その蜩の塒

徒然なるままに日暮し、されど物欲は捨てられず、そのホコタテと闘う遊行日記。ある意味めんどくさいブログ。

『標高二八○○米』

2012年03月31日 | 本・雑誌
 著者は、南アルプスの麓に家族・犬と共に住んでおり、ジャンル的には山岳冒険小説ですが怪談も得意とするところです。本書は8つの短編に分かれていてどこからでも読めますが、タイトルの標高二八○○米だけは「リセット」とリンクしてます。3.11の影響を受けた小説でもあり、ここしばらくは「震災後小説」が続きそうですね。標高二八○○米が人類消失の限界点ということですが、山には森林限界が存在してるわけでそれとダブってしまいました。しかしながら、どういう理由で消失したかが一切語られてないというのは、釈然としないものが残りますね。そりゃ書く方は楽かもしれないですよ。

 渓にて・・・実際そうやって終えれたら最高なんでしょうけど、人類最後にしては切羽詰まった感がないですね。
 霧が晴れたら・・・二転三転しすぎ。
 モーレン小屋、屍山、夜よりも暗い影、の3点はよい出来だと思います。上から目線ですけどw
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あえて無題

2012年03月30日 | 雑記
 「田沢湖病院医療訴訟、原告が逆転勝訴」仙北市と医師で2,600万円の損害賠償へ。バイクの交通事故で、盛岡市内の病院に転送後亡くなってます。素人が口をはさむ事案ではありませんが、医療訴訟は増えすぎでしょ。医療過誤が増えてると思えないんですけどねぇ。昔が神の領域だっただけでしょうか?救急患者だと同意書にサインすることもないでしょうから。日本はもう完全に訴訟社会になっちゃってますね。

 救急車のたらい回しが問題になっていますが、これじゃリスクを冒してまで設備もないのに救急患者を受け入れる病院などないですよ。それと地方の医師不足と診療科の需給不均衡による偏在。訴訟のリスクのある科を敬遠して、医師は皮膚科、耳鼻咽喉科、眼科、精神科等へ流れてしまってます。弁護士なんか増やす必要はないと思います。食っていくためには、煽ってムダな訴訟を作り出すことも考えられます。増やすべきは弁護士ではなく医師なのですから。
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限界集落株式会社

2012年03月26日 | 本・雑誌
 書籍ランキングで上位の「限界集落株式会社」を読んでみました。私も以前、低年収に甘んじているフリーターやハケンなどの非正規労働者と、限界集落を結びつける手立てはないものかと考えておりました。なかなか具体化する手立てはなく、第一先立つものがありません。実は昨年度辺りから、急激に農業への新規参入企業が増えています。震災を期に食に対するこだわりが変わってきていることも一因でしょう。マクドナルドがサラダを始め、セブンイレブンが移動販売を行ない、野菜は工場で作られたり農業を取り巻く環境も変わってきてます。ツマもので高収入を得ている高齢者だっているわけですよ。やり方次第では、本書のような企業化も夢ではないでしょう。

 ただしJ○という巨大組織は壁ですね。私も一時期かかわったことがありますが、規格に関しては厳しいなんてものじゃありません。形のいいものを作ろうとすると農薬を使わざるをえません。その農薬を扱ってるのはJ○なんですよ。規格外のクズ野菜は、刻んでしまえば分かりません。例えば、ホテルあるいは学校とか施設など給食なんかで大量消費するところと年間契約を結ぶ手もあります。実績がないと契約できないといわれますけど、元から実績があったわけではないのですよ。J○にとっては道の駅なんかも脅威じゃないでしょうか。

 P72に「日本の常識は世界の非常識」が引用されてますが、逆もしかりです。それこそがガラパゴス化と言われる所以でして、同じである必要がどこにあると思ってしまいますね。違ってなんぼ、大いに結構じゃないですか!? 物語は順風満帆とはいかず、後半ではクレーム処理に駆けずり回ることになります。その手の教科書では、誠心誠意対処することによって、顧客の信頼をかち得るチャンスとも言われますが、実際頭を下げて廻るのは大変なものです。尻切れトンボ的な終わり方をエピローグで補足してますが、プロローグがないのにエピローグというのは納得いきませんね。

【漢字】
偲(しの)ぶ、捲(めく)る、矢鱈(やたら)
土壷(どつぼ)に嵌(はま)る、晦(くら)ませる
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焼いてくれや

2012年03月25日 | 外食
 今日は、いきものがかりの一般発売なので10時から悪戦苦闘したものの、2分で終了しました。いわゆる SOLD OUT ってヤツです。郡山、秋田、青森、岩手の4箇所がですよ。500円を余分に払うのがイヤで、プレリザーブを回避したばかりに。。20分後、奇跡的に空席アリになって、ID、パス、認証番号入力までこぎ着けたものの、あえなくエラー。毎回システム利用料として210円取られてるんですから、サーバーを分散するとかチケットぴあももう少しなんとかなりませんかね。


 さて、訳あってここんとこ秋田市へ通い詰めです。昨夜は外旭川の“焼肉くれや”へ。踏み切りのすぐ近くなので場所は分かりやすいですが、車は店の入口両側に2台しか駐車できません。カップルが多かったです。焼肉食べるほどの仲ってことは、推して知るべし。

焼肉くれや
秋田市外旭川八柳3-11-5
018-868-4129



 炭火焼で、オーダーしてから大きめの七輪がセットされ、上にある換気扇で煙が吸い込まれます。箸は韓国のような金属製でしたが、重くはありません。小上がりは、掘りごたつ式になっており床暖が入ってる感じでした。


 タレはレモンダレと2種類。ビールはジョッキがギンギンに冷えて、カミサンが美味そうにしてました(私は運転手)。


 まずはチャンジャとキムチ盛り合わせ。バカの一つ覚えで、どこ行ってもこればっかw 器がオシャレです。



 カルビにハラミ、ネギ塩上タンとニンニクタン。ネギ塩は片面焼きになるため、焼き加減が難しいです。ニンニクタンも我家族には好評でした。肉とニンニクは合いますからね。


 冷麺とカルビクッパ。冷麺にはお酢が付いてきます。お酢を多めに追加した方が、さっぱり感が増しました。カルビクッパにはゴロンと大きい肉塊が。


 トマ豚と豚けむり、という変わりメニュー。トマ豚は、“トマトン”と読むのでしょう。トマトを豚バラで包んだもので、マヨネーズが付いてきました。豚けむりの付け合せは、スライスにんにく、コチジャン、生ニラ。それらを肉と共にサンチュで巻いて食べます。


 デザートは、ココナッツマンゴーとイチゴサンデー。ココナッツマンゴーは器が大きかったですね。人気メニューらしいです。イチゴサンデーの中身はコーンフレークでした。順調に運ばれてきてたんですが、混み始めて外のベンチで待つ人も出てきて、デザートが出てこずかなり待ちました。りんごもサービスということでしたが、とうとう出てこなかったですね。店員にまだ来てない旨申告したものの、無視された形で気分がよろしくなかったです。なので意味のないサービスはやめたらどうでしょう。そう言えばレシートもなかったですね。少ない金額ではないのですから、やはりくれるべきでしょう。勘弁してくれや~w
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石挽き手打ちそば 萬八

2012年03月21日 | 外食


 今回は家族で蕎麦屋。ナビをセットすると一発ですが場所が分かりづらい上、駐車場が狭いです。さすが人気店。13時を回ってましたが、ほぼ満席でした。
【萬八】
秋田市新屋元町13-34
018-828-2738



 カレー南蛮そば1,000円。温麺だとそばのコシを感じられませんが、それを犠牲にしてまでも食べてみる価値はあります。


 左上;野菜天ざる1,200円。右上;天ぷらおろしそば1,100円。シェアーして食べてみました。コシ、味と香りなど温麺では味わえません。漬物も薄味でそばに合ってました。
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