米国不動産バブル崩壊が金融危機を引き起こし、世界的な景気悪化への懸念にまで発展した。それらに伴う投資家の不安心理を背景に、世界で大幅な株式相場の急落が続いている。株価下落による景気の減速に続いて、急速な円高が実体経済に影を落としている。
昨日のニューヨーク・ダウの大幅下落を受け、欧州株や東京に続いて取引の始まったアジア市場でも大きく値を下げ、いったんは収まったかに見えた世界同時不況の様相が一段と強まった。
今日の東証は、一時10月10日に付けた日経平均最安値8,276円をも下回る値を付けたが、結局は8,460円(前日比-213円)で今日の取引を終えた。
例によって昼のNHKニュースの街頭インタビューに対して、ある市民は「塩漬けですよ」とか「上がるのを待つしかない、それまで生きていられるかどうか分からないが」と答えていたが、善良なる一般投資家の偽らざる心境だろう。このところの株価暴落は、優良企業でさえ3割、4割ダウン。大きな含み損を抱え、多くの投資家が頭を痛めていることとお察しする。
20日付の新聞報道によれば『エリザベス英王女は、この数週間で最大3,700万ポンド(約65億円)の損失を被った。女王は世界的に優秀とされる投資顧問と契約しており、3億2,000万ポンド(4月現在)の資産のうち、約1億ポンドを主に英国の優良株などに投資しているとされる。
しかし、4月には6,000前後だったロンドンのFT100種株価指数は、10月に入って4,000をしばしば割り込むなど大きく下落。それに伴い、投資資産の価値が37%目減りしたという』と伝えられていた。
金融危機を契機に、金融が世界を席捲する構図が変化する可能性はあるが、いまなお処方箋は見つかっていない。
しかし、株価がいくら下げた所で、売りさえしなければ評価損は出ても実損にはならない。余っ程お粗末な企業でない限り、いつかは回復に向うはず。夜明け前が一番暗いと言うが、「朝の来ない夜はない」と確信して、日がまた昇ることをひたすら待望している。もうここらで株価が底を打って反転し、企業の業績回復を祈るばかりだ。
昨日のニューヨーク・ダウの大幅下落を受け、欧州株や東京に続いて取引の始まったアジア市場でも大きく値を下げ、いったんは収まったかに見えた世界同時不況の様相が一段と強まった。
今日の東証は、一時10月10日に付けた日経平均最安値8,276円をも下回る値を付けたが、結局は8,460円(前日比-213円)で今日の取引を終えた。
例によって昼のNHKニュースの街頭インタビューに対して、ある市民は「塩漬けですよ」とか「上がるのを待つしかない、それまで生きていられるかどうか分からないが」と答えていたが、善良なる一般投資家の偽らざる心境だろう。このところの株価暴落は、優良企業でさえ3割、4割ダウン。大きな含み損を抱え、多くの投資家が頭を痛めていることとお察しする。
20日付の新聞報道によれば『エリザベス英王女は、この数週間で最大3,700万ポンド(約65億円)の損失を被った。女王は世界的に優秀とされる投資顧問と契約しており、3億2,000万ポンド(4月現在)の資産のうち、約1億ポンドを主に英国の優良株などに投資しているとされる。
しかし、4月には6,000前後だったロンドンのFT100種株価指数は、10月に入って4,000をしばしば割り込むなど大きく下落。それに伴い、投資資産の価値が37%目減りしたという』と伝えられていた。
金融危機を契機に、金融が世界を席捲する構図が変化する可能性はあるが、いまなお処方箋は見つかっていない。
しかし、株価がいくら下げた所で、売りさえしなければ評価損は出ても実損にはならない。余っ程お粗末な企業でない限り、いつかは回復に向うはず。夜明け前が一番暗いと言うが、「朝の来ない夜はない」と確信して、日がまた昇ることをひたすら待望している。もうここらで株価が底を打って反転し、企業の業績回復を祈るばかりだ。