小沢効果 対 小泉翳り 顕現！

伯仲 大接戦を演じた千葉７区の衆院議員補選を僅差（９５５票差）で民主党の弱冠２６歳の太田和美氏が制した。その意義は、あらゆる面で大きい。小泉劇場の終焉。小泉求心力の翳り。ポスト小泉の有力候補の変更？及び混沌。小泉改革の是非。等々・・・。選挙戦現場の感触は？・・・自公民は小泉劇場さながらの再現！大物・有名・高名の総出演で派手に演出。Ｅメール問題の慢心・奢りを忘れたかの様な街頭・車両上からの演説、とテレビでお馴染みの面々がフェイスtoフェイスで直に大声で小泉改革の総仕上げを訴えた。対して民主党は商店街、路地裏、自公民の支持層の弱い地盤を無党派層をも取り込む自転車戦術で小沢流の足で稼ぐ選挙戦で挑んだ。国民は小泉構造改革の行詰りに諦観に似た絶望感を抱いていた矢先に民主党の新代表 政治のプロの小沢氏が登場してきた。国民は小沢氏の未知の剛腕に期待感を抱いた。そこを上手く突いて訴えた。曰く、小沢氏「当選していただけるならば、必ず来るべき参院選、衆院選で民主党政権を実現させてみせます」。菅氏「これが新しい小沢民主党です。日本政治の新しいページを開いてほしい」。鳩山氏「日本全体を丸ごと取り換えよう。政権交代なくして真の構造改革はない」。と訴え勝利への方程式をまっしぐらに驀進した。その結果が今回の選挙で如実に表明された。・・・弾みをつけた民主党は後半国会に例の４点セットを再燃させる事、必至。格差是正、官製談合入札、耐震偽装問題、憲法改正案問題及び関連国民投票法案、教育基本法改正案、国連関連安全保障法、日米同盟・日韓・日中・靖国問題・拉致問題等の外交問題等々・・・と山積する深刻な日本の現状の課題に果敢に挑み解決する事を公約、実現する決意を表明した。小泉首相の任期満了の９月までの国会論戦に眼が離せない。注視したいと思う。・・・
付記：フィーリング的「選挙戦術」で国政を任す選良を選出するのではなく(従来の在り方を踏襲せず)今後は真の日本国の方向を決する『政策』で決める選挙にするべきである、と思う。私達国民は慧眼を持って選良を決めていきたい。