エコポイントで図書カードにしたので、ヤマケイ山学選書を買ってみました。付箋紙だらけのお見苦しい画像ですみません。
「山歩きの基本がわかる本」は文字が大きく、かわいいイラストがいっぱいで読みやすかったです。内容も一通りのを網羅しています。初っ端は憧れの山にチャレンジと題して、人気の富士山と屋久島を紹介しています。そして計画、準備、山行と続きます。特に「持ち物チェックリスト」は、鍛え上げて自分なりのオリジナルを作ると準備がスムーズになります。山行に関してはわりとありきたりですが、マナーを含めた歩き方とか休み方、山小屋についての解説がよかったです。第6章の「山で困ったときの対処法」もしっかりツボを押さえてます。すなわち悪天候、動物やハチとの遭遇、道迷い等のアクシデント、ケガ・病気に対する対処の仕方など。
山学選書は9冊ほど出ていますが、選んで買ったのではなくこの4冊しか本屋になかったからです。一番内容的に充実してて面白かったのは「病気に負けない健康登山」でした。医師が書いた本なので、医学用語が若干難しいですけど。体温管理のポイント、血糖の話、低体温症の救護の仕方等々タメになる記事が盛り沢山。紫外線対策として、垢のパックが紫外線をブロックしてくれるので、山中では顔を洗うなというのも面白い切り口でした。バリアフリー不要論も目から鱗でした。廃用性萎縮って言うんだそうですが、人間の体は使わないと機能が退化し、通常の環境では体を引っ掛けて転倒しやすくなり、特に山に登る人にとってはバリアフリーは危険だということです。
次点は「中高年に贈るラクラク登山術」。ここでもトラブル防止や安全登山については、口煩く書かれています。パッキング法・ストレッチの重要性、必須アイテムとしてのストック、アミノ酸サプリの摂取など中高年向けならではの記述に、思わずニヤリとさせられました。「自分らしいテーマで山を満喫しよう」もいい内容でした。カメラ、花、料理、歴史的背景を探る、スケッチ等々。モデルプラン他全国のラクラクコース・高原コースも紹介されています。
「山で困ったときのテクニック」は、書き方が尻切れトンボ的で読みにくかったです。「起こる可能性のあることは起こる」というのをマーフィーの法則って言いますが、ここでは「山で盲腸になったらどうしよう」ということを取り上げています。そんな事心配してもしょうがないやろ、って普通は思いますよね。ところが、登山計画書を見てみると血液型の下に盲腸を取ったか、未だかを記入する欄があったりして、意外と重要だったりします。また「山で使えるテクニック」としてかの田部井淳子さんが寄稿されていますが、やはりマッサージの話が出てきました。たまにテレビ出ても必ずマッサージしてますよね。開業したらどうでしょうww それとあの方のザックからは、色んなものが出てきて驚かされます。
「地形図の楽しい読み方」。この手の本が面白い訳がない。山と関係ない記述が多いのも原因か。
追記;昨夜20億分の1となって、ロイヤルウェディングを見てました。ドレスの裾を持ったりの付添人(メイド・オブ・オナー)は、妹のピッパ(フィリッパ)らしいですね。色黒でなかなかかわいかったです。ヘンリー王子には恋人がいるそうですが、兄弟姉妹でなんてことになると面白いかも。。