ジョギングはシャンパンの味

ジョギング、写真、革クラフト、木工、パンつくり、日本の古代史などを趣味にして楽しんでいます。

「核密約の密使」若泉氏 の新聞記事を読んで

2010年03月13日 06時46分10秒 | 新聞・ラジオ・テレビ

・・・三月十一日の朝日新聞の朝刊を読んで、気になった一文があったので、紹介します。

・・・最近の新聞紙上をにき゜わしている、外交密約に関して朝日新聞に沖縄返還に関する下交渉をした若泉敬氏のことについて、記事が載っていた。
 彼はアメリカのキッシンジャーとの交渉で沖縄返還に関係した人で、交渉の結果は正式なニクソン、佐藤会談で沖縄返還は成立した。
 彼は難航していた沖縄核配備の取り扱いで秘密交渉をしていたらしい。
 交渉は今、政治問題になっている核持ち込みについての密約が残ってしまったのであるが、その間の経緯について、94年に「他策ナカリシヲ信ゼムト欲ス」と云う本を書いている。

・・・著書の巻末に密約を公にした理由らしきものを書いているのだが、その言葉が私の胸に響いた一文である。
  「日本は『戦後復興』の名の元に、ひたすら物質金銭万能主義に走り、その結果・・・・いわば"愚者の楽園"と化し、精神的、道義的、文化的に"根なし草"に堕してしまったのではないだろうか。」

・・・彼が日本の外交交渉をしていた時の、彼の精神レベルで感じた言葉であろうと思う。
 振り返って、自分が仕事をしていた時に、このレベルで物事を考えたことがあっただろうかと胸に響いた言葉です。

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