ほっとフォトだより

毎日の生活の中でほっとするようなことを届けたい

二人が暮らす小さな島

2017年11月21日 22時04分26秒 | 場所
       早起きして、富江町から小さい船に乗って黒島へ行ってきました。
     港から15分のところに浮かぶ、高齢の母と娘さんの二人が住んでいる小さな島です。
     今日はお二人は私たちと逆で富江に行く日だったらしく、行きと帰りにお会いしたが
     ゆっくり島の話を聞くことは出来ませんでした。

                     

     10年ほど前に1度行った時はまだ7、8世帯10人ほどが暮らしていましたが、
     高齢になり子供の所へ転居したりして、一人、二人と減っていったようです。
     島がにぎやかだった頃にあった小学校の跡は、今は天井も床も落ちて面影はなく
     残された時計がさみしく哀れでした。
     無人になった家々も、屋根が落ち草に覆われもう誰も帰ってこない現実がありました。

            

                       

     小さい島なので10分も歩くと隅々まで一周できます。
     みんなでお昼ご飯を食べ、帰りの船を待つ間の長い事、お二人は毎日どんなふうに
     過ごしているのだろう?猫も家族なのでしょう、人懐こく寄ってきました。

               

                  

     今日は寒さも少し和らぎ波も静かで、黒島の港から見える鬼岳もいつもと
     変わらず輝いていました。傍から見たら不便でも、お二人にとっては
     この島での暮らしは輝いているのだと思いました。

            

     長崎市長がノーベル平和賞の授賞式に出席すると発表しました。
     広島市長も出席を表明していたので被爆地の代表として、市長がそろって出席
     することは意義深いし、活動してきた被爆者にとっては輝かしいことになります。
     
        カメラの操作を間違って、写真の日付が1日早まっています、あしからず。

     

     
     
     
     
     
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