携帯電話の加入者数増加で、ここ数カ月AUがさえない。
加入者数増加は2004年から2006年くらいまではAUがトップ、ドコモが続いてボダホンがさえないという状態が続いていたのだが、ソフトバンクがボダホンを買収して家族間無料のホワイトプランなどを初めて2007年からはソフトバンクがトップ、AUが2位でドコモはずっと下、という状態が続いていた。しかし、今年の4月あたりからドコモとAUが入れ替わっている。
ソフトバンクは料金が安いので価値観が異なるがドコモとAUは似たような料金である。それでここへきて新規加入者が逆転したのは以下のような理由ではないかと考えている。
そもそもAUがトップに立ったのは3Gのサービスを開始するにあたってドコモは2GHz帯という高い周波数を使ったのに対してAUは800MHz帯という低い周波数を使ったことにある。周波数が高いと電波が遮蔽物の影響を受けやすく、建物の中などに電波が届きにくい。それがドコモの3Gはかかりにくいという評判になった。
それでここ数年ドコモは必死になって基地局数を増やしてきた。設備投資の額をみると
2006年 ドコモ:9300億円、AU:3300億円
2007年 ドコモ:7500億円、AU:3900億円
という状態である。
2007年にドコモが設備投資を減らしたのは、追いついてきた、という感触を持ったからではないだろうか。ドコモは2008年は更に設備投資を減らす発表をしている。
電波が届きにくいので基地局をたくさん打つ、というのはコストはかかるが出来上がってしまうと、システム容量が大きいという長所になる。逆にAUは加入者が増えて混雑している、という感じになってきたのではないだろうか。
そうだとすると、今度はAUが設備投資を増やして基地局数を増やさないといけない順番である。しかし、これは時間のかかる話で簡単には効果が出ない。KDDIが出資しているWiMAXのオペレータであるUQコミュニケーションと連携するなどして工夫しないとしばらく低迷が続くような気がする。
加入者数増加は2004年から2006年くらいまではAUがトップ、ドコモが続いてボダホンがさえないという状態が続いていたのだが、ソフトバンクがボダホンを買収して家族間無料のホワイトプランなどを初めて2007年からはソフトバンクがトップ、AUが2位でドコモはずっと下、という状態が続いていた。しかし、今年の4月あたりからドコモとAUが入れ替わっている。
ソフトバンクは料金が安いので価値観が異なるがドコモとAUは似たような料金である。それでここへきて新規加入者が逆転したのは以下のような理由ではないかと考えている。
そもそもAUがトップに立ったのは3Gのサービスを開始するにあたってドコモは2GHz帯という高い周波数を使ったのに対してAUは800MHz帯という低い周波数を使ったことにある。周波数が高いと電波が遮蔽物の影響を受けやすく、建物の中などに電波が届きにくい。それがドコモの3Gはかかりにくいという評判になった。
それでここ数年ドコモは必死になって基地局数を増やしてきた。設備投資の額をみると
2006年 ドコモ:9300億円、AU:3300億円
2007年 ドコモ:7500億円、AU:3900億円
という状態である。
2007年にドコモが設備投資を減らしたのは、追いついてきた、という感触を持ったからではないだろうか。ドコモは2008年は更に設備投資を減らす発表をしている。
電波が届きにくいので基地局をたくさん打つ、というのはコストはかかるが出来上がってしまうと、システム容量が大きいという長所になる。逆にAUは加入者が増えて混雑している、という感じになってきたのではないだろうか。
そうだとすると、今度はAUが設備投資を増やして基地局数を増やさないといけない順番である。しかし、これは時間のかかる話で簡単には効果が出ない。KDDIが出資しているWiMAXのオペレータであるUQコミュニケーションと連携するなどして工夫しないとしばらく低迷が続くような気がする。