奥井みさき、旅の記録と徒然日記

仕事の合間に旅行、旅行の合間に仕事。
フリーライター・奥井みさきの旅日記と、日々思うこと。
札幌からです。

道東大回り、1泊2日 … 標茶駅

2023-09-06 05:09:10 | 北海道の“鉄旅”日記

8月27日

釧路16:32ー(標茶17:23、17:35)ー川湯温泉18:15


標茶駅は構内に鉄道関係の展示物があり、通るたびに気になっていました。
ですが一度降りてしまうと次の列車は数時間後ということでいつもスルーしていた。

今回は標茶駅で12分という短い時間ながら停車するので、それを利用し下りてみました。

まず目につくのが1897年12月にイリノイ社(アメリカ)で製造された古いレール。
これは1999年まで摩周駅で使われていたという代物。

イリノイ社のレールは1895年~1901年まで輸入されていたということですが道内ではあまり確認されていないという。
道外でレールとして使われたものがやってきたものが多いのだそうで、
これもそのなかの一つなのでしょう。

「道東の鉄道発祥の地」の碑もあります。

1887年に道内2番目の鉄道として標茶ー跡佐登(あとさのぼり)間の鉄道が開通しました。
硫黄山での硫黄鉱山のために安田財閥の創始者・安田善次郎が開通させたもので、「安田鉄道」と呼ばれていました。

この鉄道は資源の枯渇などにより1896年に営業休止になりました。
1927年、釧路ー標茶間に釧網本線が開通し、この地に再び鉄道が走り始めています。

最後に、駅舎の全景。

趣のある素敵な駅舎ではないですか。
「驛」の文字が渋いな。

一度降り立ちたいものです。

さて、今宵の宿へ。

コメント (8)
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