蒼ざめた馬の “一人ブラブラ、儚く、はてしなく”

山とスキー、車と旅、そして一人の生活

新手の押し売り

2020-11-28 11:45:39 | 信州安曇野での出来事

11/8、森の木々は、黄金色になって来た。

サイコーの景色だ。

黄金の秋。

11/12、景色は黄金から赤茶に代わった。

11/19、ヘンな電話がかかって来た。

そもそも電話は取らない。どうせロクな連絡ではないし、無視しでいる。それで何の不自由もない。
しかしこの電話はシツコク、何度も掛かって来た。
どうしても、と言う用事ならメールしてくるだろう。無視でイイのだ。
しかしこの電話はウッカリ取ってしまった。
最近は隣人の杣人・Mさんとも顔を合わせる機会なく、多分数週間、誰とも話をしていない。
そういう事があって、誰かと話したかったのかも知れない。受話器を手にしてしまった。

「・・・コールセンターです」と女性は言った。どこの?と思ったが、相変わらず寝ボケていて、ハイハイと応えると、電気代とガス代を訊いて来た。中部電力の関係を仄めかすような口ぶりで、要は、オール電化にすると光熱費は安くなる、という事らしい。またガス工事をしなくても、オール電化のシステム(?)に登録さえすれば、安くなる、とも言った。
なんのこっちゃ訳が解らなかったが、取り合えずテキトーに返事した。
すると、実際の工事業者が現地を確認して、詳しい価格を知らせるとの事で、どうも工事屋が別にいるらしい。するとキミは誰?何の役割?

彼女は「イーライフのヤマモト」と名乗った。ヤマモト女史が美人かどうかは判らない。
1時間ほど経って、その工事屋から電話があった。工事屋は「サーバントップ」と名乗った。
サーバントップのオニイチャンは、まずガスを電気に変える工事をします、と言った。今のガス設備を撤去して、と、まで言った。
そりゃそうだ、オール電化にするのだから工事は当然。しかしヤマモト女史は先程、工事をしなくても、システムに登録(?)するだけで安くなる、と言っていた。チョット話が違う。
と言うか、そもそも電気代を安くしたい目的で、こっちが能動的に働きかけた訳ではない。あっちが勝手に好意的(?)な提案をしてきただけだ。
そして、まず工事費が掛かると言い出した。これは一種の押し売りなのか。

さっきまで寝ボケ頭で、言われたことをハイハイ聞いていたが、段々眼が醒めて来た。

このガス設備は、この小屋が建った時出来たモノ、つまりまだ3年程しか経っていない。まだ3年、まだ新品。
それを廃棄してまでオール電化にする気はない。
また、光熱費は多少安くなるかも知れないが、イニシャルを完全にペイするにはかなり時間は掛かるだろう。

そう言うハナシをして、オール電化はキッパリ断った。サーバントップのオニイチャンは、アッサリ引き下がった。

コールセンターの「イーライフ」、工事屋の「サーバントップ」、一体これらはどういう関係なのか。
そして、ここの電話番号をどうやって知ったのか。
そもそも、こんな新手(?)の押し売りを受けて、アッサリオール電化に切り替えるアホがいるのか。

11/21、森はスッカリ、枯れ木の冬になった。


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