その蜩の塒

徒然なるままに日暮し、されど物欲は捨てられず、そのホコタテと闘う遊行日記。ある意味めんどくさいブログ。

里山を歩く(2)

2009年07月05日 | ウォーキング

 いつものように入念にストレッチをしてからJR下川沿駅を9時にスタート。間もなく広大なタバコ畑。まだまだ吸う人が沢山いるんですね。ルートは、山田~美杉~杉ノ沢~保滝沢林道~赤石沢~長瀞~立花~下川沿駅、2つの山越えで23kmを歩きました。暑くてバテましたね。


 一際目立っていた大木。葉の形状からイタヤカエデかと思います。樹齢は相当なものかと。この薪積みを見るとかなり几帳面な方かと思われます。AB型 !?


 曹洞宗洞雲寺。お庭も立派でした。


 秋田人形道祖神というもので全県で見られます。ここ大館山田地区のはジンジョ(地蔵)様で、秋にジンジョ祭りが行なわれます。女性が久那斗大神、男性が塞二柱大神だそうです。集落の入り口に鎮座してにらみをきかせていました。迫力はないですけど。てか神様に失礼ですが、下半身に大根と蕪の絵を書いた紙のふんどしみたいなのを巻いてたりして、ユニークな藁人形です(藁)

 調べてみましたら、久那斗大神は道路の神で、古事記にも出てくるそうですよ。




 癒しの原風景ともいうべき里山をみながら、未舗装の道を歩きました。モミジイチゴやクワの実が盛りで、おやつ代わりに時々食べてました。


 保滝沢林道は、結構深い山でとても一人では歩けません。お昼は、皆さんから色々お裾分けいただきました。ネマガリダケの漬物、ziploc に入れて凍らせたナス漬け、氷が溶けかけて飲み頃のヤクルトなんかが特に旨かったです。

 お昼は休憩も兼ねてゆっくりとり、靴を脱いで足指を動かしたり軽くマッサージやストレッチすると疲れ方が随分違います。長距離のウォーキングでは特に必要です。取り入れてみて下さい。

 林道にシートを敷いて座ったんですが、アリが沢山いて参りました。帰ってからもリュックの中に侵入したアリを出したりとか。



 林道からはテレビ塔のある大山が見えました。右上はちょうど林道を下った所です。今回限界集落や耕作放棄地も見ましたが、想像してたよりは荒れてなかったです。しかし、そういった田んぼも減反による休耕田として「調整水田」扱いになっているんです。なので数字としては上がってきません。あちこち虫喰い状の田んぼも景観的によくありませんし。

 減反は米価維持を最重視しているからなんですが、現状維持だとあと十年もすると里山は崩壊するでしょう。ここはひとつ、シンクタンクにお勤めの頭のいい人に頑張ってもらわなきゃ。
コメント
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