トリアージ(triage)…先日山陽道八本松トンネル多重事故の際にも登場しました。混乱した救急医療現場の整理や二次災害防止のために、色分けされたトリアージシートやトリアージタグが使われます。赤は最優先(重症)、黄は待機(中等)、緑は保留(軽症)、黒は死亡。ただし容態の変化もあるので、緑であってもすぐに帰宅させることはありません。関連用語;アンダートリアージ、オーバートリアージ、コールトリアージ
レスパイト(respite)…英和辞典では「一時的休止」「ひと休み」「休息期間」あるいは猶予、延期、(死刑の)執行猶予という訳語がでてきます。最近使われているのは、レスパイトサービスとかレスパイトケアなど、在宅ケアの介護者が日々の介護の疲れから一時的に解放されリフレッシュされるサービスのことです。具体的には、一時入院、施設への短期入所、介護人の派遣などの福祉サービスがあります。
ステマ…ステルスマーケティング(stealth marketing)の略。営利を目的とした、宣伝手法というより宣伝工作の一種。日本古来からあった「サクラ」との違いは、インターネットを使って巧妙化してる点でしょうか。ブログや掲示板、カスタマーレビュー、口コミ・評価サイトでのやらせ書込みなどがあります。
アンガーコントロール(anger control)…アンガーマネジメントとも言い「日本アンガーマネジメント協会」なる団体も存在します。昨年労働安全衛生法が改正され、ストレスチェックが義務化されましたし、企業においてもメンタルヘルスが重要視されるようになりました。誰しも学校では感情のコントロールの仕方なんて習っていませんが、最近特に「怒り」に起因した事件が多くなっています。怒りはデメリットでしかないのです。ちょっとだけそのプログラムを覗いてみたんですが、「白黒つけない」「80点で満足する」「気分転換できるものがあるか」と、考え方ひとつで随分変われるものです。
サスティナビリティ(sustainability)…「持続可能性」という意味ですが、極端な話利益追求オンリーでは会社は潰れちゃいますよ、ということでしょう。企業は経済、環境、社会面でバランスよく社会的責任を果たすことで、将来的にも存続する可能性を持ち続けられます。具体的にはダイバーシティの導入とか、ワーク・ライフ・バランスに配慮した多様な働き方に対応していく姿勢が求められています。
マルシェ(marché)…仏語で市場。フランスではスーパーももちろんありますが、肉、魚、有機野菜などはマルシェで買います。毎日開催されるところとか週1回などまちまちです。スーパーとマルシェが共存共栄してるところは見事です。日本はどちらかというと、大手資本が地域の衰退を招いてるのが現状です。秋田県には五城目のように有名な朝市がありますが、五城目マルシェになったらやはり違和感がありますね。でも全国的にはマルシェを冠するところが多くなってきました。北秋田市には市日(いちび)といって、定期的に市の立つ日が決まってるところが6ヶ所ほどあります。阿仁地区は毎月4の付く日が開催日ですが、昔ほどの盛況さはありません。