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その蜩の塒

徒然なるままに日暮し、されど物欲は捨てられず、そのホコタテと闘う遊行日記。ある意味めんどくさいブログ。

笹森山

2017年10月14日 | 秋田駒・乳頭

 登り始めはくま、クマ、熊。


 すすきがすごい丈。


 森の中に入るとブナの紅葉が盛り。



 白のコントラストも素晴らしく。


 ツリバナの紅葉途中。最終的には赤く染まります。


 シラネアオイの実。最終的には右上のように弾けます。


 紅葉も違う色が入ると違って見えます。下草の緑の笹もアクセントだったりと。


 天然開きナメコにエンカウンター。ちょいちょい横文字が入るあたりは小池さんか!?ちゅうの。



 その他色々とキノコを見かけましたが、どれも怪しいので採りませんでした。


 湯森山と笹森山の分岐点。えぐれてしまっててベンチが利用できないぐらい高くなってました。


 山頂にはイチイの実とアカミノイヌツゲの実。


 笹森山の標高は1,414m。森吉山や田沢湖が見えました。

秋田駒ヶ岳~ほとんど花のアップ(2)

2017年07月30日 | 秋田駒・乳頭

 ウチから凍らせて持ってきたカルピスウォーターを、横長根で休憩した際飲みました。若干溶け過ぎでしたが、冷たくて生き返りました。その後は尾根歩きで楽させてもらえるところがこのルートのよいところです。小岳もよく見えます。噴煙も出てますね。


 ブナの実は部分的には豊作なようにみえますが、今年はどうなんでしょうね。右上;オトギリソウはまだツボミ。


 左上;ラン科ツレサギソウ属コバノトンボソウ。小さいので見落としがち。右上;コバノイチヤクソウかマルバノイチヤクソウ。はたまたカラフトイチヤクソウか。この辺の区別は素人にはつきかねます。


 この一画にしか咲かないベニバナイチヤクソウはほとんど終わってました。


 ミヤマアキノキリンソウの咲き始めとコキンレイカ。葉と花が違いますが、知らない人には同じに見えるらしい。


 第二展望台のところから夏の代表格ハクサンシャジンが登場。


 オヤマソバとミヤマホツツジ。この辺りではオノエランも見かけたんですが、時期的に遅かったかも。


 大焼砂を行きます。砂状の溶岩で富士山などと同様歩きにくいです。


 そんな砂礫帯にも結構な植物が根を張っています。コマクサは終盤。イワブクロは盛りをちょっと過ぎたぐらい。


 ミヤマキンバイは一輪だけ花をつけたのを見かけました。この辺りは強風が吹き荒れるので背丈がありません。


 岩手山と早池峰山。


 キバナノコマノツメとホソバヤマハハコ。ヤマハハコは標高が上がるにつれ葉が細くなってきます。


 エゾニュウとコオニユリ。


 一見同じように見える葉ですが、左上がシラネアオイで右上がハリブキ。茎を見るとハリブキにはトゲがありますのですぐ分かります。


 雲海が出てました。


 眼下はムーミン谷。時間の関係でここで終了。山頂を目指すだけが登山ではありません。

秋田駒ヶ岳~ほとんど花のアップ(1)

2017年07月29日 | 秋田駒・乳頭

 秋田駒へトレーニング登山に行ってきました。田沢湖経由で岩手雫石の国見温泉へ向かおうとしたら、御座の石が土砂崩れで通行止め。R105号線との分岐の標識を見落としたかもしれません。迂回して田沢湖ローズパークホテル経由にしたら、約40分のロス。朝の40分は大きかったですね。おまけにあちこちで工事に伴う信号待ちで、通常の倍ぐらい時間がかかってしまいました。


 なので国見温泉の登山口を8時過ぎの出発となってしまいました。


 聞くところによると、昨晩と今日早朝に土砂降りがあったそうですが、登山道には大して影響なし。


 出発時ノリウツギが盛りでしたが、上の方ではまだツボミ。


 ツルリンドウとツルアリドウシ。ツルアリドウシは大量に咲いてました。


 ハクサンボウフウとゴゼンタチバナの花後。


 ハクサンシャクナゲの咲き残りとオオカメノキの実。


 コバイケイソウの花後とコバギボウシ。


 ニガナとジシバリ。似てますが、背丈と花数が違います。


 ちょうど1時間かかって横長根着。


 ミヤマハンショウヅルの花と花後。


 アオヤギソウとドウダンツツジの実。


 ユキザサの実とヨツバムグラ。


 ウゴアザミとオヤマボクチは葉が違いますのでオニアザミかと思います。


 ヨツバヒヨドリのピンクと白。

裏岩手滝ノ上温泉周回縦走(4)

2016年09月22日 | 秋田駒・乳頭

 大白森山荘まで30分のところに、小和瀬へのエスケープルートがあります。右上;やっとまともな標識が出てきました。



 大白森山荘は平成15年設立ですからまだ新しかったですが、ストーブは更新する必要があります。このままでは使えません。2階へ至る外階段は冬用です。当然ですが、トイレもついてました。


 さらに山荘から30分ほど歩きますと、大白森の平原へ出ます。左上はその出口ですが、その開放感たるや歩いてこないと分からないでしょうね。近年は整備された道を歩くことが多かったですが、ワイルドな道を歩くことによって自然との一体感を持つことができたように思います。






 池塘と平らなところにある大白森山頂。


 木道の向こうに秋田駒ヶ岳。


 小白森山はちょっと小ぶり。


 この道はぬかるみが多いことが難点かな。山ブドウはもう少しで熟します。


 山ウルシの向こうにナナカマド。山ウルシは枝先が傘状に開いてるのが特徴で、一見して見分けがつきます。


 オヤマリンドウは、それほど離れてないところで盛りのと枯れの2様態が見られました。


 これが地図にも出てる「鶴の湯分岐」さらに進むと「蟹場分岐」が出てきます。ところが、歩行中GPSのタッチパネルに触れてしまったみたいで、表示がドライブモードになってしまって高精細地図が出てこなくなってしまったんです。地図も持ってたんですが、現地を見て分岐じゃないと判断してしまいました。よく見てください。こんな分岐ってあります?せめて田代平山荘とか乳頭山方面とか表示してよね。こんなんじゃ左折できませんって。秋田県人として恥ずかしいわ。てか人を小馬鹿にしてしてません!? それと山でそこらじゅうに看板掲げて「鶴の湯」の宣伝するのやめてくれる。どんだけ集客したら気がすむのよ。


 下り続けるのでヘンだと思ってたら大白森の登山口に着いてしまいました。突き当りはT字路の林道。


 乳頭は左方面なので進んでみたら、大白森のもうひとつの登山口。そのまま進んだら行き止まりでした。


 時間もロスしましたし、戻って蟹場温泉へ行くことに決めました。右上;駒見峠。


 3.5kmを新奥の細道経由で蟹場温泉へ。カミサンへ電話して迎えに来てもらい、さらに車をおいた岩手の滝ノ上温泉まで送ってもらいました。かなり激怒してましたが、動けないぐらい疲労してましたし、しょうがないですな。笹薮で迷わず、まともな登山道の分岐で間違えるあたりも自分らしいです。行程にもムリがあったようですが、失敗談を語ってこそのブログかな、という気もしてます。

裏岩手滝ノ上温泉周回縦走(3)

2016年09月21日 | 秋田駒・乳頭


 相も変わらず藪漕ぎです。単独行でよかったですよ。絶対文句つけられるはずですから。大きい画像は、この縦走路からよく撮られてるポイントで、葛根田大白森が見えてます。天気がいいと左に秋田駒が見えます。


 ツバメオモトの実とイワイチョウの花。春の花が何で咲いてるのでしょう?


 関東森手前の湿原。


 倒木も増えてきましたし、まともに立ってる標柱もありません。特に歩きに支障があるわけではないですが、倒木は油断してると渡渉同様道をロストする場合があります。


 こちらは八瀬森山荘手前の湿原。ミツガシワの生えた池塘もありましたが、地図に記されてる水場は見当たらず。途中から本降りになったせいもあり、疲れてて探す気にもならず。ブッシュ以外は分岐からほとんどアップダウンはないので、そういう意味では楽だったかも。


 出発から7時間40分かかって、ようやく八瀬森山荘に到着。トイレはなし。たしか建てられたのが平成2年ですから、結構古くなってきてます。7、8組のふとんと毛布が掛けられてました。フラッシュをたいたので明るく写ってますが、窓が一部塞がれてたのでとても暗かったです。1人だったせいもあり相当不気味でしたね。雨が途中で止んだため建物のきしみも気になってきて、酒飲んで耳栓して寝ましたが朝までまんじりともせず。


 2日目は長丁場なので4:10分にヘッデンをつけて小屋を出発。左上は5時過ぎの画像ですが、ブッシュの中に何やら赤い不気味なのが写ってますね。赤テープでは決してありません。右上;大きい倒木はこのように切ってあり、登山道である意味も含んでるのでは。


 曲崎山からの眺望。秋田駒方向。


 岩手山がちょっと頭を出してます。


 小畚山方面。


 左上;葉の質感は似てますがオオバスノキは葉先が尖ってますから、クロウスゴでしょうね。右上;曲崎山頂は眺望なし。熊は人間の構築物がキライだと見えて、どこのもことごとく破壊してます。


 引き続きブッシュ。右上の大白森に向かって急登を下っていきました。



 サラシナショウマとマンガのようなキノコたち。