その蜩の塒

徒然なるままに日暮し、されど物欲は捨てられず、そのホコタテと闘う遊行日記。ある意味めんどくさいブログ。

そばきり長助

2008年09月30日 | 外食

 男鹿和雄展の前に「そばきり長助」で昼食をとりました。角館は蕎麦屋さんが多いです。ここは観光客が多いので、蕎麦屋さんが成り立つのだと思います。秋田の場末の蕎麦屋さんは、それほど経営的に厳しいものがあります。


 風船かずらがお店の雰囲気にぴったりでした。風船かずらの実って面白いんですよ。白黒なんですが、ハートマークがくっきりとついてるんです。BGMのジャズも何気にステキでした。それとテーブルや器に、角館の伝統工芸でもある桜の樺細工が使われていました。


 左上;二色もり945円。殻ごと挽きこんだ十割の田舎そば「挽きぐるみ」(黒)と殻をむいた十割そば「丸抜き挽きぐるみ」(白)の合い盛り。十割そばとは、「つなぎ」を一切使用せず、そば粉と水のみで打ったそばの事です。

 右上;もりそばのおにぎりセット750円。こちらのもりそばも十割。そばの香りが強く、コシも強かったです。自家生産、自家製粉、挽きたて打ちたて茹でたての三たてをモットーとしているお店です。また蕎麦湯は、蕎麦湯用にわざわざ別に茹でているそうなので、こちらも楽しみのひとつです。付け合せのお餅も美味しかったですよ。



 左上;二八とろろそば650円+天ぷら420円。右上;二八かけそば550円+天ぷら420円。天ぷらは以前に比べて50円アップしていました。大盛りは155円増し。大盛りにすべきでしたね。


 名刺をスキャンしました。9/23は火曜日で定休日なはずでしたが、祝日ってことで営業してました。また農繁期には休むこともあります、という但し書きもみてましたが、どうなんでしょ!? まぁ食べれてラッキーでしたけど。。


 そばのあとは、ウチの女性陣がソフトを食べたいということで、美杉の「黒糖ソフト250円」を。黒糖のコクがありますが甘すぎず、とても美味しかったです。
【美杉】
秋田県仙北市角館町岩瀬町15
0187-53-3135



 こちらは番外編ですが、岡山の親戚から送られてきた今年3回目の葡萄。「桃太郎ぶどう」という新作だそうですが、皮ごと食べれて種なし。ものぐさにはぴったりです。

なまはげのゆっこ

2008年09月29日 | 温泉

 これが大増川のなまはげ橋のモニュメントです。なまはげライン沿いの他の橋にも色んなのがありますので、チェックしてみて下さい!


 ウォーキングのあとは温泉に行くことにしていますので、「温浴ランドおが」へ。なまはげ橋を渡って割りとすぐです。ここの入り口にもなまはげがいました。


 造花も秋の様相。


 泉質はナトリウム-塩化物泉でごく普通の温泉でしたが、入浴料が300円と非常に安かったです。それにしてはジャグジーとか10名ほど入れるサウナもあり、まだ新しく気持ちよかったですよ。放牧の牛が草を食(は)んでたり、庭の感じもよかったです。

 そのサウナで地元の人同士の会話を聞いていたら、「かた」という単語が連発されていたんですよ。「かたには」「かたの方が」など。大潟村の「ポルダー潟(かた)の湯」のことだとはすぐに分かりましたが、「略しすぎだろ」と突っ込みを入れたくなりましたね。秋田弁って、大体こんな感じです(笑)



 こちらは、隣接する「なまはげオートキャンプ場」。コテージもあり、こちらは通年営業です。
【なまはげのゆっこ温浴ランドおが(日帰り温泉)】
秋田県男鹿市北浦北浦字平岱山1
0185-33-3715
入浴料;300円
定休日;第2,第4火曜日(祝日のとき翌日)
営業;9:00-21:00(4-10月)
  10:00-20:00(11-3月)

すごえもん屋

2008年09月28日 | 外食

 昼食会場は、“寒風山食堂”。寒風山祭りの最中なのに、よく場所を提供したもんだと感心しきりでした。しかも私ら昼食持参ですから  春先からこのウォーキングに参加してますが、昼食に関してはいつも戸惑っています。参加人数が100名を越すので安易に食堂を利用して下さい、とは謳いづらいのかもしれません。

 そのためコンビニからおにぎりを2個買っていったのですが、足りないので食堂で“さば味噌定食750円”を頼みました。隣の見知らぬおばさんも“稲庭うどん”を注文したんですが、あちこちからお裾分けを頂いているうちに、お腹いっぱいになったし遅いってことでキャンセルしちゃったんです。

 とばっちりがこちらにも及び、「待ってらんないでしょ。あなたもキャンセルしちゃいなさいよ。私が言ってくるから!」と。圧倒的なおばさんパワーを前に「私は待ちます。」など言えるわけないじゃないですか とりあえず、おにぎり2個食っといてよかったですよ。



 中途半端にお腹がすいているので、ウォーキング後急いで飛び込んだのが情報誌やネットで話題だった“すごえもん屋”。秋田市方面から広域農道のなまはげラインを走ってきますと、大増川にかかるなまはげ橋の手前にあります。ここは魚屋も兼ねていて、一箱1,000円で買えます。
【すごえもん屋】
男鹿市北浦安全寺大台野
11:30~15:00(L.O.14:30)



 雑誌や店の看板にも15時までと書いているのに、ラストオーダーが14:30らしく、初めは断られました。飛び込んだのは14:44分。オヤジさんがダメだと言うところを、奥さんの助け舟で食べることができました。

 話を聞くとこれから奥さんは別の店へ行き、オヤジさんは漁協へ行かなきゃなんないんだそう。どうりであわてふためいているはずです。



 刺身定食は、通常1,500円で焼き魚もつくんですが、時間がないので焼き魚抜きで1,000円に負けてもらったことになっていました。ちなみに、ご飯は食べ放題です。

 ところがネットでこんな画像を見てしまっており、雑誌に掲載されたのは天ぷらまでついていたので、妙に納得がいきませんでしたね。気分によって盛りがよかったり、というのは食堂ではしてはならないことです。

「なまはげの男鹿半島のみち」ウォーク(3)

2008年09月27日 | ウォーキング

 寒風山に登っていって向かって左側に見えるのが、姫ヶ岳です。距離は240mと短いですが、標高差が50mあり急な山でした。いま流行りの低山登山ってやつでしょうか。山形と新潟の県境の「日本国」という555mの山が人気だそうです。


 登りと下りの画像ですが、急なのが分かりますでしょうか?


 左上;姫ヶ岳から見た寒風山。右上;山頂にあった石川理紀之助の歌碑「うちわたす男鹿の島山雲はれて琴の湖たつ波もなし」


 帰りは男鹿パノラマラインを下ってきましたが、途中宗泉寺の上にある岩清水に霊蛇伝説があったためか、死んでるヘビを2匹も見てしまいました。1匹は車にひかれて無惨な姿で。右上;宗泉寺


 宗泉寺の手前にはおどろおどろしい大きな柳がありました。右上画像の一番右の石碑は、宗泉寺入り口にあったもので男鹿市指定文化財の“板碑(いたび)”と呼ばれるものです。墓ではなく、中世の石造供養塔の一つだそうです。「南無阿弥陀佛」と書かれていました。


 宗泉寺の近くにあった富永山延命寺。立派な山門でした。 


 左から、男鹿の海の夕景、松喰い虫で立ち枯れた松、大潟村の直線道路。直線道路は、秋田県道54号男鹿琴丘線で直線部分(琴丘森岳IC~サンルーラル大潟)は約11km。一部通称菜の花ロードと呼ばれる県道298号線と平行に走ってます。昔茨城で「ここは高速道路ではありません」という立て札をみたことがありますが、ここも必要かもしれません。

 一方男鹿市五里合あたりの、国道101号線の狭さはどうなんでしょ。行き止まりになるんじゃないかってぐらい不安がありますよ。


 今回も完歩証をいただきました。登りでつま先に重心がかかったためでしょうか、足のすね(前脛骨筋)が軽い筋肉痛になりました。

新米食べたよ

2008年09月26日 | うちごはん

 新米は美味しいですね。甘みがあり水分量も豊富なのでツヤツヤしています。いつもは一膳なのですが、二膳いただきました。昨晩のおかずは、鱈ときのこのホイル蒸しの他にかぼちゃのコロッケ+キャベツの千切り、刺身、みずのこぶと人参の塩昆布和え、キムチ、梨でした。

 今年は、いもち病がなくやカメムシが少なかったため完全無農薬となりました。作付け米を選ぶ場合、いもち病への抵抗性、穂発芽性、耐冷性、耐倒伏性など考慮することは多々ありますが、決め手は食味ではないでしょうか?ウチでは「めんこいな」ですが、あきたこまちに比べて粘りが少ない分さっぱりとしています。冷めても硬くならず、美味しさが持続します。

 米作りにはそれぞれ一家言あると思いますが、ウチの父のこだわりは登熟期~完熟期に田んぼを干からびさせないことです。これが胴割れを防ぎ、米に含まれる水分量を上げるというのです。

 それから、話のついでに「ねこまんま」について触れたいと思います。昔は残りご飯に味噌汁をかけて犬猫に与えていましたが、犬猫は汗をかかないので塩分摂取はそれほど必要がないんです。そのため昔は短命だったんじゃないかと考えられますね。炭水化物よりは蛋白質の摂取の方が大事です。それとネギや玉ネギは犬猫には絶対与えないで下さい。犬猫の赤血球を破壊する硫黄化合物が含まれているからだそうです。