ぱそらぼ (ぱぁと1)

パソコン講座を、まじめに愛するブログです

本当の正確さ

2007年08月26日 | 社会派らぼ
パソコンやネットで注目される(流行る?)ものは時代によって変遷します。今でも「デジカメ講座」は人気があり、写真画像への興味はなかなかのものを感じますが、ネット上では「動画」がかなり増えてきている感じがします。以前にも名をあげたことがありますが、「You Tube」をはじめインターネット動画共有サービスはかなりたくさんあるようです。

動画には動画でしか表せないリアリティがあります。ただ情報としてではなく、感覚として、絵より写真、写真よりムービーがより正確だといった選択をしているなら、一考の余地はあるように思います。

昔の子供向け図鑑には「絵」が書いてありました。多分、図鑑ほどもの数の写真を載せるのはコスト的な問題があったのでしょう。時代はやがて「写真」が当たり前になりました。恐らくこれからはネット上での検索を中心に「動画」も活用されていくと思われます。ですが、本当に特徴を表そうとすると、一番は手で描く「絵」だと言われます。「写真」は偶然(というより、意図的でしょうが)の一瞬を切り取りますから、決め手となる特徴が映っていないことも多々あるようです。私達は写真の方が正確だと信じ込んでいますが、写真では見逃してしまうこともあるのです。動画も同様な落とし穴があります。ムービーになることで、制作者の意図がより深く直観的に入り込んできます。本来理性で見極めねばならないものが、制作者の意図に流されてしまうことだって起きてきますし、目の前の画像が動くわけですから、逆に私達の感性が止まってしまう危険性も感じます。

携帯が普及して、便利になりました。親子間の溝に悩むご家庭に、ある面朗報のようにも見えます。以前だと、家にいないと、どこで何をどうしてるんだか分らないと嘆かれていた親御さんが、日に一度、もしくは数日に一度のメールのやり取りで子供と繋がっているかに思えて、少し安堵をされるというケースはあるかと思います。

ですが、携帯は繋がっているように見えて、実は心の底には繋がっていません。動画も真実を映し出すように見えて、実はそうではないのと何か似ているような気もします。便利になること、科学を活用することと、心の糸をシッカリと繋いでおくこと、心の眼でものを見ることとの違いを忘れないでいたいと思います。

列幅変更の時の数字は何?
ワンポイント知識や講座案内を(ぱぁと2)に紹介しています。必要な「ID」はpc_labo@mail.goo.ne.jp宛、ご連絡頂ければ発行します。簡単なご質問も可能です。お気軽にご連絡ください。