once in a blue moon

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『お・い・し・いソウル』へようこそ!


あんにょんはせよ

ロンドンで出会ったオトメン韓国人旦那と2014年12月生まれの娘と
ソウル西部でのんびり暮らしています。

小さな幸せを大切に、というのが家族のモットー。


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「ピーター・パン」 作者ジェームズ・マシュー・バリの家 @グロースターロード

2012-05-23 | ピーター・パン


わたしが、ロンドン旅行も生活をするにもこだわった事のひとつが
西ロンドンで寝泊りする、ということでした。

特に初めてのロンドン旅行をした2006年は、その思いが強かったと思います。
その後、イギリスで暮らすようになっても
「やっぱりウエストロンドン!」とこだわった理由は治安上の問題もありますが…。

私たちが滞在したサウス・ケンジントンは、非常に裕福な方々のお宅が多く
下町のロンドンの家並みとはまったく違います
およそ、100年ほど前に名声を手にした舞台作家もまた、このあたりに居を構えた時期がありました。



ケンジントン&チェルシー地区にあるグロースターロード(Gloucester Road)に
ピーター・パンの作者ジェームズ・マシュー・バリ(James Matthew Barrie)は
1895年~1902年までの7年間暮らしたそうです。

アクセス方法は、地下鉄サウス・ケンジントン駅、グロースターロード駅からも徒歩圏内です。
いずれも10分ほどで行けます。
付近のお洒落な邸宅を眺めながら、行くのもまたいいですよね



バスストップもあります。
こちらは、GE表示、アールズコート、ウエストブロンプトン方面へのバスストップですが
430番、C1番のバスが止まります。
C1は、ヴィクトリアからホワイトシティ間を結ぶバスで中心部に近い西ロンドン旅行には
けっこう便利なので、覚えておくとよいかも
ロンドンはバス利用が、一部セントラル区間を除きオススメです
トラベルカードなら、乗り放題ですのでたとえ次のバス停が見えていてもガンガン乗りますよ~



目的地のお宅へ行く前に、通りかかったお宅。



藤の花が美しくて、オシャレ。
ロンドンの春は晴れれば、それはめいっぱい光り輝く美しい街ですが
雨の日は雨の日で、植物の瑞々しさが際立って、清らかな気持ちになります。
今から、オリンピックまでの期間が一番美しい季節だなぁ…

さて、目的地に到着。

こちらが、スコットランド作家James Matthew Barrieのかつての家。
舞台女優だったメアリ・アンセルと結婚をした当初暮らした場所です。



かつて、イギリスのニュースでこちらのお宅の買い手が見つからない!という
ニュースを読みましたが、いまは老夫婦が住まわれているようでした。
本当によかった…。



イギリスでは、歴史上の重要人物がかつて暮らした場所には
ブループラーク(Blue Plaque)という銘板が家の外壁のどこかにかけられているものですが
こちらのグロースターロードのお宅にはないです。
後日ご紹介するお宅にはあるので、そちらで詳しいことはお話しますね



バリは、この家で「小さな白い鳥(The Little White Bird)」という作品を執筆します。
ピーターという少年は、まだ生まれたばかりの赤子として小説の脇役で登場します。
この脇役でしかなかったピーターがいずれ、世界中の人々に知られるほど
有名な少年になろうとは、この家で小説を執筆した頃のバリは思いもしなかったことでしょう。

この話は、バリの個人的な感情が非常によく読み取れる作品で
モデルは、ピーター・パン誕生のきっかけのひとつとなる少年一家の母親と長男です。
ご興味のある方は、だいぶ美化されているし、時系列も人間関係も違う
ジョニー・デップ主演「ネバーランド」の映画をご覧いただければ、よろしいかと思います。

もちろん、バリの幻想的で淡くやさしい(そして、感傷的な)文章が印象的な
「小さな白い鳥」も読んでみてください。



こちらのお宅の情報はすべてGOSH(グレートオーモンドストリート病院)より頂いております。
ご存知の方も多いかと思いますが、ピーター・パンに関する収益は
「金額を公表しないこと」を条件に、ロンドンにあるこの小児病院へ全額寄付されております。

バリに関する情報、写真、文章の使用は
当ブログでは、2011年2月末にGOSH及びjmbarrie.co.ukより非営利目的として承諾を得ております

こちらの住所も、jmbarrie.co.ukより教えていただいたものですが
現在、老夫婦がお住まいということもあり、住所は伏せさせていただきます。
個人的にメールでお問い合わせいただければ、お知らせします。
(または、直接jmbarrie.co.ukへお問い合わせ下さい)

※ 私が撮影した写真は、blog.goo.ne.jp/onceinabluemoon_2010に著作権は既存しております。

バリの第1のお宅への挨拶も終わり、次の目的地へ向けて
430番のバスに乗り込みました
やはり、ダブルデッカー(2階建てバス)なら、2階の一番前の席がオススメ



お、陽が出てきました



この日の天気予報は、雨。
しかし、イギリスの天気予報なんて役に立ちません
1日の中で、すべての天気があるようなものですから
そういうわけで、イギリス旅行には折りたたみ傘は必須です(しかも頑丈なもの)



平日のセントラル外を走るバスは、人も少なく気持ちがよいので
イギリス在住中は、特に目的地は決めずに
バスに乗り込んで、車窓観光を楽しみました。
おかげで、ロンドンのバスはかなり乗りなれました



バス乗車の経験の少ない方に、バスの乗り方をご紹介。
まずは、バスストップで目的地へ行くバスか確認してください。
目的地をインデッックス形式で調べられるので、非常にわかりやすいです。

バスストップに間違いがないか確認したら、バスが来るのを確認して下さい。
場所によっては、電光掲示板もあります。

バスが来たら、手を車道側に横に伸ばし「わたし乗りたい!」アピールをしてください。
そうしないと、止まってくれない時もあります。
そうしても、止まってくれない時もありますし
理解しようと思わないでください、イギリスなんで

乗車口は、前から。
運転手さんのところにオイスターカードをタッチする場所があるので
ここでしっかりタッチして(しないと無賃乗車と思われて激昂されます←恐ろしい)、
後は飛ばされないように(ハリポタ映画のナイトバスがいい例!)
しっかり手すりにつかまりながら、座ればOK

降りるときには、再度タッチは必要ありません。



そういえば、このバスに乗っている間に
ピーター・ラビットの作者ビアトリクス・ポターのブルー・プラークも見つけました。
ピーター・ラビットの絵が描かれているかわいいプラークでした
何度も乗っていても気づかないものですねぇ。
コレだから、ロンドンのバスは面白いです
ビアトリクス・ポターもこのあたりで生まれ、結婚するまで暮らしていたそうですからね。
生家だったのかなぁ?



ロンドンのあちこちで藤の花が咲いていて、とっても美しくため息が出ます!
右を見ても、左を見てもこの界隈のおうちは素敵なおうちが多い
イギリス好きにはたまりません



さて、そろそろ目的地に到着です
ヒントは…

Fifty years happiness. How long is fifty years?

のセリフで始まる、あのシーンのロケ地の一部です

*いつも遊びに来てくれてありがとうございます*
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