著者は、南アルプスの麓に家族・犬と共に住んでおり、ジャンル的には山岳冒険小説ですが怪談も得意とするところです。本書は8つの短編に分かれていてどこからでも読めますが、タイトルの標高二八○○米だけは「リセット」とリンクしてます。3.11の影響を受けた小説でもあり、ここしばらくは「震災後小説」が続きそうですね。標高二八○○米が人類消失の限界点ということですが、山には森林限界が存在してるわけでそれとダブってしまいました。しかしながら、どういう理由で消失したかが一切語られてないというのは、釈然としないものが残りますね。そりゃ書く方は楽かもしれないですよ。
渓にて・・・実際そうやって終えれたら最高なんでしょうけど、人類最後にしては切羽詰まった感がないですね。
霧が晴れたら・・・二転三転しすぎ。
モーレン小屋、屍山、夜よりも暗い影、の3点はよい出来だと思います。上から目線ですけどw
渓にて・・・実際そうやって終えれたら最高なんでしょうけど、人類最後にしては切羽詰まった感がないですね。
霧が晴れたら・・・二転三転しすぎ。
モーレン小屋、屍山、夜よりも暗い影、の3点はよい出来だと思います。上から目線ですけどw