自民党の政権奪還、絶対有り得ない。結論から言うと、政界再編しか生き
残る道・方途はない。政策通でもスマートさが有っても迫力がない自民党総裁
の谷垣禎一氏ではガバナンス・統率力は皆無であるし古老、中堅、若手等々を
纏めきれない。国民も醒めた眼で観ていて、又か?・・・と蚊帳の外でしか関心
はない。政権復帰は絶対、有り得ない。古い体質のままの自民党では関心度
も低く最低である。国民は外野で様子眺めである。解体が順当な解決策だ。
“健全保守”(日本の政治風土)が「日本のDNA」だと、今だに、思い込んでい
る方々も居るが、時代は激変した。そう思い込んでいる輩は正にKYの典型
だ。日本も“チェンジ”のキーワードを標榜する時期が到来したと自覚すべき
だ。・・・自民党支持者よ!目覚めよ!世界は激変している。内部の自己変革こ
そ生き残る道だと頭を切り替える事だ。“解党的出直し”が党再生の唯一の方
途である。例を挙げよう。・・・
○領袖・古老が敗北の総括をしないまま若手の突き上げに甘んじている不甲
斐なさが決定的再起不能の要因である。
○総裁の谷垣禎一氏では、政策通とか、力量とか、人柄とか、等々で、ほんと
に党内を纏めきれると思っているのか?・・・バラバラの党内を纏める馬力に
欠ける。ガバナンスが皆無。だから超疑問である。
○世代間対立が顕著で谷垣総裁の政治力では収束できない。リベラル派の谷
垣総裁と保守派の安倍元総裁・総理等々では相容れない確執と亀裂があ
る。
○公明党との連携が見込めない事情になった。
○その他、・・・政権奪還、政権復帰が絶望的なのは、野党に転落したが故に
政党交付金・政党献金等が超減少した事が政治奪還を困難にしている。党
の借金も<60億円>有る。返還の見通しも無い。あまつさえ、かつての党
内論客の舛添氏や石茂氏も情熱が醒めているとの憶測が飛んでいる。・・・
そういう諸々の要因が政権奪還を絶望視している。再起不能が囁かれる決定
的要因である。捲土重来は絵に描いた餅になる可能性大である。“二大政党
制”が、この日本に根付くのも遠のいた感を強くした。