世界一健康長寿のニライの風来坊

豊饒を齎す理想郷は海の彼方の蓬莱島!ニライの島夢郷!!その桃源郷を求めて南の風来坊は今日も迷走する。

官僚と闘う 竹中流戦略・方途 を支持する!

2007年02月21日 | Weblog

小泉劇場の終焉で政界はサプライズが無くなり面白味がなくなった。魅力が無くなった。自民党を敵に回し、あえて抵抗勢力を意図的にターゲットにして張り合った小泉流手法・・・。単発!ワン・フレーズで単純明快で分かりやすさを演出し政治をワイドショー化した。その手法の是非は問わない。政治を国民に解放し惹き付けた功績?を、讃えたいのである。その影の演出者が他ならぬ竹中平蔵氏である。小泉前首相の大胆不敵な言動の源泉に竹中氏の存在があった。次のサプライズは、と何を言い出すか期待する様になった。安倍政権はどうか、 やる事、成す事が全て裏目に出た。勤勉実直なるが故に正攻法の手法が面白味に欠けた。無党派層は言うに及ばず意識層も政治離れの現象を呈してきた。小泉亜流・同質的スタンスでもいいから政治への集約力が高まればと思い探索していた矢先に「Voice3月号」に元閣僚の竹中平蔵氏の『官僚をねじ伏せるケンカ術』が投稿されている。一気に読んだ!うーん!これだ!! 安倍政権に必要な喫緊の手法はと、藁をも掴む思いで、全閣僚に是非、読んで実行してほしいと思った。今日のブログに選んだ由縁である。・・・端的にいうと改革を推進するのに既得権益を死守する官僚の抵抗が最大の障害になる。そこで編み出されたのが「竹中流戦略のケンカ術」である。

趣旨は【官僚がいる→(官僚の背後に)族議員がいる→(族議員の背後に)→(既得権益をもった)業者と個人がいる。それらが一丸となって<改革を阻み反対する>】

そういう構図が出来上がっている。この一連の悪の連鎖を断ち切る事から改革はスタートする。単純明快である。氏の推進する・・・

●『改革を進める4つのプロセス』・・・

○第一は「アジェンダ(議事日程・議題)の設定」、

○第二「アジェンダに基づく基本方針の決定」、

○第三は「制度設計を行い法制化する」、

○第四は「合意形成」

である。それに基づく具体的手法が述べられている。・・・官僚にしてみれば上司の大臣や閣僚は「お客さま」で短期間の腰掛を温める存在である。長くて3ヵ年。平穏無事に過ごしてくれる方がいちばん有り難い。官僚がいちばん喜ぶのは大まかな方針だけ決めて後は実務家の俺たち官僚に任せて欲しいというのが本音である。好き勝手な事が自由にできるからである。理想論をぶち上げる大臣も彼らからは喜ばれる。「改革の実現が不可能」だからである。竹中語録に「戦略は細部に宿る」等の事例が数多ある。戦略細部の手法がVoice3月号に事細かく記述されている。是非、参考にしてほしい。官僚と政治家の見事なバトルが活写されて明快・明解である。胸のすく思いがする。近年、稀に観る論考である。抽象的理想論ではなく実践的実務的即戦力の手法が端的に述べている。素人が読んでも面白く理解できる。一読を薦めたい。「裏部隊の重要性」とか「諮問会議は議論する場ではない」、「<完全民営化>と<完全に民営化>の違い」等々・・・個々人のスキャンダルに持ち時間をフル稼働する(竹中氏の意を汲んでの解釈、政治倫理の重大な問題を孕んでいるのだが)よりも「あくまで<政策>を主戦場とせよ」等の語録がある。参考になる論考である。安倍晋三内閣の今後の方策に注目していきたい。・・・

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