某日、某所で入手しました。
国鉄時代、気動車運転士が携行していた手帳です(そのまんま)。
表紙に「50.4 (株)総北海納」とあります。
総北海は会社訪問をしたことがある。
それはともかく、昭和50年代に国鉄北海道総局に納品されたものと思われる。
表紙をめくって最初に書いてあるのが「安全の確保に関する規定」。
安全第一が使命の交通機関、その緊張感が伝わってきます。
1.安全は、輸送業務の最大の使命である
2.安全の確保は、規定の遵守及び執務の厳正から始まり、不断の修練によって築きあげられる
3.確認の励行と連絡の徹底は、安全の確保に最も大切である
4.安全の確保のためには、職責をこえて一致協力しなければならない
5.疑わしいときは、手落ちなく考えて、最も安全と認められるみちを採らなければならない
鉄道マンの矜持を感じる文言です。
これによって当時の国鉄は安全を確保していたのですね。
鉄道マン気質も当時と今ではかなり違うのだろうな。
いいか悪いかは別にして。
それはともかく、珍しいものが手に入りました。
ラッキーだったな。