goo blog サービス終了のお知らせ 

俺祭りで行こう

やりたいことしかやらない俺祭り104(おれまつりとし)のへなちょこブログ。

リディアードのランニング・バイブル

2013-03-08 | 読書:ランニング関連

 800m、1500m、3000mなどとフルマラソンの練習が区別なく紹介されているので紛らわしい。「スタート練習」なんかはフルマラソンでは絶対やらないよね。氏はたぶんコーチとしてはすぐれているんだろうが、この本はどうなのかなと思った。いかようにも解釈できるような気がする。「訳者の体験から」や巻末のリディアードへのインタビューはちょっとした補足にはなっていたが。ベテランランナーにとっては「ある程度」参考になると思うが、参考になる部分を間違って理解する心配がある(笑) また、決して初心者向けに書かれた本ではない。

 結局自分にあった練習方法を取捨選択していくしかない、ということを再認識できたのが、いちばんの収穫かな。目的や効果を考えて頭を使って練習する・レースに臨む、ということですな。

 なお、かかと着地、一軸走法を薦めているところは今日的な観点ではいろいろ異論があるところです。実は正しいのかもしれないが(笑)

  


クリストファー・マクドゥーガル「BORN TO RUN~走るために生まれた~」

2012-12-13 | 読書:ランニング関連

 この本によると、人間の筋肉や骨格は走るためにできている。ストライドを伸ばして前方でかかとから着地するように作られたランニングシューズのせいで故障者が急増した、と。

 自分も左ヒザ裏の故障の慢性化がなければフォームの改造など考えなかったクチだ。これを読んで改めて思ったのはシューズによる影響はかなりでかいものだということ。急遽2005-2006年に履いていた古いアシックスのソーティージャパンを引っ張り出して改めて走法の確認をしだしたところだ。このシューズは硬くて薄いスポンジソールが特徴で、足裏が痛くなるので使用をやめた経緯があるのだが、ナチュラルに走るというのがどういうことか、再度身をもって試行錯誤してみようということで。今のところは素足や地下足袋やサンダル(ワラーチ)には手というか足を出すつもりはない^^

 幸い今年の6月下旬から足裏中心着地に変えたことと、ラン後のシャワーによるアイシングを必須化したことで、くるぶし痛や左ヒザ裏痛は出なくなったが、半年経った今でもふくらはぎに負担がかかって長距離のフォームの維持が辛く、レースではかかと着地に戻して凌いでいる状態なんだよね。半年経ってもまだ慣れないというのは何か問題があるはず。それとも今までの永年の蓄積はたったの半年程度では元に戻らないものなのか。

 ところで、この本は読み物としてもおもしろい。カバーヨ・ブランコの生き方など非常に興味深い。読んでよかった。


ドライヤー「無理なく走れる〈気〉ランニング」

2012-06-27 | 読書:ランニング関連

 昨年の12月25日に傷めた左ヒザ裏。今は違和感程度で済んでいるものの、オーバートレーニングになっているわけでもない(と思う)のに半年も続いているんでフォームの修正が必要かと。参考のために「無理なく走れる〈気〉ランニング」を読んでみた。

 基本的には田中宏暁先生の理論と同じだが、違う点は田中先生が「かかとをつけないつま先着地」なのに対して〈気〉ランニングでは足裏の中心で着地、と言っている。つま先着地は何度もチャレンジしてみたけどふくらはぎが辛いのと足裏に強い負担がかかる感じがして続かない、という経緯があるので、〈気〉ランニングの方が自分にはなじみやすい。前傾姿勢でインナーマッスルを使うところなどは田中理論と同じだが、体の真下に着地、ではなく後方に着地、という点に着目してみる。

 あとは推定4,000Kmくらい走ってかかと部分のアウトソールが磨り減ったターサーを2足練習で使っているのもやはりダメかな。〈気〉ランニングでは800Kmを目安と言っている。ただし著者は1,200Kmまで履くと言っている(笑)が、さすがにアウトソールが磨り減るまでは履いていないだろう。

 しかし何よりも普段から姿勢に気をつけることが大事だな、と。一読しただけでは全部理解できなかったけど、もう少し読み込んで参考にできる部分は参考にしてみようかと思う。