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てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

散りゆく牡丹をみて

2021-04-26 09:48:00 | ノンジャンル
 身は花とともに落つれども
  心は香とともに飛ぶ
      弘法大師空海『性霊集』第八巻

先日の母の13回忌法要において、賢明住職から『うちは天台宗だが、敢えて好きな弘法大師のお言葉を以て、どうかお母さまをお偲びください』と締めくくられた。

仏前で手を合わせて一日が始まる日々だが、今朝は庭の盛りを過ぎ散りゆく牡丹をみて、より感慨深いものがある。

今朝の山陽新聞で、神田川俊郎氏のコロナ死と、思いがけないT越先輩の訃報に接し、両氏のご冥福を祈る。

いずれの日にか間違いなく訪れる己の死後だが、誰かの心に生き続けるような人生をいきたいものだ。(お断り:facebookに同文掲載)



きぼうの飛跡

2021-03-20 10:21:00 | ノンジャンル
「野口さん、頑張ってるね!」

3月18日午後7時40分、宇宙飛行士の野口聡一さんが滞在する国際宇宙ステーション(ISS)/きぼうが、北の空を東から西へゆっくりと通過するのをベランダから見た。

カメラをセットしていなかったため、写真に撮ることは叶わなかったが、網膜にしっかりと焼き付けた。(お断り:facebookに同文掲載)

【追記】
1994年3月23日、フロリダのケネディ宇宙センターを訪ねてから4カ月後の7月20日午前4時14分頃、向井千秋さんの乗ったスペースシャトル「コロンビア」の飛跡を発見、南の空低く輝く白い点となって現れ、ゆっくりと東へ移動し消えるまで1分半ほど見届けて感激した体験が蘇った。

2005年8月8日には野口聡一さんが搭乗する「ディスカバリー」を一目見ようと頑張ったが、果たせなかった話はこちら

春告花

2021-02-22 17:35:00 | ノンジャンル
 備前平野に春を呼ぶ西大寺会陽裸祭りが、コロナ禍により無観客、しかも宝木の争奪戦もなく、静かに厳かに行われたようだ。

 スイセンに促されるように、盆栽の白梅が咲き初め、庭植えの紅梅は満開。一昨年植えた福寿草もかわいい花が咲いた。

 うちの春告花どもは、春の訪れや季節の移ろいを知らせてくれる“自然の暦”。(お断り:facebookに同文掲載)









これがフェイジョアの木

2020-11-22 17:13:00 | ノンジャンル
先般、生まれて初めて目にしたパッションフルーツ・フェイジョアだが、意外にもご近所さんの生垣で発見。まさに灯台下暗しとはこのこと。

偶然通りがかると特有の匂いに気付かされた。某産科病院の事務所となっているが、関係者が収穫する気配もなく、道路に散乱し、車に轢かれて無残に潰れたフェイジョアの発する匂いだった。

そもそも日本では30年ほど前にブームが起き、人気の果樹として多くのガーデンに取り入れられたが、近年は花木として愛される側面が大きくなっているそう。(お断り:facebookに同文掲載)



木守り(きまもり)柿

2020-11-02 16:40:00 | ノンジャンル
『粛々と雨を受けをり木守柿 加藤あけみ』

あえてとり残した西条柿が、夜来の雨に打たれ、晩秋の寂寥感がいっそう募る。

昔から柿の実はとりつくすことをせず、数個残しておくゆかし風習で、これを「木守り柿」と呼ぶ。

収穫に感謝し、合わせて来季の豊作念じ、更には小鳥たちへのささやかな恵みの意味がある。

これぞまさしく「足るを知る」の心だと思う。

人や自然への感謝の気持ちを忘れず、持ち続けていたいもの。(お断り:facebookに同文掲載)