ぱそらぼ (ぱぁと1)

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人の真価

2007年08月09日 | 命の生き方
人生、順風満帆だと他人に優しくできるような気がしますが、逆だと思います。苦しんだからこそ、悲しんだからこそ、他人の痛みがわかるのだと思います。外見で人を判断するのは間違っていますが、何もかもを持ち合わせておられる(美貌・財産・能力・運…)方には、どうしても警戒が先に立ちます。そんな方が、心底人に優しくあるには、倍増す努力が必要だろうと思うからです。

人は苦しい時にこそ、真価が問われますが、どうも最近は「こらえ性」がなくなり、簡単にすぐクシャッとつぶれてしまう人が多いような気がします。そうしてそういう弱さを社会が守らねばならない…という方向に進展していっている気がします。勿論苦しむ人には、手が差し伸べられるべきです。本当に苦しい時は人に甘えるべきです(甘えることも又強さです)。が、私達が失いつつある、大きなショックにもつぶれない強靭な精神力は、「助け合い」だけでは生まれてはこないでしょう。

昨今の現代人は「神経」を病む人が増えました。後先省みず軽率だったのは自分なのに、そうした「間違った自分」すら正視できない人も増えました。10年近く前、「苦し紛れについた自分の嘘を、いつしか本当だと信じて疑わない人」と接して、腰が抜けるほど驚いた記憶があります。でも、今から思えば、それも「過ちを犯した自分」を正視することができない弱さを露呈していただけなのでしょうね。社会に大きな責任を担う人が、いとも簡単に自殺の道を選んだりするのと、基本は同じだったのかも知れません。

自分には何の責任もなくても、ある日突然災難は降ってきます。その不運にすらつぶれずに立ち上がる強さを、本来の私達は秘めているはずなのです。苦しいときは、今こそ真価が問われている。そう考えて自らが対処すべきで、周りは要らぬお節介や中傷を謹んで、偏に自力で雄々しく立ち上がる力を信じるしか術はないのです。横綱であっても、責任政党であっても…。その重みに耐えられず、内部崩壊していく姿は無様です。そしてそれを、あれこれ揶揄する姿は、モット無様です。


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