蒼ざめた馬の “一人ブラブラ、儚く、はてしなく”

山とスキー、車と旅、そして一人の生活

ギョギョッ!スネークハウス

2011-08-30 11:19:42 | 神戸布引谷での出来事

先週の日曜は雨がちだったので、布引谷・山の家には戻れなかった。

この時期、市ケ原の河原はバーべキューの人達ばかり。
新神戸から荷物を担いて登って来る猛者達もいるが、ほとんどはワゴン、ワンボックスで上がって来て路駐している。 多い時は10台以上、ズラ~ッと並んでいる。
本来進入禁止で、ガードマンもいるが、強行突破するらしい。
我が家の前で交互出来る巾の道は終わっている。
つまり車道のドンヅマリの様に見えるので、余地を考慮せずドン、と停めるお行儀の悪いのもいる。
大体、そう言うのはガラ悪そうなのが多い。 女の子は露出度が高い服装で、だらしなさそうなのが多い。

山の家に戻るのに、この時期、車で行くと、こう言うお行儀の悪い、ガラの悪い、だらしないのとトラブルになるかも知れない。

と言う事でハイカーと一緒に歩いて戻っている。
雨がちだと戻れない。 悪天の日は、山へ行ってはいけません。

金曜日、12日振りに戻って、雨戸を開けると、ギョギョッ!戸枠の隅にヘビがいた。

018

全長30センチ位?まだ子供?多分シマヘビだ。

ワタクシ、ヘビ苦手です。 しかし、山を歩いているとしょっちゅうコイツら、ワタクシの前に現れます。 フツーに登山道を横切るヤツばかりではない。

裏六甲の三ツ下谷へ行った時、堰堤を越えるため、草混じりの崖を登っていたら目の前にシマヘビ。
危うく落ちそうになった。 器用に小枝から小枝を伝い、去っていった。

5月、大日岳の斜面を無事滑り降りて、称名坂を下っていた時、ガサっと身をひるがえして藪に消えたヘビ。 周りはまだ雪が沢山残っているのに、もう冬眠から目覚めたのだろうか。

今回のヘビ、丁度目の高さにへばりついていて、ジックリ観察した。
身を縮めて怯えている様子。 カワイソになってそぉ~っと網戸を閉めた。

その後、庭をウロウロして、ワタクシが23年棲息していた部屋の横を通りかけた時、板の隙間から壁の中に消えて行くのが見えた。

我が家はスネークハウスでもある。 一昨年の夏は二つのヌケガラがあった。

“ ブッダのことば-スッタニパータ- ” の蛇の章の初めの方に、「 ・ ・ ・ この世とかの世とをともに捨て去る-蛇が脱皮して旧い皮を捨て去るようなものである」と書いてある。
ナルホド、ヌケガラとはそういうものなのか。

オフクロが亡くなって、1ヶ月程経った頃、雨の夜だった。 一人で寝ていた。
天井を走り回るヤツがいる。 その前にも何回かあった。 ドタドタドタ、バタバタバタと走りまわっている、あれは多分ネズミか。

その日はその音が激しく長かった。 あまりにもウルサイので、 部屋の隅に置いていた防犯用の棒で天井を突いた。
その後、消える様な小さい鳴き声が聞こえた。キィキィキィと鳴いていた。そしてキィ~という鳴き声でオワリ。
少し経った後、ズッズッと言う、何か引きずる様な音も聞こえた。

天井裏を覗く事は出来ません。出来ても、よう見ません、ヘビがネズミ呑み込んでいる場面などは。
頭上2mでの惨劇、しかし、ヘビにとっては久しぶりのお食事。 ネズミ喰わんと死んでしまう。

ネズミ喰う、と言う事はアオダイショウ? となると、このシマヘビとは別の家系?

二つの家系のスネークハウスである。

その内、ノラに喰われるかも知れないけど。