蒼ざめた馬の “一人ブラブラ、儚く、はてしなく”

山とスキー、車と旅、そして一人の生活

守り続ける 市ケ原 -2

2011-12-24 22:25:16 | 朽ちゆく草の想い

最近は布引谷・山の家へ戻っても、虫の死骸片付けて、庭の枯葉を集めて、燃やし終わると、特に何もする事がない。

隣の困った茶店の変人は、9月頃から子供だましの様な柵(これは何かの建具の一部?)を境界辺りに置いて、少しずつこちら側へズラしている。

038 いずれにせよ筆界特定をすれば、こちらの敷地に侵入している事は即、判明するが、それをしたところで大勢に影響はない。
何故なら、少々土地が広がっても、そこにモノが建てられないからだ。ここは市街化調整地域、新築、増築は出来ない。
従って、柵を置いて、こちらへズラす意義は無い。ホントに幼稚と言うか、ソダチが悪いと言うか、オロカと言うか、ナサケナイ男だ。

先週の日曜日は、櫻茶屋のレイコさんに雲中小学校の同窓会名簿を見てもらって、昔の小学生達の思い出などの“ 取材 ”に伺った。

レイコさん、開口一番、「今日、あそこの主人、家の裏、登っとって、落ちて、頭と腰、打って、救急車で運ばれたそうやわ」

あそこの主人とは、この柵を置いた隣の変人の事だ。
近所の風致地区内に違反建築のプレハブを建て、それを建機のレンタル業の事務所にし、汚い建設機械を散乱させ、神戸市の保安林を不法占拠している、茶店の主人のことだ。そこは瀬戸内海国立公園六甲山地区でもある。
そして、そのせいで近隣住民やハイカーと色々イザコザを起こし、レイコさんに対し交通妨害まで行った、と言われている人物だ。

しかしその日、茶店は普通に営業しており、珍しくそこそこのお客さんがいた。大したことはないと思う。
大体その人物に何かあったら困る。

040 何かある前に、この事務所と周りに散在させている機材を片付けさせないといけない。

ここは神戸市所有の保安林。つまり市民一人ひとりのものだ。ここを不法に占拠させたまま、何かあって、どこかへ行かれては困る。

これだけの土地を20年以上もタダで使っている。下界で普通に賃借料を払っているマジメな経営者にとっては、看過できない問題だろう。
国立公園六甲山、布引谷の自然を汚している。ハイカーにとっても、看過できない問題のはずだ。

そして何と言っても、市の所有地を不法に占拠している

そう言う問題がある、と言う事を9月の初め、「神戸市長への手紙」に書いた。

9月の終わりに神戸市長名で返事が届いた。文書作成担当は行政局財政部管財課活用係。

この所有者と、「かねてより、何度か協議を行っており、市有地の明け渡しを求めているところです」と書いてあった。
「かねてより」???、いつから?

神戸市との明け渡しの協議、そんな様子は 何年も前から感じられなかった。
続いて、所有者の言い訳めいた諸事情が書きつづられており、しかも機械類の処分の進捗も見られる、とか。
どこに進捗が見られるのか。 全く変わっていない。

また、昭和34年から当時の所有者の許可を得て使っている、と言っているらしい。
ウソを言ってはいけない。昭和34年に、この人物はここにはいなかった。この人物がここに来たのは昭和42年の、あの大水害の少し前だった。
大体、ここまで車道がつながって、プレハブが建てれるような広場が出来たのは、昭和36年頃なのだ。
行政局財政部管財課活用係とは、結局この人物の代弁者?味方なのか。

とりあえず、10月初め、そんな内容を書いて再度、行政局財政部管財課活用係へ送った。
しかし、その返事はまだない。

「ホンマにちゃんとやりよンのやろか、今まで長いコト、放ったらかしにしといて ・ ・ ・ 」、とレイコさんは呟いた。
「イヤ、神戸市なんて、何もしよれへンて、やる気、あったら、遠っくの昔にやっとルわぁ」、と櫻茶屋にいたハイカーが言った。

しかし、このままでは済ませない。
もし、何の進展もなければ、次は住民監査請求をして見ようと思う。
更に、進展なければ住民訴訟と言う方法もあるらしい。

それらをするには、色々勉強しないといけないが、ある意味、それが楽しみだ。