきました。ですから、保護者側からすると「選べるなら、より良い学校へ」。学校側からすると「選ばれる、より良い学校に」。ということになります。

結果、先般のニュースのように、受験実績の水増しや学力テストにおける学校主導の不正など、憂慮すべき事態が起きてきます。勿論「学校間の序列化や過度な競争等に繋がる」と、全国一斉学力テストの実施に懐疑的な学校も少なくありません。

俗に言う「学ぶ」とは一体何なのか。あまりにもヒステリックな現状を、誰が気付き変えることができるのでしょうか? 実社会で要求される「力」は学力テストなどでは測れません。常に数値で測って安心することしか能のなくなったせいで、政治家に身体検査が必要になったり、大相撲の星の数しか数えられなくなったのでしょうか。


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