奥井みさき、旅の記録と徒然日記

仕事の合間に旅行、旅行の合間に仕事。
フリーライター・奥井みさきの旅日記と、日々思うこと。
札幌からです。

気動車運転士手帳

2014-09-20 07:41:13 | 鉄道



某日、某所で入手しました。
国鉄時代、気動車運転士が携行していた手帳です(そのまんま)。

表紙に「50.4 (株)総北海納」とあります。
総北海は会社訪問をしたことがある。

それはともかく、昭和50年代に国鉄北海道総局に納品されたものと思われる。

表紙をめくって最初に書いてあるのが「安全の確保に関する規定」。
安全第一が使命の交通機関、その緊張感が伝わってきます。

1.安全は、輸送業務の最大の使命である
2.安全の確保は、規定の遵守及び執務の厳正から始まり、不断の修練によって築きあげられる
3.確認の励行と連絡の徹底は、安全の確保に最も大切である
4.安全の確保のためには、職責をこえて一致協力しなければならない
5.疑わしいときは、手落ちなく考えて、最も安全と認められるみちを採らなければならない

鉄道マンの矜持を感じる文言です。
これによって当時の国鉄は安全を確保していたのですね。

鉄道マン気質も当時と今ではかなり違うのだろうな。
いいか悪いかは別にして。

それはともかく、珍しいものが手に入りました。
ラッキーだったな。
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『OYOYO de 九月祭』、明日開催

2014-09-19 05:10:53 | イベント
OYOYOからイベントのご案内です。

去年8月に『OYOYO de サマフェス』を開催しましたが、
今年は明日、『OYOYO de 九月祭』を開催します。


【開催概要】
・テーマ :OYOYO de 九月祭
・日 時 :2014年9月20日(土)13:00~22:00
・会 場 :OYOYO(まち×アートセンターさっぽろ)
       札幌市中央区南1条西6丁目 第2三谷ビル 6階
      ※東急ハンズの西2軒隣のビル
       http://www.oyoyo16.com/top/about_access/
・入場料 :無料。当日気軽に会場へお越しください。
・企 画 :OYOYOゼミ http://p.tl/AInm
・お問合せ:art@oyoyo16.com

※ブース出店一覧

・古本とビール アダノンキ
    美味しいビールをどうぞ
・詩とパンと珈琲 モンクール
    美味しいパン、私も大好きなお店です
・trois+5(トロワサンク) 
    アンティークとハンドメイドのお店です
・椿かすが(漫画家)   
    大好評の似顔絵!    
・Daisuke Ibi Noise Distraction Creative  
・にゃーむくーへん
    それぞれCD-R、ポストカード、バッジなど
・小春日和
    エビフライのフラちゃん雑貨、小物
・NPO法人 みらい号
    ハンドメイドアクセサリー&犬用の服飾など
・OYOYOゼミ(カフェ&物販)


去年のサマフェスの模様はコチラ
https://www.facebook.com/events/176225389222228/?ref_dashboard_filter=past

皆様のご来場をお待ちしています。
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バスの日(9月20日)、道内の主な行事

2014-09-18 05:37:29 | 交通
9月20日はバスの日です。
この日の前後には全国各地で様々なイベントが繰り広げられます。

そこで私が把握している道内の、主なイベントをご紹介します。
尚、一般参加ができないイベントは除外しています。

毎年札幌などで行われていた“小学生の運賃無料”は札幌では行われません。
今年は室蘭、旭川と根釧地区だけかと思われます。

では、どうぞ。

・札幌地区
   9月21日(日)、イオンモール札幌平岡で「北海道バスフェスティバル2014」を開催
       → http://www.hokkaido-bus-kyokai.jp/pdf/busday2014.pdf
   10月4日~5日、アクセスサッポロで開催の「こどものまちミニさっぽろ」に参加
・じょうてつバス
   9月20日(土)、じょうてつ川沿サービスセンター横で各種イベントを実施
・室蘭地区
   9月20日、小学生以下室蘭市内線バス運賃無料
   「夜の水族館&夜景見学ツアー」無料招待
・旭川地区
   いろいろありましたが、9月6日に終了しています
・十勝地区
   9月26日、バス乗り方教室、路線バス体験乗車、バスツアーなど
・紋別市
   9月20日、氷紋の駅で市民参加のイベント、来場者に記念品
・根釧地区
   9月20日~28日まで、阿寒バス、くしろバス、根室交通の路線バスが小学生以下無料(一部路線除く)
   9月21日、に釧路駅前、根室駅前でノベルティグッズ配布

バスの日のイベント、毎年縮小している気がします。
3年前にはこんなに派手にやっていたのですから。
   → http://blog.goo.ne.jp/okui-m/e/f63b44d54f95247602efeff6e9efeefd

タレントとクイズ大会とかバス営業所への潜入ツアーとか。
それに比べれば今年はなんと寂しいことよのぉ。

“バスの日”のイベント、来年から私にプロデュースさせなさい。
きっと面白いものになるぞ。
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「キマロキ」編成排雪列車(北国博物館屋外展示)

2014-09-17 05:10:57 | 北海道の博物館



北国博物館は旧名寄本線跡地に立地しています。
その元の線路上に展示されているのが「キマロキ」。





これはSLが走っていた時代に活躍していた排雪列車編成で、
全国でここにしかないという珍しい編成です。

全部で5両ありますが、簡単に解説します。

(キ) 9600型蒸気機関車(59601号機)
(マ) マックレー車(キ911号機)
      かき寄せ式雪かき車。線路沿いの雪の壁を崩し線路の上に集める
(ロ) ロータリー車(キ604号機)
      線路上に集められた雪をロータリーで遠くに飛ばす
(キ) D51型蒸気機関車(D51398号機)

(キ)は、機関車の“キ”で、これを総称して「キマロキ」と呼びます。

そして最後尾に車掌車(ヨ4446号車)で、全5両編成です。

除雪は通常、ラッセル車が使われますが、
線路際の雪の壁が高くなるとそれ以上除雪できなくなります。

そのようなときはこの「キマロキ」が出動、
雪の壁を崩しながら排雪をしていました。

昔はこういう苦労をして、鉄道を維持していたのですね。
当時の貴重な産業遺産です。

尚、JR北海道準鉄道記念物に指定されています。
また毎年10月中旬から4月下旬までは雪害防止のため見学できません。

※「キマロキ」はここにしかないということになっていますが、
 小樽市総合博物館にもあります
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名寄市北国博物館

2014-09-16 06:17:17 | 北海道の博物館



名寄市は内陸部の盆地、冬は北海道の中でも寒い。
そこにある市立博物館はその名も“北国博物館”、名は体を表します。

展示は普通の内容です。
解説などもよくまとめられていて見やすい。

しかしそこは“北国博物館”、主要テーマは雪、寒さとその暮らし。

それを館内の展示テーマから拾っていきましょう。
「北国名寄」「暖を取る」「寒さを防ぐ」「雪上を歩く」「雪上を運ぶ」など。

徹底しているのであります。
あっぱれとしか言いようがない。

こういう寒冷地に立地する博物館として、
このような展示の仕方は面白いと感じました

その一方、歴史や開拓について中途半端な解説になっているのも否めない。
産業や交通、教育をいったところももう少し掘り下げてもいいかもしれません。

郷土コーナーにあるのは国の天然記念物である「鈴石」と「高師小僧」。
私はどちらも実物を手にするのは初めて。
鈴石はもちろん、実際に振って音を確かめました。

自然の仕業とはいえ、どちらも不思議なブツですねぇ。

企画展やイベントも頻繁に行われています。
なかなか活動的な博物館だ。

全体には、雪、寒さとその暮らしのテーマ館としてはアリ。
名寄らしい、博物館ではあります。




*名寄市北国博物館

住   所:名寄市緑丘222
開館時間:9:00~17:00
入 館 料:高校生以上200円、中学生以下無料
休 館 日:月曜日、年末年始
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『道内横断、路線バスの旅』と“SUNQパス”

2014-09-15 04:22:17 | 交通
昨日のブログで『道内横断、路線バスの旅』のプランを披露しました。
函館から納沙布岬まで、路線バスだけを乗り継いで行く旅の行程です。

これは昨日も書きましたが函館バスの森社長が提案した、
北海道を『縦断』する路線バスの旅を『横断』にしたものです。

路線バスの旅といえば蛭子能収さんと太川陽介さんの番組が有名ですが、
それを地で行くようなアホな企画ですね。

ところが社長が発表した『縦断の旅』があちこちで、マニアな心に火をつけた。
私を含めこれからコアなマニアがいろいろなプランを発表するぞ。

さて、これを提唱した函館バス社長の真意はどこにあるのか。

私は九州地区の“SUNQパス”にあると見た。
詳しくはコチラ → https://www.sunqpass.jp/index.shtml

これは九州島内と山口県下関市周辺の高速バスと路線バスのほぼ全部が、
一部の船舶も含め乗り放題になるという夢のようなフリーパスです。

発売価格は利用期間などによりいろいろあるのですが、
例えば九州全7県と下関を回るもので3日間が1万円で4日間は1万4千円。

九州全部、4日間バス乗り放題で1万4千円。

さてこれを北海道に当てはめてみましょう。

北海道の面積は九州の約2倍。
この面積の全ての高速バス・路線バスが4日間乗り放題になるとしたら。

このフリー切符を作るとしたら、皆さんなら価格をどう設定しますか?
どう工夫したら北海道の路線バスに今より乗客が増えると思いますか?

高速バスと路線バスを活性化したい、
函館バスの社長が提案した『縦断の旅』には実は、深い意味が込められているのです。

ん?
そこまで深く考えていない?

函館バスの使い勝手の悪いHPを見ると、そうかもしれないなぁ…とも思うけど。
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道内横断、路線バスの旅

2014-09-14 04:48:18 | 交通
12日の道新に、路線バスで北海道を縦断するバス旅の話が出ていました。
函館から稚内まで5日間、運賃は約2万円。

函館バスの森社長がプランを発表したそうですが、実現すれば面白い。

「縦断」があるなら、「横断」もあってよかろう。
そこで私が考えた。

函館から納沙布岬まで7日間、運賃は31,350円。
では、どうぞ。


1日目

函館バス(セ)1250(函館バス)-長万部(タ)1558

2日目

長万部駅940(ニセコバス)-寿都(タ)1042、1055(ニセコバス)-
岩内1203、1400(ニセコバス)-倶知安駅前1444、1725(ニセコバス)-小樽駅前1852

3日目

小樽駅720(JRバス、快速・平日のみ)-JR札幌駅854、札幌(タ)935(中央バス、急行)-
千歳駅前1102、1128(中央バス)-新千歳空港1039、1050(道南バス)-
苫小牧駅前バス(タ)1240、1512(道南バス)-静内駅前1734

4日目

静内駅前920(道南バス)-日赤前1037、1049(JRバス)-様似駅1112、1135(JRバス)-
えりも岬1229、1454(JRバス)-広尾1550、1622(十勝バス)-帯広バス(タ)1845

5日目

帯広バス(タ)743(十勝バス)-陸別1033、1050(北見バス)-北見1224、1310(北見バス)-
美幌1351、1520(網走バス)-網走バス(タ)1614、1705(網走バス)-斜里駅前1807

6日目

斜里バス(タ)810(斜里バス)-ウトロ温泉バス(タ)1100、1230(斜里バス)-
羅臼1320、1650(阿寒バス、平日)-中標津バス(タ)1820

7日目

中標津バス(タ)914(根室交通)-駅前(タ)1051、1100(根室交通)-納沙布岬1144
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美々貝塚(千歳市)

2014-09-13 06:10:31 | 北海道の博物館



新千歳空港からほど近いJR千歳線・美々駅のすぐそば。

今は海から遠い内陸部にありますが、
約6000年前はこの辺りまで海岸線が入り込んでいました。

この近辺では当時の海岸線に沿って多くの貝塚が発見されていますが、
その代表がこの美々貝塚です。

貝塚本体の中心はヤマトシジミで最も厚い層は1.2mに達するそうです。

貝塚は貝殻や獣骨などの他に土器や石器も一緒に出土することが多いのですが、
それらは少ないようで、それがこの貝塚の特徴でもあります。

美々貝塚の一部は建物の中で保存されており、
普段は施錠されていますが隣接する環境センターで借りることができます。





周辺はきれいに整備されています。
案内板なども設置されており、見学する環境としては十分。





それにしても国道から少ししか離れていないのに、秘境感いっぱいの立地。
なぜここに駅があるのか謎にも思えます。

ここが海岸だったとは。
教科書で見た「海進」と「海退」を実際に体感できる、面白い遺跡です。




*美々貝塚

住    所:千歳市美々758
開館時間:9:00~16:00
入 館 料:無料
開 館 日:5月~11月(日祝祭日は鍵の貸し出しはナシ)
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JR北海道、新型特急車両とDMVの開発を断念

2014-09-12 05:40:10 | 鉄道
JR北海道は新型特急車両とDMVの開発を断念します。
開発断念の理由はいずれも、「安全対策」と「新幹線開業準備」のためとしています。

新型特急車両(285系)は“複合車体傾斜システム”と“MAハイブリッド駆動システム”を搭載、
スピードアップと省エネルギーを両立する次世代車両の予定でした。

試作車は川崎重工により今月落成というところまで来ていましたが、
営業運転には投入せず検測車などに活用するとしています。

詳しくは同社のプレスリリースをご覧ください。
    → http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2014/140910-1.pdf

この車両の開発には今まで25億円をかけてきたそうです。

それを試作車完成までこぎつけて中止とは、
同社の技術陣にはさぞや残念なことでしょう。

また道路と鉄道の両方を走行できるDMV(デュアル・モード・ビークル)も開発を断念。
こちらは11日付の朝日新聞朝刊が伝えています。

以前は釧網本線での実験走行などで話題を呼びましたが最近は音沙汰なしでした。
そこに突然飛び込んできた開発断念のニュース。

これはいよいよ、超閑散区間の廃止が現実味を帯びてくるかもしれません。

内部事情はいろいろあろうかと思いますがこの2つのニュースで、
今のJR北海道では新しい取り組みをする余裕が全くないとわかります。

JR北海道はワクワクするものが何もない。
寂しい話ではありますねぇ。

ですがこの技術開発はいつか日の目を見るはず。
その日を待つことにしますか。
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大雨特別警報

2014-09-11 05:34:40 | つらつら思ったこと
札幌市では現在進行形で、大雨が降っています。

「大雨特別警報」も発表された。

北海道では昭和56年(1981年)8月に大きな水害がありました。
あの時は石狩川が氾濫、全道各地に大きな被害が出た。

今回はどれほどの被害が出るかわかりませんが、
人が動き始めるにしたがってさまざまな動きがあるでしょう。

とにかく無理をしない、
命を守ることを最優先に考える。

先日は広島市で土砂災害がありましたが、
同じような被害がどこかで起こりうると考えていた方がいい。

とにかく、今日一日は警戒が必要です。
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