蒼ざめた馬の “一人ブラブラ、儚く、はてしなく”

山とスキー、車と旅、そして一人の生活

若葉の始まり、イカリソウ、ヒトリシズカ、そして護憲集会

2013-04-15 19:55:48 | 朽ちゆく草の想い

昨日は久しぶりに布引谷・山の家へ戻ってみた。
布引谷・市ケ原から通学、通勤していたハイキングコースの風景が、昔とは変ってきて、また蛇口から出る布引ウォーターの色が緑がかった事があって、山の家への移住はヤメたが放棄はしていない。園児の頃から歩いて通う事を強いられた“怨念”もまだ残っているし。

春になって新神戸駅周辺にはバーベキュウの香りが漂い出した。

Imgp4954 相変わらず橋の下でお楽しみ中のグループ。駅の排水がモレて降りかかる事はないとは思いますが、ようヤルわ。

Imgp4955 新神戸ロープウェイが行き交う上方の新緑。

Imgp4957 山腹に転々と咲く山桜。

Imgp4958 芽吹き、若葉の始まり。

Imgp4959 若葉の中の山桜。

Imgp4960 イノシシに荒らされた庭。スイセン、カンゾウが繁っていたが、シランは球根が喰い尽されたのか、姿は見えず。 

Imgp4961 イノシシはエサを探して、あらゆる所を掘りかえそうとした様だ、飽きもせずに。

Imgp4962 いくら片付けてもキリがない。

奥に見えるのは隣のおバカが立て掛けている柵。こちらの敷地に入り込ん出いる時は押し返している。その柵の横に黄緑の小さな茂みが見える。

このおバカは3年程前、ここを全て売り飛ばして南の国へ移住する、と言い出した。
そして、売り飛ばす土地をハッキリさせるため、境界に柵を立てたい、ついてはお宅の物置が境界からはみ出ているので移動して欲しい、と言い出した。
物置は30年程前、オヤジが建てたもの、何を今さら、アホっチャうか、コイツ。

コイツは一緒にハイキングコースを歩いて小中学校を通った仲間ではなかった。隣の先代サンの後妻についてやって来て、既に社会人だった。

大体、境界て、どこ?今まで気にした事はなかった。

昭和42年7月の豪雨で、世継山頂上付近に強引に造成したゴルフ場が崩れ、ここから約500m離れたエリアを山津波が襲い21人が亡くなった
その後この辺りは市街化調整区域になった。つまり、空き地があっても新たにモノが建てられない。境界ギリギリに増築など出来ない。
結果、この辺りの土地に価値はなくなった。境界ナンゾどうでもイイ。

しかし地主でありキチンと固定資産税を払っているワタクシが、境界を知らないのもチョット変だ。
ワタクシが登記した時の司法書士に訊くと、法務局へ行って地積測量図を見れば判る、と教えてくれた。その時まで土地とか不動産の事など、全く関係のない業界で働いていたので、何も知らなかった。
オヤジがここを建て替えた時の建築確認通知書(+測量図)も出て来て、境界は判った。

隣のおバカは地積測量図の存在を知らなかった。(この辺りが市街化調整区域である事すら知らなかった)
それでは彼らが言う境界の根拠とは何か。
それは神戸市が行った道路境界明示のボルトだった。そのボルトを打ち込む時、隣のヨメハンが立ち会ったらしい。そのボルトの一つが約0.5mこちらの敷地内にあった。
アタシが立ち会った、ただそれだけで、そのボルトが境界で、物置がはみ出ていると言っていたのだ。アア、アホクサ、一笑に付するおバカさ。

ワタクシは地積測量図を示し境界を主張した。

その後、隣のおバカは境界ギリギリに、建具か何かの一部を柵として立て掛けた。
境界にはイカリソウが生えていて毎年春にキレイな花が咲いていた。
しかし、柵を立て掛ける時、その辺りをゴソゴソ踏み荒らしたためか、イカリソウが咲かなくなった。植物、花々を愛でるような教養はアイツにはない。もう枯れてしまったのか、と諦めていた。

柵の横に見えた黄緑の繁みはイカリソウだった。

Imgp4963 今年は咲いていた。ヨカッタぁ。

Imgp4965 庭のあらゆる所にモミジが生え出している。放置すると庭はモミジ林になる。30分ほど掛けて大半を抜いた。

他の雑草も抜いて、落ち葉を燃やすと、あとは何もする事がない。帰りましょ。

Imgp4966 満開の山桜。

Imgp4967 そして見つけたヒトリシズカ。イカリソウもヒトリシズカもオフクロが好きだった花。

ヒトリシズカが静かに独り咲いていた辺りも、以前からイノシシが掘りかえし続けていて、“シズカちゃん”は一度姿を消した。
しかし今年、復活していた。
野草はキレイだけではない、強いのだ。

下界へ降りて来て、三ノ宮の勤労会館へ寄って護憲集会を覗いた。
集団行動が苦手なワタクシ、集会への参加などもあまり気は進まないが、こう言う行動への賛同表明のつもりで時々オジャマしてます。会費はカンパのつもりで払えばいいし。

そして、この様な集会は、「しんぶん赤旗」とか「兵庫民報」で知る事が多いのだが、この日の集会は何故か神戸新聞で紹介されていた。

開始から30分ほど遅れて勤労会館4階へ上がると、白髪の女性が受付にいた。「今回、共産党はどうしてますのン?」
会費を払いながら訊くと、「参加を呼びかけたンですが、ダメでした」
と、言う事でこの集会に参加しているのは社民党、新社会党、緑の党だけだそうだ。なぜ共産党は参加を嫌ったのか。

ワタクシ、細かいコト、よく判りませんし、どうでもイイ。
この国の憲法、9条は別にして、変えないといけない問題も色々あるそうですが、そう言うノはどうでもイイ。変えないといけない諸々、あるかも知れませんが、別に気にならない。

しかし、9条を変えて、国際紛争を解決する方法として、武力による威嚇や行使を認めたり、そのために軍隊を持ったり、国の交戦権を認めたりは絶対ダメ。
そう言う点では社民党、新社会党、緑の党、共産党、それぞれ党が違っても同じのハズ。共産党は何にモンクがあるのだろう。

まぁ政党の人達はどなたも最後は、「我が党が一番」ですからねぇ。

Imgp4968 この女性、緑の党のリーダーらしい。中々オモロいコトを言っていてイイな、と思ったが、最後にこの集会の主催者(?)がまとめた内容は、緑の党が言っている正にその事だ、とか余計なコトを言い出して、ナンヤあんたも「我が党が一番」なの?、急にアホ臭くなった。

護憲の勢力、つまり反戦勢力のまとまりがない中、世論調査では、改憲に賛同する議員を支持する回答が2/3を越えた、という結果が出たらしい。
憲法9条ナンカよりとにかく景気が一番。景気を良くする(ように見える)政治家なら、彼らが勇ましい好戦勢力でも、改憲でエエやンと言う事か。あぁバカバカしい。

株価と為替だけが景気よくなったアベバブルと、ワケの判らン人気だけのハシモトバブルが早くハジケ去ることを、ワタクシ“蒼ざめた馬”は、ただヒタスラ望みますッ。


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