世界一健康長寿のニライの風来坊

豊饒を齎す理想郷は海の彼方の蓬莱島!ニライの島夢郷!!その桃源郷を求めて南の風来坊は今日も迷走する。

臨時中止 に疑念 核施設稼動の合意 6カ国協議

2007年02月14日 | Weblog

6日間の協議で大まかな合意に漕ぎ付けた。北朝鮮の核問題の6カ国協議は初期段階の措置で難航を極めたが昨日13日に合意文書が採択された。主な合意内容は・・・

1.60日以内に核施設の稼動を停止する

2.IAEA(国際原子力機関)査察官の復帰

3.重油5万トン相当のエネルギーの支援(日本を除く4カ国)―北朝鮮へ― 但し日本は<拉致問題>が解決しないかぎり支援しない。―昨日の安倍首相の国会答弁で表明―

4.5つの作業部会を設置する。30日以内に初回の会合を開催する

○朝鮮半島非核化

○米朝国交正常化

○日朝国交正常化

○経済エネルギー協力

○北東アジアの平和と安全のメカニズム

初期段階の措置として以上を合意し次回の6カ国協議は3月19日とする事も決まった。これからが正念場である。なにしろ過去に合意した協議事項等をいとも簡単に反故にした経緯があるからである。昨日の北朝鮮の朝鮮中央通信でも核施設の稼動停止をわざわざ<臨時中止>と放送した。疑念が生じるのも当然である。北朝鮮を除く5カ国が100万トンの支援を、初回5万トンとし進捗状況によって暫時、合意の達成度合い(核施設の「無能力化」まで)に応じて残りの95万トンを支出するとした事は賢明な処置である。5万トンを担保に用心深く履行状況を観て支出する。100万トンは4カ国で平等に分担して支出する。4カ国は25万トンずつ支出、金額にして90億円(100万トンで360億円。360億÷4=90億)である。日本の支援は他の方法でやると安倍首相は国会で答弁したが、どういうカタチで支援するのかは不透明である。拉致問題には一定の理解は示したものの日朝間の問題だと、米国を除く3カ国は醒めた眼で観ている。ひとり日本だけ蚊帳の外におかれはしないか危惧される。もし孤立でもすれば元も子もない。4カ国が支援するから日本の支援はいらない、と北朝鮮が突っぱねたら日朝間交渉は有り得ない。日本の最大の懸案 「拉致問題」も6カ国で合意した5作業部会の一つ「日朝国交正常化」の協議の俎上で解決することになる。北朝鮮は<拉致問題は解決済>との態度は崩してない。その主張に日本はどう対峙し解決に漕ぎ付けるか力量の見せどころである。拉致問題に関しても4カ国は日本の立場を理解し、支援も日本を除く4カ国で分担すると表明している。―安倍首相の国会答弁―。次回からの日朝の協議では慎重に相手の出方を観て透徹した外交手腕で交渉し平和裡に解決してもらいたい。これからが日本外交の正念場である。今後の成り行きを全国民は見守り、注視している。・・・

付記:金正日総書記が本気で<核の放棄・廃棄>を決断するか誰も断言できない。そのことが危惧される事である。

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