~Agiato で Agitato に~

再開後約20年になるピアノを通して、地域やほかの世代とつながっていきたいと考えています。

コンペ

2011年06月26日 23時08分25秒 | ピアノ

いやもう今日は緊張しました~~

某オークションのことじゃないですよ(・・・・そっちは旦那にも協力してもらってなんとか落としました)。

 

ずっと隔年で受けていたコンペなんですけど、「ソロから逃げ回る自分をなんとかせねば」と

自分で自分の首根っこをつかんでさらしものにする覚悟を決め、今年エントリーしておりました。

以前は、コンペを受けるとなると「その曲ばかりに半年間集中」とかできたのですけど、

今はそうもいかず、たくさん抱えている中の1曲として、時々忘れない程度に練習し、

直前にがーっと練習する・・・的パターンになってます。

今回もエントリーそのものはだいぶ前に決めてはいましたけど、3~5月にかけてはいろいろほかのことに気をとられており、

結局練習を気合を入れてやったのはここ10日間というところでしょうか。

 

これまで予選通過しなかったことはなかったのですけど、そうはいっても毎回毎回曲が違うわけだし、

自分でも負荷のかかる曲をわざわざ選ぶものですから、毎回「・・・・今回はダメかも・・・・」と思うわけです。

今回は(も?)自分にとってはかなりの負荷のかかる曲(ショパン:「葬送」第1楽章)で、持ち合わせてない技術満載だし、

作曲家そのものも得意な人ではない・・・・・・(曲は好きだけど)。

なので昨年のシューマンの「プレスト・パショナート」とは難しい点においては似たところがあったとしても、

私にとってはハードルの高さがものすごい。(なんせ超有名曲だという点において、これまでの私の選曲とは一線を画しております・・・・汗)

加えて11日前に(この日記にも書きましたが)、テンポ設定がまるでなってなくてベロベロ状態。たとえコンペとはいえヒトサマの前には出せないシロモノだ・・・ということは自覚せざるをえない状況でした。

9日前にレッスンを受けて「徹夜でがんばりましょう!」のご助言をいただき(笑)、

その夜、徹夜とまではいきませんが、徹夜に近い状態で寝床の中でああでもないと呻吟していたら、ポッととりあえず扉が開いたんですね。

おかげで「もしかしたら弾けるかもしれない」と思えまして、あとは今の自分の技術と残りの時間を天秤にかけながら、予選に向けてなんとか調整してまいりました。

 

そうはいっても・・・・

今日はもう舞台袖でも吐くかと思うくらい緊張していて(そこまではふだん緊張しないです)、

出番直前まで自分の録音のよく出来たやつを繰り返し聴き、ほかのコンテスタントの演奏は遮断してました。

こんなこと、これまでやったことないんです。今までは自分の前の方々の演奏はすべて聴いていましたから。

 

ミスはたくさんやらかしましたし、とてもコンぺ向けの演奏とは言い難いものでしたけど、

自分としては集中して、音も聴きながら弾けたかな・・・・・と思います。

とにかく予選通過できてよかった。。。。。次は大阪ですね。

 

来週はチェロの発表会で伴奏。ちょっと気持ちを切り替えつつ・・・・でもソロも忘れずに(笑)。