世界一健康長寿のニライの風来坊

豊饒を齎す理想郷は海の彼方の蓬莱島!ニライの島夢郷!!その桃源郷を求めて南の風来坊は今日も迷走する。

グローバリゼーションとナショナリズムの相関関係!

2007年02月22日 | Weblog

「グローバリゼーション」の言葉は国家や国境を越えて物流が自由に移動する地球規模の様態を表す言葉だった。1,990年代以降の多国籍企業の活動による経済のボーダスレ化や衛星放送、インターネットによる情報の普及を称して<グローバリゼーション>というようになった。いうところの「ワシントン・コンセンサス」で実質的な<アメリカ化>である。経済が先行した為、負の結果として経済競争による国家間、国内の<貧富の格差>が拡大した。その証左が2,001年の G8イタリア・サミット による大規模な市民デモである。――反グローバリゼーションの左右両派――即ち労働力と資源で生み出された商品、サービスが国境を越えて自由に移動した結果、「世界の均質化」を齎(もたら)した。当然、反動として「反グローバリゼーション」が台頭してくる。綿々として築いてきた祖国の、祖先のアイデンティティーに関するその国の、地域の、<伝統文化が破壊>される可能性である。この様に「反グローバリズム」にも両派があって左派は「環境破壊と経済・社会的格差」の主張であり、他方、右派は「国家や地域の伝統文化の破壊」を阻止する "ナショナリズム" の立場からの<反グローバリゼーション>である。この様な「グローバリゼーション」を先導しているのが「米国政府、国際通貨基金(IMF)、世界銀行」で自由主義の拡大・敷衍と世界経済の均質化の推進である(<ワシントン・コンセンサス>による「アメリカ化」)。・・・標語「<グローバルな思考>と<ローカルな行動>」は グローバリゼーション の二面性の表現・・・。翻って冷戦が終結しその構図がくずれた1,990年代以降は「グローバリゼーション」と「ナショナリズム」の二大潮流となった。その関係は表と裏の関係にある。「グローバリゼーション」は<国家・国境を否定した世界の均質化>であり 伝統文化や地域の否定 である。その対極に 国家の権益、自己の生活権益、伝統文化の擁護 がある。卑近な例では<ネオナチ>の再来が典型。<ナショナリズム>には「侵略型」(アメリカの新保守主義による)と「防衛型」(国、地域社会をグローバル化から防衛する)、「地域型」(地域共同体を保守する思想)に類型化できる。 ナショナリズムの<共通項>は「他民族、他の地域共同体の住民とその文化を排除する思想」であり、例の「民族浄化」が最悪の例である。「大量虐殺」に繋(つな)がった。近時のイスラム原理主義によるテロ行為も一種の西欧文明に対する<ナショナリズム>と観る事ができる。・・・日進秒歩にグローバル化する過程で生ずる「新ナショナリズム」の台頭を牽制し警戒感を堅持して阻止する運動を展開しなければならない。喧騒怪奇な世相を観るにつけ複雑な心境で座視するスタンスを執ることが精一杯のささやかな抵抗である。・・・日本にとってのかつての負のイメージが付き纏う「国家主義」のイメージを想起しながら・・・

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