本日やっと調律お願いしました~!
前回は9月30日だったみたいですが、もう笑っちゃうくらい音律が狂っていて、オクターブことごとく気持ち悪いですけど・・・・という状態。
なんで、ここまでなっちゃいましたかねえ(汗)。
12月から1月にかけて弾いたり弾かなかったり、えらく乾燥していたり、でけっこうガラガラって感じになり、
先月も引き続きそんな感じ。
わりに弾いてるうちになおってしまったりもあるのですけど、今回もうどうにもダメなようだったので、
あきらめて(笑)、来ていただきました。
うちの場合、狂いがひどいのは冬場で、夏は(湿度管理をしているということもありますけど)そこまでのことはありません。
むしろ状態は夏のほうがいいように思います。
私自身も、夏はあまりに暑いのはキツイけど、湿度は高い方が好きというか、萌えます(笑)。
たしか團伊玖磨さんが、湿度が高いのがお好きで、生命が生き生きする気がする・・・・とおっしゃってたように記憶してますけど、
夏の夜にベランダに出て「もわ~っ」とすると、うれしくてたまらないです・・・・・萌えます。
でも、お風呂とかサウナの「もわ~っ」とするのはダメで、息苦しくなって早く出たいので、そこそこの気温でやたら湿度が高いのが好きなのかもしれません。
前世はもしや、かたつむりとか・・・ならまだいいけど、じめじめなところにいっぱいいる生き物だったのかも(汗)。
そういう持ち主に似たのか、うちのピアノも夏はなかなか色気のある音が出ます。
・・・あ、別に私が、夏場、色っぽくなるわけではありませんけど(笑)。
色気のある音といえばですが(あまり関係ないかもしれませんが)、先日たまたまネットサーフィンしていて、チェンバロ奏者の中野振一郎さんがこう語っておられたのがすごく印象に残っています。
<チェンバロの勝負は音色です。楽器との接触地点が指先しかありませんから、張った音、寝ている音、ぬれたような音を、指先のタッチひとつで出せるところがチェンバロの魅力ですね。ただ、それを自由に表現するには、ものすごく時間がかかるので難しいのです>
チェンバロでの音色の変化というのは出すほうもですけど、聴く方にもかなり繊細な感覚が要求されるような気がします。
ピアノでも音色を表す言葉はいろいろあると思うのですけど、「張った音、寝ている音、ぬれたような音」って、なかなか耳にしないような・・・・。
「張った音」はあるかもしれませんが、「寝ている音」「ぬれたような音」って、なんかすごいです。
でも、そういわれると、なんとなくわかるような気がしてくるから不思議で、
音色は音色でもそういう方面に神経がいかないとチェンバロは音が変わらないのかもしれないなあ・・・・・・と思いました。
それにしても、指先のタッチひとつで、「寝ている音」を出す・・・・って、
う~ん・・・・・一生かかっても私には無理かも・・・・・・・・