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アーミテージ報告と日米と中国との未来構築!

2007年02月26日 | Weblog

2,000年の「アーミテージ報告」は01年に発足した現ブッシュ政権の対日政策の基調となった。即ち「対日・アジア戦略」の基となった。今回の「アーミテージ・リポート」はその改訂版にあたる。前回、同様、今回も日米同盟を基軸に据えて<対アジア戦略>をどう構築するかにその意義がある。不安定の弧でも特に中国(とインド)の軍事的・経済的台頭をどう牽制し対アジア戦略を最新に構築していくかに狙いがある。今回も日米が同盟の磐石の体制を堅持しその基盤の上に「懸念すべき態様」を3点挙げている。・・・

1.米1極によるアジア支配

2.米中共同管理構想

3.日米対中国の2極対立

中国、ロシア、インド等の大国が資源エネルギー渉猟に世界を席捲している現実に食指のまま座視しる事は出来ない。台頭しつつある「ナショナリズム」にも懸念材料が噴出する。かかる現状に如何に対処するか、対アジア戦略に米国は再編を迫られている。

1.米国1極によるアジアの秩序維持・支配は最早、不可能だ。

2.米中共同管理構想は民主主義の自由と人権の標榜と1党独裁の相反する思想の鬩ぎ合いで結果的に近い将来、懸念材料が噴出する可能性があるが、軟着陸の模索の余地も残されている。

3.日米対中国の2極対立は中国やアジア諸国にとって困難な選択を迫る事になる。

しからば、よりベターな方策は何か 価値観(民主主義の自由と人権等・・・)を共有する日米が基軸になり如何にして思想的に対極にある中国を最良の方向に軟着陸させかに懸かってはいるが、日本と米国と中国が対等のスタンスで良好な協調的関係を構築する事に尽きる。先のアーミテージ報告時は台湾問題や尖閣列島問題で相互に警戒感を募らせていた。日米同盟が強固に成れば成る程、中国は<中国包囲網>と受け取り一層の警戒感を募らせた。前回から今日までの7年間に世界情勢は激変した(特にアジア・東北アジア<北朝鮮問題>)。・・・先の6カ国協議では議長国として中国は重大な責任を背負い、その解決に奔走した。成功に導いた(途上にあるが)事は衆知のことである。靖国問題で懸念材料も日中間にはあるが例の「戦略的互恵関係」を確認しあっている。日米中の信頼関係が今後の成り行きを左右するが、疑心暗鬼が払拭された訳ではない。中国の軍備拡大、資源エネルギー渉猟、宇宙軍拡、国防政策の不透明等々・・・、懸念材料は山積している。前途は困難が予想される。かかる現状に相互のステークホルダーとして暫時、前進させていく以外に方途はない。今回のアーミテージ報告の意図は遠大で、インド、オーストラリア、ベトナム等も巻き込んで中国と互恵関係を構築していく事も視野にある。風聞によると次期米国大統領選にも狙いがあるという。民主、共和、どちらが政権を奪取しても米国の世界・アジア戦略は不変であるとのスタンスである。日本はアーミテージ報告を日本独自の視野で受け止め今後の対アジア外交に生かすべきである。・・・

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