てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

Too late!

2009-01-30 12:24:15 | ビジネスと社会
 小欄「2008/12/5 15:41 ねぎ」で書いたM岡さんちの青ねぎが出荷の最盛期を迎えた。ウオーキングの道すがらには一家総出で出荷に勤しむ姿を見掛ける。
 昨日近くのスーパーの店頭では1本が90円ほどで並んでいるのを確認した後だけに、これは大金ものだと改めて見直した。これなら「ねぎ御殿」も建つはずだ。

 M岡さんちのねぎ畑を通り過ぎると、寺総代仲間のS村先輩が同じように少しばかりのねぎの出荷作業をしておられるのに出くわした。「遊んでおるより身体を動かす方が健康にもエエと思うて働いとんヨ」と快活に笑いながら話される。お年寄りの小遣い稼ぎには十分のようだ。

 30日付山陽新聞によれば『雇用情勢の悪化で失業者が急増する中、担い手不足が深刻な農業に人材を誘導しようと、国や各地の自治体が相談会の開催に力を入れている』そうだ。
 これまでにもバブル崩壊など不況の場面では農業が見直されたり、「帰農ブーム」が起きたりしている。確かにまたかの感は否めない。

 10前だったら、私ども夫婦の第二ステージで「青ねぎ作り」に挑戦できたのにと悔やまれる。残念ながら今更新規事業にチャレンジする体力も資力も持ち合せていない。
 それどころか末世をうかがわせるかのような昨今にあって、細々とでも自給自足を目指して堅実に歩むべき時かなと思ったりもする。Too late!で終わらせないよう、今こそしっかりと足元を見詰め直すチャンスかも知れない。

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2 コメント

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Unknown (エンピロ)
2009-01-30 23:23:35
昨夜報道ステーションでも取り上げていました。解雇されたサラリーマンが畜舎仕事をやったりと家族のために働こうとする姿に心地よさを感じました。でも、重労働に耐えられず、すぐやめていく人も多いそうです。少しでも携わっていただければ、農家がどれだけ汗水を流しても、それに見合う収入がないかがわかるはずですね。

不況の時ばかり、農業が取りざたされたり見直しされたりしますが、長続きはしません(汗)いつの時代も、百姓はコケにされてきましたから。抜本的な改革がないと、日本は食糧面で滅びます。建設会社が農業をはじめようとしていますが、これも美味しい話だけではないので、果たして継続できるのかわかりませんね。

こじんまりと自給自足をしようとする人は好感が持てます。
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Unknown (omotann)
2009-01-31 08:32:17
エンピロさん
いくら機械化されたとはいえ農作業は重労働ですね。ひと頃言われた3K(「きつい」「汚い」「危険」を通り越して「(労働の割には)給料が安い」「根気のいる仕事」の5K職場の最たるものだと思います。後継者が育たないはずです。

昔隣家のご主人がトラクターの爪で向う脛を大怪我したり、先年町内唯一の専業農家の跡取り娘がコンバインに腕を巻き込まれる惨事も見聞きしています。

いずれにしても専業農家といえども米作だけでは食べていけませんね。「青ねぎ」を始め希少価値があって、カロリー(生産効率)の高いものも手掛けないと大変ですね。
建設会社や目ざとい商社が舌舐めずりするのもここら辺に要因があるんですかね。
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